DynaBook10周年記念モデルとして発売された4製品の中で、もっとも注目されているのが「Libretto ff 1100」だ。音楽の再生停止などをコントロールする専用リモコン「i.Shuttle」、脱着可能なCOMSカメラ「SCOOPY」、デジタルカメラとの親和性を高めた「スマートメディアドライブ搭載」など、これまで以上に日常生活に密着した新機能が詰め込まれ、Libretto ff 1100はモバイルエンターテイメントPCへと進化を遂げた。常に持ち歩き、音楽を楽しみ、ムービーを撮影する。もちろん、Windowsマシンとしてメールやインターネット接続にも使う。PCの新しい形を提案する、それがLibretto ffなのだ。



スペックなどさらに詳しい解説は
東芝PC STARS(http://www2.toshiba.co.jp/pc/)







Libretto ffの最大の特徴といえるのが、専用リモコン「i.Shuttle」だ。Libretto ffは、いまPCユーザーに爆発的な人気を誇るMP3やWAVEなどの音楽データを再生できるが、i.Shuttleを使えば再生や停止、早送り、巻き戻しなどの操作が手元で行なえる。当然、PCを閉じていても操作可能なので、たとえば通勤途中にLibretto ffをカバンに入れたままでも、音楽を聴くことができるわけだ。さらに、Libretto ffには音楽データをジャンルごとに分類できるプレイリスト機能が付いており、気分に合わせて選曲することも可能になっている。

専用リモコン「i.Shuttle」(上)とプレイヤーソフト「Live Media Player」(右)。i.Shuttleは音楽データのコントロールだけでなくWindowsの起動や終了の操作も可能だ









メールによるコミュニケーションでは、いくつもの言葉を重ねるより実際の場面を見せるほうがずっとリアリティがある。ただ、ムービーや静止画をメールに添付するには結構大変な作業が必要だ。しかし、Libretto ffのディスプレイ下部にはめ込まれたC-MOSカメラ「SCOOPY」を使えば、ムービーや静止画の撮影ができ、メールへの添付も簡単。しかも「SCOOPY」は取り外しが可能であらゆるシーンの撮影に対応する。また、SCOOPYを使った顔認識システム「Smartface」は、スクリーンセーバーの解除などのユーザー認識機能を合わせ持っている。

ムービー撮影、スナップ撮影など幅広く使えるC-MOSカメラ「SCOOPY」(上)は取り外して使用も可能。Live Media Videoは本体にインストールされたコントロールソフト









Libretto ffの3つめの特徴が、デジタルカメラの記憶媒体として知られるスマートメディアのドライブを搭載した点だ。これまでケーブルかアダプターを介して行なっていたデータ転送の手間が、スマートメディアドライブの搭載により軽減される。大容量データも簡単に取り込め、加工編集ができるし、友人とのデータ交換も手軽に行なえるわけだ。そのほかにも、マニア心をくすぐる抗菌スケルトンキーボード、800×480ドットを表示する7.1型TFT液晶、片手で操作可能なリブポイントなど魅力的なハードウェアが満載されている。

↑スマートメディアが搭載されたことで、デジタルカメラとの親和性が高まった。接続ケーブルやアダプターなしで画像をPCに読み込むことができる

↓スケルトンマニアにはたまらない抗菌処理が施されたクリアブルーのスケルトンキーボード。液晶も7.1型のTFTで800×480ドットを表示する。もちろんLibrettoシリーズでおなじみのリブポイントを採用し、立ったままでも操作可能だ



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