たのしいAQUOS PHONE

「書」メモで一目瞭然!な手書きメモ入りスクリーンショットを作成

2014-09-09 Reported by 法林岳之

スマートフォンは、パソコンなどと同様のデジタルツールのひとつ。だから、基本的に扱われる情報はすべてデジタル化されているわけだけど、アナログ的な使い方ができないわけではない。そのひとつが手書きメモだ。

たとえば、友だちや同僚、上司、部下などに何かを伝えたいとき、Webページに載っている情報であれば、URLをメールやメッセージなどに貼り付けるだろうし、地図なら位置情報のリンクを伝えたり、スマートフォンで現場の写真を撮って、メールに添付することもできる。

ただ、メールやメッセージ、リンクだけでは、うまく要件が伝わらないときもある。たとえば、Webページの見て欲しいところ、写真でチェックして欲しい特定の部分などを文章だけで伝えるには、「画面中段の右側の列の〜」「写真中央の基板の左下にある〜」みたいな文言を付け加えて、説明するしかない。

ところが、AQUOSスマートフォンに搭載されている「書」(かく)メモを使えば、表示されている画面をキャプチャして取り込み、そこに自由に文字や線を書き加えることができる。たとえば、だれかに地図を送って集合場所などを伝えたいとき、相手が知らない土地の地図だと、そのままでは説明不足。そこで、地図を「書」メモでキャプチャして、そこに目印やルートを書き込んで、相手に要件を伝えることができるわけだ。

「書」メモで手書きメモすれば、文章では伝えるのが面倒な内容でも一目瞭然

使い方としては、ブラウザや地図などのアプリを起動し、書き込みたい画面を表示する。続いて、画面最下段のナビゲーションバーの[アプリ使用履歴]キーをタップすると、クイックランチャーが表示されるので、[お気に入り]タブをタップし、表示された一覧から[「書」メモ]をタップして、アプリを起動する。はじめて起動したときは、「書」メモのガイドが表示されるので、[OK]をタップする。AQUOS PAD SH-06Fにについては、ナビゲーションバーの右端に表示されているエンピツのアイコンをタップすると、画像を取り込むことができる。

メモをとりたい画面で、クイックランチャーから「書」メモを起動

初回は使い方解説が表示される

「書」ノートで画面を取り込むと、画面下段に「筆箱」と呼ばれるパレットが表示される。この筆箱から描画に利用するペンやマーカーの種類を選んだり、ハサミを選んで特定のエリアを切り抜いたり、スタンプを選んでキャプチャした画面に押すことができる。こうして作成した「書」メモのデータはJPEG形式、もしくはPDF形式のファイルとして保存したり、共有できるので、よりわかりやすい形で相手に情報を伝えることができる。

筆箱からさまざまなツールを選んで利用できる

メモした画像はJPEGもしくはPDFで共有できる

また、AQUOS PAD SH-06Fには手書きメモを取ることができる[「書」(かく)ノート]というアプリも搭載されている。「書」ノートは1日/1週間/1カ月単位のカレンダーに加え、1日単位のノートが利用できるアプリで、手書きでメモを書いたり、ボイスメモで音声を録音して、メモに貼り付けることができる。

SH-06Fでの手書き入力は指先でも十分に可能だが、より快適に使いたいのであれば、NTTドコモがアクセサリーとして販売している「スタイラスペン SH02」(参考税抜き価格:1300円)や市販のタブレット用ペンを使うのもおすすめだ。

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法林 岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話やスマートフォンをはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるWindows 8.1」をはじめ、「できるポケット docomo AQUOS PHONE ZETA SH-01F 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるゼロからはじめるタブレット超入門 Android 4対応」「できるポケット au Androidスマートフォン 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるWindowsタブレット Windows 8.1 Update対応」など、数多く執筆。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。ホームページはこちら