Claude、専門知識パッケージを呼び出す新機能「Skills」

Anthropicは16日、AIサービス「Claude」の新機能「スキル(Skills)」を発表した。

スキルは、Claudeに指示するためのスクリプトやリソースをまとめたフォルダーのような仕組み。フォルダー単位で専門知識をパッケージ化しておき、スキルを呼び出すことで、Excelの指定の操作や企業のブランドガイドラインに順守した出力など、Claudeを使ったタスクの実行力を高められる。

Claudeや、Claude Code、APIなどから、スキルを呼び出して、Claudeの出力に「専門知識」を反映できる。例えばCluadeに作ってもらう、パワーポイントスライドを指定の形式にするためにスキルを指定するといった使い方が可能。

スキルは、Claudeの他のタスクと組み合わせられるほか、あらゆる場所で同じフォーマットを活用できるようになり、必要なときだけ呼び出せる。

Claudeアプリでは、Pro、Max、Team、Enterpriseユーザーが利用可能。APIやClaude Codeでも利用可能となっている。

また、16日からは「Microsoft 365 connector for Claude」をClaude TeamとEnterprise プラン向けに提供開始。MCPコネクターでClaudeをMicrosoft 365に接続し、文書やコミュニケーション、カレンダーにアクセスして、文脈を理解した応答が可能となる。SharePointやOneDrive、Outlook、Teamsや、エンタープライズ検索でClaudeを利用できる。