都内初、ドローンでフードデリバリー。ウォーターズ竹芝でJR東など

JR東日本など5社は、都内初となる、ドローンによる有人地帯でのフードデリバリー実証実験をウォーターズ竹芝で11月20日に実施する。

ドローンを活用した業務の自動化や省人化など業務効率化が期待される物流分野で、2022年度を目途に制度整備が予定される「有人地帯における補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)」を見据えた実証実験。JR東日本、KDDI、ウェザーニューズ、Terra Drone、日本航空の5社が東京都の公募に対して提案した「東京都におけるドローン物流プラットフォーム社会実装プロジェクト」に基づくもの。

使用されるドローン「ACSL-PF2」

「未来をイメージできるエンターテインメント型フードデリバリー」がコンセプトで、ウォーターズ竹芝の施設内で調理したメニューを、同広場および浜離宮恩賜庭園の水上バス発着場までドローンで輸送する。

ウォーターズ竹芝内での輸送では、ウォーターズ竹芝のシアター棟4階テラスから同施設内広場までの飛行ルートを設定。ドローンの自律飛行で料理を運ぶ。

浜離宮への輸送では、テラスから約700m離れた浜離宮の水上バス発着場への輸送実験を実施。海上を経由することで配送時間を短縮し、料理を温かいまま届けるサービスの実現を目指す。

実証実験により、料理を暖かいまま届けることが可能かどうか、ドローンで食事が運ばれることによるエンターテイメント性などを評価する。

なお、実証実験には一般の参加も可能だが事前予約制で、予約はすでに終了している。