Stripe、JCBの多通貨決済に対応　100以上の通貨で決済可能

Stripeは、日本の事業者向けにJCBカードの多通貨決済を提供開始した。100以上の通貨でJCBカード決済の受け付けが可能になり、売り上げは自動的に日本円へ換算されて指定口座に入金される。

背景には、越境ECの拡大や事業の海外展開、インバウンド需要の高まりがある。海外からの日本製品やサービスの購入が増える一方、多通貨決済に対応できないと機会損失につながり、会計や資金管理でも追加の手間やコストが発生しやすい。このため、多通貨対応の決済ソリューションが求められている。

多通貨対応により、事業者側は円建て以外の通貨での販売を行ないながら会計・資金管理を簡素化できる。また、JCBカード会員も国内外で自国通貨での決済が可能となり、為替手数料などの追加負担なく表示価格のまま支払えるため、より気軽に越境製品やサービスを購入できるようになる。