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PhotoshopなどアドビアプリがRTX Spark最適化 処理速度は最大2倍に
2026年10月16日 15:55
アドビは15日、主要アプリの「Photoshop」「Premiere」「Substance 3D」をRTX Spark向けに最適化し、AIを用いた制作ワークフローの高速化を図ったと発表した。
RTX Sparkは、ArmベースのWindows向け高性能SoC。搭載PCはクリエイターやAI開発者を主要なターゲットとしている。今回の発表ではPhotoshop、Premiere、Substance 3Dに対してRTX Spark向けの最適化を施し、AI機能、編集、カラー、エフェクト処理を最大で2倍高速化したという。
PhotoshopについてはGPUアクセラレーションによる合成処理を中心に再設計し、削除ツールの処理速度やガウスぼかし、ライトリークなどのエフェクトをキャンバスに直接適用する場合の処理速度や応答性を高速化している。
Premiere Proでは動画再生、レンダリング、エフェクト、カラーグレーディング、AIツールといった高負荷なワークフローをRTX Sparkに最適化した。「音声強調」や「オブジェクトマスク」などの機能で目に見える速度向上が実現できたとする。
3DデザインソフトウェアのSubstance 3Dではテクスチャリングに関する高負荷処理の高速化を図った。
このほか共同作業ツールの「Frame.io」においてはメディア取り込みやコンテンツ検出、動画のデコード、前処理(Preprocessing)、埋め込み生成(Embedding Generation)などの処理速度を高速化している。一部ワークロードの初期結果として、埋め込み生成速度については約5倍向上、処理遅延指標のP95は4~5倍改善、検索プロキシ(コンテンツ検索効率化のためのデータ)容量は約80%軽量化したという。
アドビとNVIDIAの戦略的パートナーシップは2026年3月に発表。NVIDIAはアドビのAIサービス「Firefly」の次世代基盤とエージェント型ワークフローを提供していくとした。RTX Sparkへの対応については、5~6月にPhotoshopとPremiereの再設計を行なう方針を明言しており、この時点で処理速度の高速化とアプリ内でAIエージェントを利用できるようになることが明らかになっていた。
