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最終利益172億円に改善~富士通の9月中間期連結

  富士通(6702)は25日、2001年3月期9月中間期の連結決算を発表した。連結売上高は、2兆4,905億7,000万円(前年同期比1.9%増)、経常利益は650億4,700万円(同2.9倍増)、中間利益は172億3,900万円(同7.26倍増)の増収増益となった。営業費用の圧縮などにより、「あまりにひどかった」(高谷卓専務)前期から収益を大きく改善させた。しかし「国内のIT投資の復調が遅れている」(同)とし、下期も大きな増収は見込めないとの予想だ。

  売上高を事業別にみると、ソフトウェア・サービスは西暦2000年問題などで昨年後半に受注が前倒しされたものが多く、8,974億円(同1.0%減)にとどまった。情報処理も国内で大型サーバー減、海外では円高による影響も受けて6,900億円(同9.0%減)に落ち込んだ。

  一方で、通信3,704億円(同7.0%増)と電子デバイス3,598億円(同35.0%増)はどちらも好調。特にフラッシュメモリーやロジックICを中心とする半導体は、携帯電話やデジタルAV機器の需要増などに伴って伸びている。

  通期は、売上高5兆7,000億円(前期比8%増)、経常利益2,200億円(同3.1倍増)、純利益450億円(同5%増)を予想。海外事業の大幅な見直しを下期に行うため、純利益は伸び悩む。

■URL
・ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/jp/ir/finance/

(市川徹)
2000/10/25 18:29
3/30(金)
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