LINE、iPhoneとAndroid間でトーク移行できる「プレミアムバックアップ」開始

LINEは、会員サービス「LYPプレミアム」の新機能として、トーク履歴を100GBまでリアルタイムに保存できる「プレミアムバックアップ」をLYPプレミアム会員全員に提供する。これまでは一部ユーザーに限定されていたが、LINEアプリのバージョン15.5.1以降を搭載したスマートフォンのメイン端末であれば、すべてのLYPプレミアムの会員が利用可能となった。

プレミアムバックアップは、テキストメッセージに加え、写真、動画、ファイル、ボイスメッセージも保存可能。保存されたデータは、AndroidからiPhone、またはiPhoneからAndroidなど、異なるOS間でも復元できる。なお、LINE VOOMやオープンチャットのデータはバックアップ対象外。

初回バックアップが完了すると、以降は新たなトーク履歴が自動的に保存される仕組み。バックアップ中に強制停止すると過去データは保存されず、その後は新規トークのみが保存対象となる。保存対象には制限があり、公式アカウントからのメッセージや有効期限が切れた写真・動画・ファイルなどのメディアは保存されない場合がある。

LYPプレミアムを解約すると、保存済みのバックアップデータは削除され、復元もできなくなる。ただし、解約前にプレミアムバックアップのトークデータを復元したスマートフォン上のトーク履歴やメディアは削除されない。なお、バックアップ対象となるストレージは上限が100GBで、この容量に達すると写真や動画、ファイル、ボイスメッセージなどのメディアのバックアップは停止する。不要なデータは、ストレージ管理画面から削除することで空き容量を確保できる。一方で、テキストメッセージのバックアップは容量制限にかかわらず継続される。

LYPプレミアムはWeb版で月額508円、iPhone･Androidのアプリストア経由では月額650円で利用できる。