VR Watch
Magic Leapがついに製品発表。ARグラス「Magic Leap One」2018年発売
2017年12月21日 11:53
名だたる企業やファンドから多額の出資を集めながらも具体的な製品が一般には開示されず、「謎のAR企業」と呼ばれてきたMagic Leapがついに、同社初の製品を公開しました。
Magic Leapの第1弾製品となるのは「Magci Leap One Creator Edition」と呼ばれるARグラス。名前の通り、Magic Leap Oneでのコンテンツ作成を行いたいデベロッパーやアーティスト向けのモデルとなります。
製品の出荷は「2018年」。価格は現状、未定となっています。
外観的には「2眼」を強調したゴーグルが特徴的。また、バッテリーを内蔵するプロセッサーユニット「Lightpack」がケーブルで外付けされています。そのためもあって、ゴーグル本体はかなり軽量になっているはずです。Lightpackには同社いわく「ラップトップコンピューター並みのパワーとパフォーマンスを持つプロセッサー」を搭載し、3Dモデルの作成やFPSゲームをこなせるだけのマシンパワーがあるようです。
操作は音声コマンドや手によるジェスチャー、頭のポーズやアイトラッキングなどマルチに対応。6DoF対応とハプティックフィードバックに対応したコントローラーも存在します。
ゴーグルには同社のデジタルライトフィールド技術を搭載。実世界の深度に合わせて自然な遠近感を持ったデジタルオブジェクトを表示できます。
また、実世界の表面質感や平面、オブジェクトなどをセンサーで認識し、デジタル上で再構成することが可能。「単に実世界にデジタルを重ね合わせるだけでなく、デジタルと実世界をインタラクションすることができる」としています。空間認識とマッピングによる自己位置認識ももちろん可能です。
製品の発売時期は「2018年」とだけ明かされていますが、SDKや関連ツール、ドキュメントなどを集約したクリエイター向けポータルサイトは2018年初頭にオープン予定となっています。