PayPay残高でカード払い　審査なしの「PayPay残高カード」開始

PayPayは、PayPayアプリ上で発行して、オンラインのクレジットカード加盟店で利用できるバーチャルカード「PayPay残高カード」を提供開始する。PayPay残高をVisaのオンラインの加盟店で利用可能になるため、クレジットカードを保有せずに、PayPay残高でオンラインショッピングができる。

「PayPay残高カード」はVisaのクレジットカードが使える加盟店での利用が可能となるバーチャルカード。ただし、リアル店舗では使えず、ネットショップ等の「オンライン限定」のカードとなっている。 利用可能なユーザーは順次拡大。PayPayアプリの最新バージョンが必要となる。

決済額は「PayPay」の「PayPay残高」「PayPayポイント」を利用できる。また、PayPay残高カードの決済も「PayPayステップ」のカウントと、ポイント付与の対象になるため、PayPay未導入のオンラインショップで、PayPay残高カードを利用してPayPayポイントを貯められる。

なお、オンライン限定となるほか、海外の事業者が提供するオンラインショップやウェブサイトでは、一部を除き利用できない。また、国内Visa加盟店の中でも一部利用できないオンラインショップやウェブサイトもある。

クレジットカードのような審査は不要。そのため、クレジットカードを持っていない若年層も、PayPayを使っていればオンラインでのカード決済ができるようになる。保有している「PayPay残高」を超える決済ができないため、使いすぎが心配なユーザーもより安心してオンラインでの買い物に活用できるという。

「PayPay残高カード」はPayPayアプリから最短30秒で簡単に発行可能。なお、申し込みには事前にPayPayでの本人確認(eKYC)の手続きが必要となる。国際ブランドはVisa、年会費は無料。

また、PayPayとGoogle Payのアカウントを連携にも対応。連携させることで、ブラウザのGoogle Chromeで、カード番号入力不要で「PayPay残高カード」をオンラインショッピングなどに利用できる。