VR Watch

ARゴーグル「Magic Leap」でリリース予定の音楽アプリ「Tónandi」はシガー・ロスとのコラボプロジェクト

「謎のAR企業」という枕詞ですっかりおなじみのMagic Leapですが、北米の音楽メディア「ピッチフォーク」が同社のARゴーグルの実機デモに招待された際の体験をレポートしています。

Is Secretive Virtual Reality Startup Magic Leap Dreaming Up the Future of Music?
https://pitchfork.com/features/article/is-secretive-virtual-reality-startup-magic-leap-dreaming-up-the-future-of-music/

デモされたのは、アイスランドのアートロックバンド「シガー・ロス」とMagic Leapが4年以上に渡って共同開発しているアプリ「Tónandi」。サウスフロリダ本社の広大な施設で行われたというデモは、ユーザーの動きに合わせてビジュアルや音楽がインタラクションするというもの。その体験について記者は「超自然的な存在に囲まれたスキューバダイビング」と表現しています。

いまだ試作段階と思われるハードウェアの詳細については、厳しい守秘義務契約がなされているため詳しく語られていませんが、記者はARデバイスに共通の問題と前置きしつつ「狭い視野角」や「外部のバッテリーパックに接続する必要」などに言及しています。

Magic Leapが発売するARゴーグルについて、詳しいリリース時期は謎のままですが、こうしたローンチアプリと思しき存在が徐々に表に出てきたこと、また、今年9月の時点で「数ヶ月以内に限られたユーザーに対して出荷」という報道が流れたことを考えると、我々一般ユーザーの前に姿を表すのもそう遠くないのかもしれません。

桑野雄