来年2月の本格的なサービス実施を目指す、インターネット無線接続のスピードネットは18日、広域エリア実験モニターの第1次募集が開始4日目ですでに予定数の300件を超えたと発表した。ただし、今回募集した人の中には対象エリア外からも少なくないため、同社は「9月1日まで予定通りに募集は続ける」としており、最終的には抽選でモニター対象者を決める。

　 スピードネットの接続の仕組みは、同社の出資者である東京電力の光ファイバーと無線LANを組み合わせ、最大でISDN64の10倍以上の通信速度が見込めるという。また電話回線を利用しないため、費用も安く済むのが特徴だ。

　 今回はこの実験の第一弾となるもの。埼玉県の浦和、大宮、与野の三市を対象に募集した。9、10月にも第2次、3次募集を他地域で計画しており、すべてモニターは無料で参加できる。