その悩み、法人向けスマートフォン「arrows BZ01」なら解決できるかも!?

企業のスマートフォン導入で注意すべき6つのポイント

2021/03/19 | 清水理史

Wi-Fiハンドオーバー性能に優れた高い通信安定性に加え、タフで壊れにくいだけでなく現場で役立つ防水・防塵性能を備え、しかも泡ハンドソープや食器用洗剤で洗えたり、自営LTE網を活用できるsXGPに対応していたりと、法人向けスマートフォンとして高い評価を得ている富士通コネクテッドテクノロジーズ(以下、FCNT)の「arrows BZ01」。今回は、その魅力にサービス面から迫ってみる。法人でのスマートフォン導入で困りがちな7つのシーンをどのように解決できるのかを見てみよう。

法人スマートフォン「arrows BZ01」

絶対避けたい!その1:管理者を悩ませる「原因不明」のトラブル

「突然急激に電池が減るようになった……」「ネットワーク接続が不安定……」「動作が急に遅くなるときがある……」。

社内にスマートフォンを導入したものの、こうした「原因不明」の問い合わせが利用者の社員から寄せられ、困っているIT部門や管理者も少なくないことだろう。ハードウェア故障など原因がはっきりしていれば交換などの対応もしやすいが、トラブルの中には、はっきりとした原因がつかみにくいトラブルもあり、社内のIT部門だけでは対処のしようがないことも多い。

しかも、利用者からの問合せはあいまいなことが多く、利用状況やエラー内容など、詳しい状況を聞き出すだけでも苦労することがある。状況確認に時間がかかり、トラブルが長引いてしまうことも珍しくないだろう。

さらに、法人向けではなく、コンシューマー向けスマートフォンを導入している場合、メーカーのサポートでは、こうした法人利用時のトラブルに対応してもらえない場合もある。原因もわからず、状況もつかめず、頼る先もないとなれば、まさに八方塞がりというわけだ。

■arrows BZ01の「技術サポート for Android」で解決!

FCNTの法人向けスマートフォン「arrows BZ01」なら、こうしたケースでも安心だ。サポートサービスとして「技術サポート for Android」を利用可能なため、原因究明が困難な技術トラブルが発生した際でも、問題解決をサポートする技術支援サービスを受けることができる。

具体的にはプリインストールされている「診断サポート」アプリを使って、問題発生時のログを自動的に取得し、それをFCNTの専門技術者に解析してもらうことができる。

たとえば、「電池が激しく減るようになった」というトラブルの場合、クラウドサービスがバックグラウンドで意図せぬデータ通信をしている可能性がある。

こうした目に見えないトラブルは、利用者からの報告だけでは見えてこないが、きちんと通信状況やアプリの状況などを解析すれば発見も不可能ではない。しかも、利用者に難しい操作を依頼することなく、「診断サポート」アプリを使ってもらうだけでいいのがメリットだ。

問題解析に役立つログを取得する診断サポートアプリがプリインストールされる

このように、管理者を悩ませる解決が難しいトラブルもarrows BZ01なら解決に苦労することはない。しかも、導入してから3年間は無料でサービスを利用できるため、長く、安心してスマートフォンを運用することができるというわけだ。

絶対避けたい!その2:時間も労力もかかるカスタマイズや自社仕様設定

利用者が勝手にインストールしたアプリが原因で不具合が発生するかもしれないし、カメラやスクリーンキャプチャを悪用した情報漏洩の心配もある……。

法人で使うスマートフォンでは、端末の機能を制限したり、インストールするアプリを自社仕様に合わせたり、業務や用途に併せたカスタマイズが必須となる。

また、起動時のロゴを自社ロゴに変えるなどの自社仕様設定が必要なケースも少なくない。たとえば、スマートフォンを自社開発機器の制御や通信用に組み込んで利用する場合や、盗難された端末が不正に転売されることを防ぎたい場合などがそうだ。

しかし、これを社内リソースだけで対応するのは困難だ。時間と労力がかかるのはもちろんだが、OSと深く結びついたプリインストールアプリの削除ができなかったり、せっかく環境を整えても端末のリセットや修理によって消えてしまったりしては意味がない。

■arrows BZ01のカスタマイズサービスなら対策も万全

arrows BZ01なら、こうしたカスタマイズの悩みも解決可能だ。端末は工場でカスタマイズされ、納入直後からすぐに要望の仕様で使える状態で納品されるため、カメラやスクリーンキャプチャの制限などはもちろんのこと、通常は対応が難しいプリインストールアプリや起動時の自社ロゴ表示などのカスタマイズも可能となっている。

もちろん、端末をフルリセットしたときなどの対応も万全だ。自社向けにカスタマイズされたキッティング用のマスターファイルは、工場内で端末のメモリへと書き込まれる。このため、端末をフルリセットしたり、修理によって初期化されたりしてもキッティング仕様が常に維持されるようになっている。

工場などで使う場合もカスタマイズされて納品されるのですぐに利用可能(写真はイメージ)

しかも、専用機器化や組込用途に活用できる独自APIが提供されているため、スマートフォンの画面や通信機能を活用した機器開発という、より発展的なカスタマイズにも活用できる。

修理のたびに、毎回、時間と労力をかけて自社仕様に設定し直すなど、管理者の手を煩わせることなく、スマートフォンを展開、運用できるのは大きな魅力だ。

絶対避けたい!その3:費用がかさみがちなMDMや端末管理

企業でのスマートフォン導入時に検討が欠かせないのが端末管理をどうするかだ。

もちろん、厳格なセキュリティ対策や管理が必要な場合はMDMシステムの導入が望ましい場合もある。しかし、企業規模や用途によっては、MDMのすべての機能が必要になるとは限らない。端末管理に、最初から多額の導入費用やランニングコストをかけるのは難しい。

その一方で、セキュリティ対策を考えると、パスワードポリシーやカメラの使用制限などは欠かせない。何とか費用を抑えつつ、最低限の端末管理機能を導入したいというのが、管理者の本音だろう。

また、端末を資産として管理するための対策も欠かせない。端末にラベルを貼り付けたりするケースも多いが、こうした物理的な管理にも手間がかかる。こうした管理の手間と費用をいかに軽減するかは、管理者にとって頭の痛いところだ。

■arrows BZ01のカスタマイズサービスで対応可能

端末管理もarrows BZ01なら安心だ。先に紹介したキッティング向けのカスタマイズサービスを簡易MDMとして活用することで、端末管理を手軽に実現できる。

具体的には、キッティングの段階で、カメラやスクリーンキャプチャの使用制限、GPS機能をオフにできない制限などの設定が可能。これにより、情報漏洩につながりかねないカメラやスクリーンキャプチャの使用禁止など制限することができる。

また、導入時の付帯作業も請け負ってもらえる。ラベルの作成、貼り付け、管理表の作成などはもちろんのこと、端末を保護するための保護シートを貼り付けるなどの作業もカスタマイズサービスで対応してもらえるため、導入だけでなく、現場配備前に必要な社内のさまざまな付帯作業の手間も省くことができる。

納品された端末を最低限の手間だけで利用者に手渡すことができるので、管理者の手をわずらわせることなく、端末の展開や管理が可能だ。

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絶対避けたい!その4:モデルチェンジで同一端末の導入が困難に

一部の部門から徐々に全社展開しようと考えていたら、1年と経たずにモデルチェンジ……。え? 同じ機種がもう手に入らない?

スマートフォンに限らず、機材の調達時に、こうした苦労を経験したことがある管理者も少なくないことだろう。

端末が変われば、業務アプリの検証もやり直さなければならないし、端末のカスタマイズもやり直し……。教育担当やサポートチームにも相談しなければならないし、資産管理も複雑になる……。と、管理者の悩みは尽きない。

できれば全社展開する端末は1機種に絞りたいが、製品のライフサイクルが短いスマートフォン、特にコンシューマー向けスマートフォンでは事実上、それが難しい。企業のシステム導入に合わせた長期的な視点で端末を調達できる体制が必要だ。

■発売開始から2年以上同一モデルを継続提供。長期保証サービスも用意

FCNTの法人向けスマートフォンなら、長期的な視点での機材の調達が可能だ。発売開始から2年以上、同一モデルが継続提供されるようになっているため、最初の導入から一定期間が経過した後に、追加で端末を購入する場合でも、同一モデルを購入することができる。全社展開に期間がかかっても、最初から最後まで同一モデルを使い続けることができるわけだ。

もちろん、保証も長期対応で安心だ。通常1年のメーカー保証を3年間に延長する長期保証サービスが用意されており、長期保証期間でも通常保証期間と同様の修理対応が可能となっている。

長期間安定して端末を調達でき、安心して利用できることは、中長期的な視点でのシステム設計や運用が求められる企業には大きなメリットといえそうだ。

arrows BZ01なら発売開始から2年以上同一モデルを継続できる(写真はイメージ)

絶対避けたい!その5:OSアップデートでアレコレ動かなくなって大混乱

コンシューマー向けのスマートフォンでは、1年ほどの周期で大規模なOSのアップデートが実施されるのが一般的だ。

しかし、こうした大規模なアップデートを法人向けのスマートフォンに適用する際は慎重な対応が必要になる。場合によっては、アップデートによって業務用に開発したアプリが動かなくなったり、操作方法が大きく変わったりすることで、ユーザーが混乱してしまうこともある。

もちろんアップデートはセキュリティ対策には不可欠だが、そのタイミングや適用範囲を自社に合わせてコントロールできないとスマートフォンの運用は困難だ。

■arrows BZ01ならセキュリティパッチのみ適用可能

FCNTの法人向けスマートフォンでは、導入時に選択したバージョンのままセキュリティパッチのみを適用することもできるようになっている。

これにより、スマートフォンの操作性や自社用に開発した業務アプリの動作環境に大きな影響を与えることなく、脆弱性などの重大なセキュリティホールを修正し、安心してスマートフォンを継続利用できる。

OSのメジャーバージョンアップのための検証にしっかりと時間をかけたり、万全の準備を整えたりできるため、より安定した運用が可能だ。

絶対避けたい!その6:保証外? 落として壊した端末の高額修理

いくら法人向けのスマートフォンの保証が充実しているといっても、保証される範囲は限られているのが一般的だ。たとえば、落として画面が割れたり、うっかり水没させてしまったりといった自己責任による故障は、一般的な保証の対象外となる。

このため、利用する端末によっては、故障した端末を高額な費用を支払って修理したり、買い換えたりと、企業が導入後に負担する費用が大きくなってしまうことも珍しくなかった。

コンシューマー向けのスマートフォンでは、こうした事態に備えた保険サービスが提供されているが、法人向けのスマートフォンで、こうしたサービスを提供するメーカーはこれまでほとんどなかった。

このため、自己責任による破損があった場合に、サービス内容に修理の保証を求める管理者の声も少なくなかった。

■arrows BZ01の「ワイド保証サービス」で自己責任による故障も保証

FCNTが2021年3月から開始する法人向けスマートフォンの新たな保証サービスは、管理者にとって朗報だ。

FCNTでは、これまでにも、法人向けスマートフォンの保証期間を最大3年間に延長する長期保証が提供されていたが、これに加え、保証の範囲を広げるワイド保証サービスの提供を開始した。

これにより、落下による故障や画面割れ、水没など、ユーザーの自己責任による故障も保証されるようになった(紛失・盗難及び消耗品であるバッテリーの交換は対象外)。

屋外での作業や医療機関での活用など、過酷な現場での用途に使われることが多い法人向けのスマートフォンをなるべく長く、安心して使えるようにする画期的なサービスだ。これにより、購入後の高額な修理費用や端末買い換えなどの費用負担を心配することなく、企業は安心して端末を導入することができる。

法人向けならではのきめ細やかなサービス

このように、富士通コネクテッドテクノロジーズの法人向けスマートフォンは、実際に端末を導入・運用・管理するIT部門や管理者の立場に立ったサポートサービスが充実した製品となっている。

法人向けサービスを長らく手がけてきたことで、企業のニーズや現場の声をよく理解しており、それを実際のサービスとしてしっかりと落とし込んでいるのが印象的だ。単に「法人向け」のスマートフォンを開発しているだけでなく、法人がスマートフォンを使ううえで困っていることを解決できるソリューションプロバイダーといえるだろう。

直近の動きでは、落下による故障や画面割れ、水没など、ユーザーの自己責任による故障も保証される「ワイド保証サービス」(紛失・盗難及び消耗品であるバッテリーの交換は対象外)が開始されたり、イベントなどの一定期間開催される現場などで法人向けスマートフォンをレンタル利用できる「レンタルサービス」も提供される予定となっている。こちらも初期費用を抑えたり、資産化せずに導入できるので魅力的なサービスになるだろう。

こんなことは実現できるか? 他社では対応を断られた自社ならではのニーズに答えてもらえないか? といったように、ニーズをぶつけると、それに真摯に向き合ってくれるあたりは長年携帯電話・スマートフォンを開発・製造しているメーカーだからこそと言えるだろう。

法人向けスマートフォンの導入を検討している場合は、一度相談してみることをおすすめする。

arrows BZ01 製品情報