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【99/02/28】
最終回:Windows 2000をインストールする時の注意点
【99/02/25】
第4回:インストールする前に
【99/02/24】
第3回:ハードウェアの選び方
【99/02/22】
第2回:結局Windows 2000って必要なわけ?
【99/02/21】
第1回:Windows 2000ってなに?
【99/02/18】
第0回:Windows 2000発売イベント in 秋葉原


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短期集中連載
買う? 買わない? Windows 2000

第3回:ハードウェアの選び方


北原さん
北原静香
コンピュータ歴はなんと小学生から。Windows NTやLinux関連の原稿をおもに執筆。プログラムも書いたりしちゃう方であるが、素顔はぱっちりした目がチャーミングな女性なのだ。


 いろいろ高いハードルを越えてWindows 2000の導入を検討している人にとって重要なのは、現在使ってる(あるいは購入予定の)ハードウェアがちゃんとWindows 2000に対応しているかどうかってこと。確認もしないで既存の環境にインストールして動作が変だったり、対応してるか確かめずにハードウェアを買ってから「動かない!」じゃ洒落になんないよね。しかも環境を戻せなくなることも多いから、事前に対応をチェックは必須。今回はハードウェアに関しての情報収集方法をお教えしますね。



■ 今のコンピュータでWindows 2000は動く?

アナライザ
Windows 2000対応アナライザ日本語版

 現在のシステムでWindows 2000が動作するかを確認するには、「Windows 2000対応アナライザ」を実行するのがてっとり早い。これはシステムを分析して互換性のないハードウェアやソフトウェアを自動的に検出してくれるプログラム。ちなみに、ここからダウンロードしてね。マイクロソフトが対応を表明していないハードウェアが絶対動かないって意味じゃないから、ここで未対応のハードウェアを利用したい場合にはそのハードウェアベンダーに直接問い合わせてみてね。もし、ベンダーにも駄目って言われても試したいって人への私からの警告は、「冒険は個人の責任。サポートは期待しない。」ってところでしょうか。

 もちろんこれから購入を予定してるハードウェアがWindows 2000に対応しているかを知りたい場合、Windows 2000のハードウェア互換性リスト(HCL)をチェックするか、直接ベンダーに問い合わせてね。HCLは頻繁に更新されるので、こまめにチェックするとそのうち利用したいハードウェアが載るかも。ちなみにWindows 2000の公式サイトには、ハードウェアベンダー各社へのリンク集があって結構便利。ちなみに、Windows 2000を導入するためには、事前にBIOSをアップグレードしたり、周辺機器のドライバを準備したりしなきゃいけないことが多い。HLCに載っているハードウェアでも、導入にあたっての注意点をちゃんとハードウェアベンダのサイトで確認しようね。



■ ノート向きじゃないって本当?

 これまでWindows NTはノートPCには向かないって言われてた。確かにWindows NT 4.0まではPCカードを抜き差しするたびにリブートしなきゃいけなかったし、USBもサポートしてなかった。でもでも、今回のWindows 2000からは今までのそういう不満も改善されて、他にもいろいろノートPC向けの機能がサポートされるようになった。さっそく私のThinkPad 600にもWindows 2000をいれたけど、かなり快調で個人的にすっごく気に入ってる。ノートPCのハードウェアスペックはここ数年で飛躍的に向上してるから、結構使えるんじゃないかと思うな。とはいえ、いくつかのノートPCではWindows 2000の問題が早くも報告されてるみたいだから、自分が使ってる製品の情報サイトはしっかりチェックしてね。

【追加されたノートPC向けの機能】

・PCカードのホットスワップ
・ベースステーションのホットドッキング
・APM
・ACPI
・サスペンド/リジューム
・ハイバネーション
・USB
・赤外線



■ プリインストールマシンはちょっと高い

 今あるコンピュータはそのまま使いつづけて、新しくWindows 2000のシステムを新規に購入するって場合には、メーカー製のプリインストールマシンも便利。さすがにWindows 98のプリインストールマシンと比較するとハイエンドなスペックのものが多くって、値段的にはお高い設定になってる。もちろんOSも高いんだけどね。だけど、Windows 2000専用のハードウェアを選らんで組み立ててるわけだから、互換リストなんかチェックしなくっても大丈夫。



■ 今回のまとめ

 Windows 2000を導入するコンピュータや周辺機器などのハードウェアを新規に購入するんだったら、HCLに該当するハードウェアの中から自分の好きなもの選べる。確かにWindows 95/98と比較すると選択肢は少ないけれども、着実にWindows 2000の対応ハードウェアは増えているみたい。既存のコンピュータにWindows 2000を導入する場合には注意が必要だけど、それでもこれまでのWindows NTに比べればずっと条件はいいみたい。でも、Windows 98ほどは豊富じゃないけどね。


◎関連URL
Windows 2000日本語版ホームページ
http://www.win2000j.com/default.asp
Windows 2000対応アナライザ日本語版のダウンロードページ
http://www.microsoft.com/japan/windows2000/upgrade/compat/ready.htm

(北原静香)
2000/02/24


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