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ペットも赤ちゃんも見守れる「Arlo Baby」が新登場
意外なところでサーバ-のおもりにも最適

2018/02/22 藤山哲人

100%ワイヤレスでお馴染みの「Arlo」に新しく登場するのが「Arlo Baby」。本体は雪だるまのような形をしているが、付属のパーツを取り付けると……なんと、ウサギさんに早変わり!

100%ワイヤレスなネットワークカメラ「Arlo Baby」は3月14日発売予定。価格は2万9800円(税別)

赤ちゃんからペットの見守り、サーバーのおもりもできるスグレモノだ

スマホと連携してリアルタイムの映像が見られるほか、音声モニタリングや声がけもできる。また、本体のライトを点灯したり、メロディーを流したりといった、ベビーモニター機能も充実しているのが特徴だ。また、内蔵バッテリーで動作も可能になっており、「カメラの場所移動」や「数時間のお昼寝」程度であれば、電源なしでの動作もできる。

Arloシリーズは、基本的な操作が統一されているのでわかりやすい

一応「Baby」という商品名はついているものの、じつは高性能な環境監視カメラとなっており、ベースステーション(親機)なしで直接無線LANに接続できるカメラとなっている。

着せ替えが楽しい「けものフレンズ」!

Arlo Babyは、雪だるまのような本体にオプションを取り付けると、ウサギ、ワンちゃん、ニャンコのけものフレンズに変身が可能だ。オプションは、耳と足がセットになっており、標準添付は緑色のウサギさんだ。緑だったらカエルじゃねーのかよ! 的なツッコミは、アメリカ人には通用しないのでやめておこう。

緑のウサギが標準品。別売で黄色いニャンコ(キティ)と、黒ブチのワンちゃん(パピー)の着せ替えも用意されている

耳はやわらかいシリコン製のゴム。小さな子どもやペットがイタズラしても安心だ

耳はシリコン製のゴムでできており、裏にあるスイッチがゴム越しに押せるほか、小さな子どもがイタズラしたり、触ってもケガをしないようになっている。また、同じ色の足も付属されており、これを取り付けると机などにしっかり立つようになっている(足なしでも自立可能)。

我が家の娘たちに一番人気は、黄色のニャンコ

こちらは黒ブチのワンちゃん

ニャンコは、耳をかじられる前の○ラえもんのようなピンとした耳。ワンちゃんは、ディズニーでお馴染みの「101匹わんちゃん」で有名なダルメシアンの黒ブチでたれ耳になっている。

頭部のカメラは上下に50度向きを変えられる

左右には30度向きを変えられる

雪だるまのような本体は、バッテリーが収納されている胴体部分とカメラ頭部になっている。頭部は上下に50度まで動かせ、胴体部分は左右に30度振り向ける。また、Arloシリーズ初となる画角調整(90~130度)が可能となっており、すべてを撮影しようという意気込みが感じられる。なお、カメラの向きは遠隔操作では変えられず、固定したままの向きとなる。

赤ちゃんの見守りに特化した機能が盛りだくさん

カメラの映像は、1080pのハイビジョン解像度。ベストな環境であればテレビなみの高解像映像が見られるが、キャリアの回線などを経由する実用的な解像度は、DVDビデオ同等が少し上ぐらいになるだろう。もちろん、スマホからリアルタイムで映像を見ることができ、暗くなると自動的に赤外線ライトを照射して、真っ暗闇の中でも映像が見られる。

椅子の下などの暗い場所でも、ハッキリ高解像で捉える

フルスクリーン表示にすると、ハイビジョン映像(スマホの解像度にもよる)で見られる

本体内部には、カメラだけでなくマイクとスピーカーも内蔵しているので、スマホから部屋の音声をモニタリングできるだけでなく、スマホからカメラを通じて声をかけられる。音質はクリアで低音もしっかり出るので、話の内容は明瞭なうえに、声の主もハッキリ聞き取れる。

赤ちゃん用として使うなら、夕食の支度をしながらキッチンの死角にあるベビーベッドの様子をモニタリングしたり、リビングや庭にいてもベビーベッドの様子が手に取るようにわかる。

また、小さいうちは寝返りを打つのも危険なので、体勢が変わったり、おしっこやミルクで泣いたりという、映像や音の変化をカメラが見張り、必要なときにスマホにアラート(メッセージ)を送ることも可能だ。赤ちゃんが気になって、料理や団らんができないという子育てから解放されるだろう。必要に応じて、そのアラート時の写真や動画を撮影し、ネットワーク上に保存することも可能なので、アラートにすぐ気づけなかった場合でも、何があったかを把握できるだろう。

プッシュ通知を選ぶと、何かあったときに即座にスマホへメッセージを送ってくれる

「動作検知アラート」では、映像全体やどの部分にどのような変化があった場合に通知するかを指定できる

音声の場合は、どのぐらいの音量で通知するかを指定する。ひと言でいえば、感度の設定だ

さらに、アプリには子守唄が何曲かプリセットされており、遠隔操作で再生できる。本体のプレイボタンを押して再生することも可能で、何分後に自動的に停止するかも合わせて指定できる。

内蔵される子守唄の例

たとえば、揚げ物をしていて手が離せないような場合は、あらかじめ録音しておいた、赤ちゃんをあやす音声を再生して、時間を稼ぐという技も使える。子守唄はネット上からも無償でダウンロードできるので、赤ちゃんの泣きやむ曲を見つけてあげるといいだろう。また、曲だけではなく、心臓の鼓動やザーというノイズ、小鳥の声や小川のせせらぎといった赤ちゃんの落ち着く環境音も用意されている。

子守唄にしたい曲を選んでプレイボタンを押すと、Arlo Babyから曲が流れる

本体にも再生ボタンがあり、最後に再生した曲を再生できる

また、24時間営業の赤ちゃんのために、いろいろな色に変えられる「マルチカラーライト」を搭載。常夜灯としての利用もできる。スマホから操作できるほか、何分後に自動的にOFFにするかの指定も可能。夜中に赤ちゃんが泣いて起こされたときには、本体にあるライトスイッチを押せば、設定どおりのライトが点灯できる。

設定した色や明るさで、指定時間だけ点灯できるライト

赤ちゃんのいる家庭には欠かせない機能だろう

さらに、温度と湿度に加えて、部屋の空気の汚れを示すVOCもリアルタイムで測定でき、スマホに時系列のグラフを残せるようになっている。これらの値は設定範囲を逸脱したときにスマホにアラートを送ることができるので、赤ちゃんを2階に寝かせておいて寒くなったり、暑くなったりしたときには、自動的にお知らせしてくれる。また、VOCの値をアラートすれば、それに応じて空気清浄機を稼働させたりしてもいいだろう。

エアクオリティのグラフはVOC(揮発性有機化合物“Volatile Organic Compounds”)のグラフ

温度や湿度もリアルタイムで調べられるほか、過去の推移のグラフも見られる

範囲を逸脱したときにスマホにアラートを送る設定ができる

なお、赤ちゃんを家に残して外出することはまずない思うが、親に子守りをお願いするようなときに、カメラ映像は自宅の無線LANだけでなく、外出先から4GやLTEと追ったキャリアの回線を経由しても見られる。

送受信機がセットになったベビーモニターも発売されているが、ほとんどが昔のテレビと同等の解像度。音声検知でお知らせしてくれる機能はあるものの、映像検知でお知らせするものはないので、圧倒的にArlo Babyのようなネットワークカメラのほうが高解像で多機能、使いやすく便利なのでオススメだ。

専用スタンドで設置場所も自由自在

Arlo Baby本体には、2440mAhのバッテリーを内蔵している。だいたいスマホの内蔵バッテリーと同程度なので、数時間程度ならバッテリーのみの駆動も可能。また、底面にあるスイッチの切り替えで、つねにUSBケーブルから給電する2Way電源仕様になっている。

底面にあるスイッチは内蔵バッテリーで動作させるかどうかの切り替えとなる。電源接続しない状態でバッテリーを動作させるかも変更できる

スイッチの状態に関わらず、USB ACアダプターを接続しておくとバッテリーは充電される

カメラと同じ三脚用ネジ穴がついているので、市販の三脚をそのまま使うこともできる

本体底部には、カメラと同じ規格の三脚用ネジ穴があるので、市販の三脚を使うこともできる。なお、USBケーブルでつねに充電する場合は、設置場所がケーブルやコンセントに依存されてしまうが、バッテリー駆動する場合は設置場所を選ばない。

オプションの専用スタンド。コレを使うと壁や天井、ベビーベッドなどにも設置できる

USBケーブルは支柱の溝に通すことができ、赤ちゃんに絡まないようになっている

Arlo Babyとセットで購入したいのは、オプションの専用スタンドだ。本体だけでも机の上などに置いて使えるが、専用スタンドを使うと壁や天井、ベビーベッドに取り付けたりと、カメラの設置範囲が広がるうえに、カメラアングルも大きく広がる。

壁や天井に取り付けたり

いろいろな角度に調整できる

支柱は長短2本セットになっているので、設置場所に合わせてジャストフィット!

USBケーブルでの常時給電にも対応し、支柱に電線を通せるので赤ちゃんに電線が絡む心配もなし。Arlo Baby以外のカメラ固定スタンドとしても有用だ。

直接無線LANに接続できる簡単セットアップ

Arlo Babyは親機が不要で、直接無線LANの親機(ブロードバンドルーター)にArlo Babyを接続する。とはいえ、本体のカメラをうまく利用した簡単セットアップになっているので、スマホが使える程度のスキルがあれば、簡単にセットアップできるだろう。

以下は、アプリによるセットアップのガイドとその手順だ。

スマホに表示される指示どおりに進めるだけでセットアップ完了。Arlo Babyの設定は、スマホに表示されたQRコードをカメラに向けると、カメラが自動的に読み込んで設定してくれるので「超」簡単!

赤ちゃん用だけでなくペットや遠隔監視用のカメラとしても!

2Way電源で直接無線LANルーターに接続でき、設置場所も選ばないArlo Babyは、赤ちゃん用のベビーモニターとして最適なのはもちろん、ペット用の見守りカメラとしてもオススメだ。

赤ちゃん用のベビーモニターだけでなく、ペット用にも利用できる

見た目のかわいさとセットアップの簡単さを持ち合わせたネットワークカメラは、筆者の知る限り、今のところネットギアのArlo Babyだけだ

さらに、温度や湿度、VOCがモニターできるという点を活用すれば、サーバールームの稼動監視用などにも使える。マシンルームの温度管理だけでなく、特定のLEDが点滅しているかをわざわざマシンルームまで確認しに行かなくても、システムが清浄稼動しているか否かを確認できる。

多機能かつ各種センサーを搭載しているので、その応用範囲はかなり広く、アイデア次第で赤ちゃんやペット以外のおもりや、監視ができるネットワークカメラだ。