超堅牢、デュアル生体認証、Exlider……

arrows NX F-01Kは日常のスマホ利用を超便利にするッ!

2017/12/21 | スタパ齋藤

久々に登場、フラッグシップ「arrows NX」!

キました富士通の最新フラッグシップ端末「arrows NX F-01K」! 約一年ぶりの新型フラッグシップ機ですが、国産スマートフォンならではのた〜くさんの「実用性」と「小気味よさ」を備えた秀逸なモデルに仕上がっています。

arrows NX F-01K

たとえば指紋&虹彩のデュアル生体認証により、非常にセキュアなのはもちろん、どんな状況でも一瞬でロック解除可能。あるいは新機能「Exlider(エクスライダー)」により、片手で持った状態で自由に画面スクロールでき、さらに画面表示を自在に拡大表示可能。しかも「割れ」「ねじれ」「傷」そして「過酷な環境」にも強い堅牢性まで備えています。

その機能・性能・実用性を知ったら、思わずよろめいて機種変したくなっちゃう「arrows NX F-01K」ですが、まずは基本的なスペックを表で見ていきましょう。徹底的にプロセッサスピードが速いというイメージではなく、どちらかと言えば処理性能に過剰さがない堅実なハイエンド系機種という感じです。とは言っても十二分な処理能力がありますので、メールやウェブなどの基本的な処理からゲームなどまで幅広くしっかり対応できます。実際に使ってみた感じもサクサク動いて軽快♪

それから、後述の堅牢性や機能性やスムーズな使用感なども含めますと、所々に「長く着実に使える」といった質実剛健さが垣間見られます。とくに堅牢さ。ほかの端末と比べると、壊れにくさがケタ違いと思われる「arrows NX F-01K」は、一台の端末を大切に使いたい向きにはピッタリだと思います。……けど、筆者のような新しモノ好きのアーリーアダプターにとっても、魅力的な新要素が満載だったりします。

ともあれ以降、「arrows NX F-01K」のイケてる要素を見ていきましょう。ホント、知るほどに欲しくなる端末ですよ〜♪

F-01Kの主な仕様

サイズ(H×W×D) 約149mm×72mm×8.1mm
質量 約154g
OS Android™ 7.1
CPU SDM660(2.2GHz 4-Core+1.8GHz 4-Core)
メモリ 内蔵 RAM4GB/ROM32GB
外部 最大256GB(microSD/microSDHC/microSDXC) 注1
バッテリー容量 2580mAh(着脱不可)
連続待受時間 LTE 約400時間
3G 約450時間
GSM 約340時間
連続通話時間 LTE 約850分
3G 約770分
GSM 約700分
ディスプレイ 約5.2インチ フルHD IPS-NEO™液晶 第2世代 Pixel Eyes™
カメラ アウトカメラ 有効画素数 約2300万画素 CMOS 高速ハイブリッドAF
インカメラ 有効画素数 約500万画素 CMOS
通信 受信時 最大450Mbps注2
送信時 最大50Mbps注2

カラーバリエーション

Blue Black

Ivory White

Moss Green

防水防塵! MIL規格! 凄〜く丈夫だから長〜く使える♪

シンプルでスタイリッシュな外見の「arrows NX F-01K」ですが、じつはかな〜り「丈夫」。タフで頑丈で耐久性が高いんです。

たとえばボディの堅牢性。端末筐体は「New SOLID SHIELD(ソリッド シールド)構造」と呼ばれる金属一体構造のモノコックボディで、筐体全体で端末の強度を担保しています。この構造は「ねじれ」に対して非常に強く、従来比でその強度が20%アップしているそうです。

また、端末外面も堅牢。ディスプレイ面には優れた耐傷性を備える「Corning Gorilla Glass 3」を採用しています。本体背面はガラスと樹脂を結合させた特殊コーティングを施して、やはり高い耐傷性を備えています。加えて、画面周辺に0.3mmの「フチ」を立てることで、落下時でも画面が地面や当たりにくくなっています。

(公式サイトより)

特殊コーティングされた背面は非常にグリップ感がよく、すべりにくい

ストラップホールがついているのも事故防止には嬉しい

ディスプレイ周りがわずかに凸形状になっており、地面などへの落下時にガラスに直接衝撃が加わるのを防ぐ

さらに、全体的なタフネス性能は従来モデルより大幅に進化しており、高さ1.5m・26方向からコンクリートへ落下させるテストもクリア。こういったタフネス性能により、端末全体が傷つきにくく、ディスプレイ面は割れにくく、衝撃やねじれに対しても十分な堅牢性がある、ヒッジョーに「丈夫」な端末に仕上がっています。

それと、防水や防塵、気温や気圧など、環境から受けるストレスに対しても非常に堅牢な「arrows NX F-01K」。具体的には、米国国防総省の調達基準であるMIL規格について、なんと23項目もの準拠を果たしています! 凄いタフさですよコレ。防水で防塵で防湿で塩水に対する耐久性もあって、直射日光や熱にも強く、低温環境でもしっかり動作し、低圧の状況下でも問題なく使える。

そんなタフ性能を持つので、キッチンやお風呂で気軽に使えるのはもちろん、スキー場や海辺でも余裕で使えちゃいます。さらに過酷なアウトドア・アクティビティにおいてガッツリ使える。いつもはスーツに似合う静かな外見の端末ですが、ひとたび外に出れば本格派のタフさが光る「arrows NX F-01K」なんです♪

画面が割れにくく、端末全体が傷つきにくく、ねじれや衝撃や熱などにも強く、過酷な環境に持ち出しても大丈夫。こんなタフさがあるので、当然、長く使えます。長持ちしますし、長く使ってもボロボロになりにくい。十二分な処理性能もありますので、先々まで快適に使えるでしょう。陳腐化しにくい端末なので、トータルで考えれば「arrows NX F-01K」は非常にコストパフォーマンスが高い端末だと言えます。

USB type-C端子を採用

新搭載「Exlider」なら片手だけで画面スクロールやズームが!

この端末を使っていて何が痛快かって、新センサー「Exlider」です! これは本体右側にある電源ボタン兼指紋センサーですが、画面のズームやスクロールもデキちゃうんです。操作は、センサー上で指先を僅かに動かしたり、センサーに対してタップやダブルタップをする程度。それだけで画面スクロールも表示拡大も自由自在に行えます。ハッキリ言って、すんごい便利さですっ!

デザイン上のアクセントにもなっているExlider(指紋センサー)

丁寧な機能説明チュートリアルが用意されている

まずスクロールですが、指先の操作で画面を自動で縦スクロールさせられる「オートスクロール機能」を利用できます。使い方は簡単で、センサー上を指でなぞって触れているだけでOK。触れる位置によりスクロール速度が「低速モード」「中速モード」「高速モード」3段階に変わります。「低速モード」は文章を1行ずつしっかり読みたいときに適するスクロール速度、「中速モード」は写真のサムネイルなどをザックリと眺めていくときに適する速度、「高速モード」はウェブページを一気にスクロールさせたりSNSのタイムラインの端までクイックに移動したいときに向く速度です。

使用感としては「センサーの上に置いた指を僅かに動かして止めるだけで上下にスクロールできる」という感覚なので、ホントにスムーズ。端末を安定的に持って、指などに無理がかからない僅かな動きで上下スクロールできますので、「片手で画面上の情報を見る」のがとてもラクになります。

Exliderにのせた指を動かすことでページをスクロールできる

低速〜高速まで親指一つで自在にスクロール可能

またカメラアプリ使用時は、同様の指先操作がズームアップ・ダウンになります。端末をしっかり保持した状態でズーム操作ができるので、よりスムーズに写真撮影ができます。

それからこの「Exlider」センサー、画面の拡大も可能です。使い方は、センサーをダブルタップして、指先を少し動かすだけ。ダブルタップすると画面拡大モードに入り、その状態で指先を上下に動かすと表示を拡大縮小できます。拡大は、1.0倍〜5.0倍の範囲で0.1倍単位で行えます。特定の画面位置を指定してから拡大する操作もでき、その場合の操作も指先だけで行えます。画面拡大モードから抜けるときは、再度ダブルタップです。

ちなみに「オートスクロール機能」は、Googleマップなど一部アプリ使用時を除き、縦スクロール可能な表示のときなら多くのケースで機能します。また、拡大操作ですが、これはカメラアプリなど一部アプリ使用時を除き、非常に多くのケースで利用できます。文字も写真も動画も拡大可能。ホーム画面なども拡大できます。テキスト、静止画、動画など、画面に表示されているものならだ〜いたい拡大可能。

オプションで設定を変えることでスクロール時の速度やズームの動作を変更できる

これらの機能、「Exlider」センサーに対して指を僅かに動かすだけで使えるわけですが、もちろんそれと同時に別の指で画面を操作しても大丈夫。たとえば「Exlider」センサーで画面拡大をしつつ、ほかの指で画面を上下左右にスクロールするのもOK。片手だけで使える超便利な「Exlider」センサーの機能ですが、両手でその機能を使っても便利というわけです。

実際にこれらの機能を使っていると、端末を片手で操作できるシチュエーションが激増して快適です。たとえば片手にバッグを持っていても、いつものニュースサイトをスクロールしながら読めますし、必要に応じて拡大表示にすることも可能。傘を持っていたり吊革につかまっているときも同様、多くの状況下で無理せず快適にスマートフォンを利用できるようになります。

余談ですが、「arrows NX F-01K」で「オートスクロール機能」を使ったあと、ほかの端末を使うと、「あ〜スクロールってちょっと手間のかかる操作だったんだな〜」と実感しがちです。さらに画面拡大機能に関しては「そっか〜普通の端末だと画面拡大って両手使ってしかも指2本必要なんだよな〜」と改めて知ることに。そして言うまでもなく、「Exlider」センサー搭載の「arrows NX F-01K」のがすんごく魅力的に感じられます。

安心だし超便利な「虹彩&指紋のデュアル生体認証」

虹彩認証と指紋認証の、2つの生体認証に対応しているのも「arrows NX F-01K」の大きな特徴です。また、その両方を併用できることが「arrows NX F-01K」の非常に大きな強み。「arrows NX F-01K」では、指紋認証でも虹彩心証でも「その時々に最適な方法でロックが解除される」というわけです。なお、通常はユーザーがどちらの生体認証を利用するか意識する必要はありません。

虹彩認証と指紋認証の両方を搭載。状況によって使い分けるのが便利

たとえば指紋認証は、手袋をしていると利用できません。手が濡れていたりする場合も認証不能なことが多いですね。でも虹彩認証・指紋認証両対応の「arrows NX F-01K」なら、指紋認証が利用できない場合は虹彩認証でロック解除できます。また「arrows NX F-01K」には、手袋をしていてもタッチ操作ができる「手袋タッチ」機能もありますので、防寒手袋をしがちな冬の時期は、よりいっそうほか機種に対するアドバンテージを感じちゃったりもします♪

虹彩認証は、その名の通り人間の虹彩を読み取る。最近流行りの顔認証と異なり、眼鏡をかけようがマスクをしようが、瞳さえ見えていれば問題なし

逆に、カラーコンタクトレンズを装着中など虹彩認証を利用できない場合は、指紋認証でロック解除できます。ちなみに虹彩認証はサングラス越しでも行われますし、ほとんど真っ暗という状況下でも無問題。頼りになる生体認証方法です。

指紋がダメなら虹彩で、虹彩がダメなら指紋で生体認証を行う「arrows NX F-01K」。言い方を変えれば、「arrows NX F-01K」の生体認証システムは、指紋認証と虹彩認証が「お互いの欠点を補い合ってセキュリティを高めつつロック解除を快適化している」というわけです。

ところで、この虹彩&指紋のデュアル生体認証を実際に使ってみて感じるのは、どちらも「速いっ!!」ということ。本体右の電源ボタンを押すと、「Exlider」センサーが指紋を、画面上部のセンサーが虹彩を認識し始めますが、ほとんどのケースで1秒もかからずロック解除が完了。電源ボタンを押したら即座にロック解除が済む、という一瞬の出来事です。

非常に高速な虹彩認証。画面オフ時に画面を2回タップして画面オンにする機能と併用することで、ボタンを一切押さずにロック解除することもできる

試しに「爪の先で電源ボタンを押して虹彩のみ認識させる」とか「画面上部のセンサーを目に向けずに指紋のみ認証させる」などしても、やはり一瞬でロック解除完了。どちらの生体認証も、じつに高速で行われていることがわかります。

ちなみに「arrows NX F-01K」を使い始めて既に1週間、100回や200回はロック解除操作をしていますが、解除ミスは皆無。解除が遅かったようなことも皆無。安定性や快適性においても非常に優れたデュアル生体認証だと感じられます

ハイレゾ対応などフラッグシップの良さいっぱい

主だった機能を見ても「さすが」という印象のフラッグシップ端末「arrows NX F-01K」。ですが、まだまだたくさんの良さがあります。

たとえばハイレゾ対応。ハイレゾ音源対応プレイヤーとしてオンキヨー「HF Player」を内蔵し、ワイヤレスでハイレゾ音源を楽しめる「Qualcomm aptX AudioおよびaptX HD」にも対応しています。また、2つのスピーカーを内蔵していますので、横向きにすれば本体のみでステレオ音声を再生可能。Dolby Audioと組み合わせれば、本体のみで臨場感のあるステレオサウンドを再生できます。

ヘッドホン端子はハイレゾ音源の出力に対応。ハイレゾ対応のヘッドホンと組み合わせることでハイレゾ音源のポテンシャルを引き出せる

それから、日本語入力性能もいっそう強化されました。文字入力(IME)アプリとして「Super ATOK ULTIAS(ウルティアス)」を搭載。文字と数字、文字と絵文字の組合せまで学習しますので、ユーザーに合ったフラストレーションのない予測変換入力が可能です。また、最新のキーワードを自動的に追加(無料)してくれたり、使い分けの難しい単語などを長押しすると使い方や意味が表示されたりと、最新かつ高効率の日本語入力環境を活用できます。

カメラ機能も強力。アウトカメラは2300万画素で、シャッターボタンを押すと即座に撮影される「ゼロシャッターラグ」に対応しています。一瞬のシャッターチャンスも逃さす撮影可能というわけです。

インカメラは500万画素で、フラッシュ代わりに画面を光らせて照らす「画面フラッシュ」に対応しています。自撮りなんかもしっかり明るく撮れますが、さらに美肌補正機能もありますので、肌はとりわけ滑らかに写ります。

また、インカメラ撮影時にセルフタイマーを使うと、レンズ近くにタイマーのカウントダウンが表示されます。その表示を見ていれば、自撮りがいつでも「カメラ目線」になるというわけです。なかなか便利♪

2300万画素のメインカメラ。シャッターボタンを押してから撮影されるまでのラグが短い「ゼロシャッターラグ」機能が進化点

ほか、「arrows NX F-01K」は従来シリーズと同様に省エネ設計だったり、Microsoft公式Officeアプリ「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」「OneDrive」がプリインストールされていたり、写真や画像内に含まれる文字もなぞるだけテキストとしてコピーできたり(なぞってコピー機能)、スワイプそうさでよく使うアプリを即起動できたり(スライドインランチャー機能)と、痒いトコロに手が届くような性能・機能性・実用性がた〜くさん盛り込まれています。つくりが繊細。ユーザー目線。「なるほどコレは日本製の端末だなあ〜」と思わされることしきりです。

長く使える堅牢性と耐久性、技ありのスクロール機能や表示拡大機能、そして安全で高速な虹彩&指紋のデュアル生体認証。使えば使うほどに納得できる実用性がある完成度の高い端末ですし、前述のとおり長持ち端末でもあります。「長く付き合える高品質なスマートフォン」を求めているなら、ぜひ「arrows NX F-01K」をジックリとチェックしてみてください♪

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