たのしいAQUOS

「誰でも手軽にキレイに撮れる」AQUOSのカメラ機能を使ってみよう

2015-02-13 Reported by 法林岳之

高画質なだけじゃない、機能も豊富なAQUOSのカメラを使いこなそう

AQUOSスマートフォンに搭載されているカメラは、誰でも手軽にキレイな写真を撮影できるように進化を遂げてきた。カメラ付きケータイを生み出したシャープだけに、「誰でも手軽にキレイに」というこだわりは、最新のモデルに搭載されている機能にもしっかりと受け継がれている。

たとえば、昨年のAQUOSスマートフォンに搭載され、好評を得ている「フレーミングアドバイザー」は、人物や風景などの被写体を認識し、それぞれのシーンに合わせた構図(フレーミング)を画面上でアドバイスしてくれるというもの。以前にもAQUOS Watch+で紹介したけど、2014年冬春モデルでは料理の写真を撮るとき、しっかりと被写体に寄って、美味しそうな写真を撮影できるように進化している。

フレーミングアドバイザーはファインダーのアイコンをタップすると表示され、普段は[オート]のままでも大丈夫だけど、ちょっとカッコいい写真を撮りたいというときは、[人物1][人物2][フィボナッチ1][フィボナッチ2][料理1][料理2][料理3][三分割][黄金分割交点][十字+日の丸][三角形1][三角形2][黄金分割]のいずれかを選んで、撮影してみよう。それぞれの設定に合った内容は画面にも文章でガイドが表示されるので、いろいろ試してみると写真を撮る面白さが拡がってくるかもしれない。

フレーミングアドバイザーを使って料理も「おいしそうに見える」構図をガイドしてもらえる

また、逆光などのシーンで有効な「HDR」も便利な機能だ。明暗差のあるシーンで複数枚を撮影し、明るいところに合わせた写真と暗いところに合わせた写真を合成することで、明るいところも暗いところもしっかりと写った写真を撮ることができる機能だ。

HDRはスマートフォンのカメラで標準的な機能になってきたけど、従来のHDRは露光を変えて複数枚撮影した写真を合成していたために、被写体の状態によっては合成ズレが起きる場合もあった。でもスマートフォンAQUOSの「リアルタイムHDR」は、一度の撮影で処理を行なうため、合成時のズレや欠けが起きる心配がない。

2014年冬春モデルではHDRの設定を必要に応じて切り替えるのではなく、「AUTO」に設定しておけば、撮影シーンに合わせて、自動的にHDRが切り替わるようになっている。普段から、HDRをAUTOに設定しておくのがおすすめだ。

HDRオフにして手前のオブジェにフォーカスして撮影。窓の外の明るい部分が白飛びしてしまう

HDRをAUTOにして撮影。手前の明るさを変えずに窓の外も写し出せた

そして、新たに追加された機能で、ここ一番というタイミングで使いたいのが「HQ(高品位)モード」と「背景ぼかし」だ。まず、「HQ(高品位)モード」はHDRと同じように、一度に複数枚を撮影して、通常の撮影よりもブレを抑え、ノイズを抑えた写真が撮影できるというもの。ファインダーの機能アイコンが表示された状態で、[HQ OFF]と表示されていたら、そこをタップして、「HQ」に切り替われば、準備完了。そのまま撮影すれば、解像感のあるクッキリとした写真が撮影できる。旅先などで、きれいに残しておきたい思うようなシーンに出会ったとき、ぜひ使いたい。

HQオフでの撮影

HQオンでの撮影。全体的にノイズ感が減ったほか、彩度も上がっている

上のHQオフの写真を原寸で切り出してみた

こちらはHQオン。文字部分のノイズ感が減っているのがわかりやすい

もうひとつの「背景ぼかし」。一眼レフなどで撮影した写真で、背景がぼけているのに、被写体がクッキリと写った写真をよく見かけるけど、これをスマートフォンのカメラで実現するのが「背景ぼかし」。撮影モードで「背景ぼかし」を選んで撮影すれば、撮影後のプレビュー表示で、どの位置をぼかすか、どれくらいぼかすかを変更することが可能だ。なかでも奥行のあるシーンで撮影するときは、ぼかす位置を変更して、写真の変化を楽しむことができる。アクセサリーやグラス、ケーキなどのスイーツ、花、小物など、ちょっと小さめの被写体を強調した写真を撮りたいときにもおすすめだ。

ぼかしの度合いはあとから調整することができる

タップするだけでぼかしの位置を変更することも可能

AQUOSスマートフォンのカメラは、標準設定のままでも手軽にキレイな写真を撮ることができるけど、撮影モードを変更したり、設定を変えることで、もっといろんな写真を撮ることができる。

また、シャープはスマートフォンAQUOSで撮影した写真を例に、カメラの機能や撮影ノウハウが紹介する「PHOTOSHOW」を開設している。こちらもチェックすることで、もっと撮影が楽しくなりそうだ。ちょっと余裕のあるときは、新しい機能を使って、今までと少し違った写真を撮ってみては?

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法林 岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話やスマートフォンをはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるWindows 8.1」をはじめ、「できるポケット docomo AQUOS ZETA SH-01F 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるゼロからはじめるタブレット超入門 Android 4対応」「できるポケット au Androidスマートフォン 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるWindowsタブレット Windows 8.1 Update対応」など、数多く執筆。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。ホームページはこちら