こどもとIT

内田洋行、教育コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」上でScratchテキストを無償配信

内田洋行は、2017年12月13日、教育コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」から、2020年度のプログラミング教育の必修化に向け、新たな教材「Scratchテキスト」の無償配信を行うと発表した。

無償配信する「Scratchテキスト」は、テックプログレス社が開発した教材で、子ども向けプログラミング言語「Scratch」を、ゲーム作りを通して学ぶためのもの。テックプログレス社が展開する子ども向けの習い事教室の現場で延べ1万時間以上かけて作成された。

全10回分の授業に対応した約100ページ分が収録されており、プロジェクターでスクリーンに投影して使用することもできる一方で、印刷・配布すれば子どもが1人で読んで進められるテキスト構成となっている。

Scratchテキストの「定義を使ってみよう」
EduMallのScratchテキストダウンロード画面

EduMallは、32社から提供されるデジタルコンテンツ約1150タイトルの中から、学校が要望に応じて選び、年間契約で効率的に利用できるコンテンツ配信サービス。ここ数年導入が進んでいるデジタル教科書についても、ほぼすべての小学校および中学校のデジタル教科書を取り扱っている。

内田洋行は今回の配信により、2020年のプログラミング教育必修化に向けて、EduMallを利用している学校へのサービス向上を図るとともに、さらなるEduMallの利用拡大と付加価値向上を強化するとしている。

池辺紗也子