2001年12月27日(木)
『バンディッツ』

『Dr.Tと女たち』

『ヴィドック』

『インティマシー/親密』

『ハートブレイカー』

2001年12月20日(木)
『バニラ・スカイ』

『殺し屋1』

『青い夢の女』

『O[オー]』

『ムッシュ・カステラの恋』

2001年12月13日(木)
『スパイ・ゲーム』

『スパイキッズ』


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『殺し屋1』
【ドラマ】
2001年 日本、香港、韓国 128分
12月22日より渋谷シアター・イメージフォーラムほかにて公開

監督:三池崇史
出演:浅野忠信、大森南朋、塚本晋也、寺島進ほか

配給:プレノンアッシュ

 安生組の組長が消えた。殺し屋、イチの仕業だったが、若頭の垣原は、組長は誘拐されたと思い込み、執拗な組長探しを始める。垣原の非情な手段と、裏で糸を引くジジイの思惑で、荒れて乱れる新宿裏社会。やがて垣原もイチの存在を知り、彼との“運命の出会い”を熱望するようになっていく。

 多くの監督が数年に一本というスパンで映画を手掛ける現代にあって、2001年にクレジットされた作品だけでも本作を含め7本を数える監督、三池崇史。幅広く、途切れなく映画を撮り続ける彼に対し、節操がないと批判する人もいるが、その言葉は的外れだ。三池にとっては、面白ければOK。ジャンルも手段も、時に破綻さえしているリアリティ無視のストーリー展開も、瑣末なことでしかない。映画を観て、面白い!やられた!と、一瞬でも観客が映画に引きずり込まれれば、三池が映画を撮った意味があるのだ。三池崇史にしか作れない、観客の横っ面を張り倒すような強引なパワーあふれる映画、本作もそんな一本だ。凄惨な暴力描写は観ていてキツい部分もあるが、残虐なシーンの中にある人を食ったユーモアと切なさには、ある種、無常観さえ感じる。キャスト、衣装、音楽、メイク、映像、すべてがスタイリッシュで過激、なおかつ美しく扇情的だ。呆れるほど面白い。

【関連サイト】

・OFFICIAL SITE
http://www.koroshiya-1.com

(C)山本英夫/小学館・「殺し屋1」製作委員会2001



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