ニュース

PayPay、出金できる「PayPayマネー」を追加へ。4つの“残高”に整理

スマホ決済サービスの「PayPay」は、PayPay残高に含まれる名称を整理する。新たにこれまでPayPayで不可能だった「出金(払い戻し)」に対応する「PayPayマネー」を9月30日以降に追加するほか、これまでの「PayPayライト」なども名称を変更。有効期限の一部無制限化なども行なわれる。

これまでは、送金可能で有効期限5年の「PayPayライト」、送金不可で有効期限2年の「PayPayボーナス」、送金不可で有効期限60日間の「PayPayボーナスミニ」の3種類を用意し、銀行からのチャージではPayPayライト、キャンペーン還元ではPayPayボーナスを付与といった運用がなされてきた。

ここに新たに、“出金”ができる「PayPayマネー」を追加。PayPayライトは、「PayPayマネーライト」に名称変更し、有効期限は5年から無期限に変更する。PayPayボーナスは、名称はそのままだが、有効期限を撤廃。PayPayボーナスミニは、60日間という使用期限はそのままで名称を「PayPayボーナスライト」に変更する。

  • PayPayマネー:PayPayへのYahoo!マネー事業の統合以降(2019年9月30日予定)に、所定の本人確認の手続きを済ませたユーザーが利用可能になる。払い出し(出金)ができるPayPay残高。銀行口座などからチャージした残高は、「PayPayマネー」になる
  • PayPayマネーライト:銀行口座等からチャージした残高(PayPayマネー導入前)、「ヤフオク!」の売上金チャージによる残高。有効期限は無制限。残高を送る機能やわりかん機能あり。払い出し(出金)は不可
  • PayPayボーナス:特典やキャンペーン等の適用に伴い、進呈される残高。有効期限は無制限
  • PayPayボーナスライト:特典やキャンペーン等の適用に伴い、進呈される有効期限が短い残高。有効期限は付与日から60日間

なお、9月30日予定のPayPayマネー導入後に銀行口座チャージを行なう場合、本人確認が済んでいると残高は「PayPayマネー」に、本人確認していないと「PayPayマネーライト」になる。すでに保有しているPayPayライト(マネーライト)がPayPayマネーに変わることはない。