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スクウェアが新作映画の制作などでコロンビア・ピクチャーズと協力

   スクウェア(9620)は23日、米国子会社のスクウェア・ピクチャーズ(1997年11月設立)が米国大手映画配給会社コロンビア・ピクチャーズとの間で新作映画3作の開発から制作、配給に関して協力することで基本合意したと発表した。両社は開発・制作費、公開後の利益を折半する。これを好感し、23日のスクウェア株は150円高(2.6%高)の5950円と堅調。

   スクウェア・ピクチャーズは、2001年夏の全世界公開を目指してフルCGの映画「ファイナルファンタジー」を現在制作している。今回の基本合意では、今後制作する3本のほかに、同作品の日本とアジアを除く全世界の配給契約も含まれている。

   合意により、スクウェア・ピクチャーズは新作映画の資金負担リスクを軽減させることができる。

   現在制作している「ファイナルファンタジー」は、制作のための任意組合「FF Film Partners」を通じてすでに7,000万ドル投資されている。このうち、スクウェアの出資額は5,350万ドル(76%)。今後、同組合が4,500万ドル追加出資することが決定しており、最終的な投資額は1億1,500万ドルになる見込み。

   追加出資による資金負担を軽減させるため、スクェアは映画出資額の一部を数十億円規模で証券化することも決めている。このため現在、日本興業銀行グループと証券化する金額など詳細を詰めている。

■URL
・スクウェア
http://web.square.co.jp/

(別井貴志)
2000/08/23 17:03
3/30(金)
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