こどもとIT

マイクラのワールドやツクールのゲームは対象外! ガチのプレイアブルゲームで競う日本ゲーム大賞U18部門、決勝はTGS 2018

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、2017年11月12日、都内において、日本ゲーム大賞U18部門のキックオフシンポジウムを開催した。その名の通り、18歳以下を対象とした日本ゲーム大賞であり、他のカテゴリとは異なり、作品のテーマを設けていない。

日本ゲーム大賞U18部門のキックオフシンポジウム

応募資格は2000年4月2日以降生まれで、日本国内在住者であることが条件。応募作品数の制限はなく、グループでの応募も可能で、人数制限はないとのこと。グループを構成する全員が上記の応募資格を有している必要があるが、同じ学校に所属している必要はない。ただし、予選ならびに決勝でプレゼンテーション発表できるのは最大3名までとなる。

応募に際しては、まずオフィシャルサイトからエントリー(無料)を行なう必要がある。応募の受付自体は2018年3月1日~4月30日を予定しており、受付時期にエントリー者に対して作品応募に関する情報がメールで連絡され、応募者の情報や作品のデータ、プレイ映像、作品紹介コメント、操作方法などをアップロードするという流れになる。応募者情報(チームの場合は代表者の情報)のみでエントリーはできるので、まずは作品作りを始める前にエントリーだけでも済ませておこう。

応募作品で注意が必要なのは、単体で実行できるものに限るという点だ。具体的には、WindowsのEXE形式、macOSのAPP形式、もしくはWebブラウザ上で動作するHTML5(.htmlや.js)形式、AndroidのAPK形式などになる。オフィシャルサイトの「よくあるご質問」にも「他者製アプリケーションに読み込ませて実行するデータファイルでの応募は対象外となります。データを実行するための、実行用他者製アプリケーションの同梱も、対象外となります」とあり、ツクールのようなゲーム作成ツールやScratchなど実行環境が別途必要になるゲームや、マインクラフトのワールドのデータなどは対象外ということになる。

また、権利関係についてもクリアしていることが前提であるなど、レギュレーションについてはストイックなものになっている。オフィシャルサイトにはスケジュールや詳細な規定が記されており、エントリーと同時によく目を通しておくとよいだろう。

オフィシャルサイトで詳細なスケジュールや募集要項が確認できる

キックオフシンポジウムではトークセッションも用意されており、現役のクリエイターたちの話を聴けるとあって、U18勢の姿も多く見受けられた。ポイントとしては、各年代のクリエイターがいたというところだろう。スクウェア・エニックス時田貴司氏(50代)、グリー下田翔大氏(30代)、DeNA古川貴士氏(20代)と世代を分けたメンバーだった。トークセッションの話題はゲーム業界に入ったきっかけや関わった作品のほか、収入にまで及び、客席の反応を見ているようでもあった。

スクウェア・エニックス 時田貴司氏
グリー(GREE) 下田翔大氏
ディー・エヌ・エー(DeNA) 古川貴士氏
ゲーム制作の姿勢について、「悪だくみ」「お金が振り込まれる」「お客さんの声」「恐れない」など、いくつかのキーワードで各クリエイターが語った

また、専修大学 ネットワーク情報学部 准教授 藤原正仁氏によるセッションでは、「ゲーム作りで身につく将来キャリアの可能性」と題して、物作りだけでなく、勤務時間や収入といったものにまで話が及んだ。業界の説明会的ではあるものの、子供のスポンサーである親御さんの説得材料としては重要なものだ。学歴の話では、ゲームと関係ないような学部であっても、ゲームに役立てることができるとの話題もあった。

ゲーム開発者の勤続年数別平均給与、比較的高い給与水準にあることがわかる
ゲーム開発者の技能習得方法の割合、独学の割合が目立つ
ゲーム開発者の平均勤務時間
ゲーム開発者の最終学歴

トークセッション会場の外には、クリエイターとのトークブースも用意されていた。そこで真剣に話し合うU18勢の姿は、たいへん楽しそうであり、印象に強く残っている。

憧れのゲームクリエイターと真剣に話し合うU18勢

編集部