もうすぐ始まるETC、車載器がずらり

　「エレクトロニクスショー'99」ホール11中央には「ITS PLAZA」なるゾーンが設けられている。来年1月から実用化される予定の高速道路のノンストップ自動料金収受システム「ETC」などに関連する製品が関係各社より展示されている。

　今年度中に東関東自動車道、京葉道路、東京湾アクアラインとそれに接続する首都高速道路など一部の料金所にETCのレーンが設けられる。このETCレーンを通過するには、車にETC車載器を取り付けておく必要がある。ITS PLAZAでは、NEC、デンソー、松下通信工業、三菱重工業、三菱電機、沖電気工業、東芝、日産自動車の各社がそのETC車載器を展示している。いずれも価格は3万円程度になる見込み。

　また、ETCを利用するには決済処理を行なうために車載器に差し込むICカード「ETCカード」が必要となる。クレジットカード会社等がこのカードを発行することになっている。当面、このカードの用途はETCのみに限定されるが、将来的には駐車場やガソリンスタンド、飲食店のドライブスルーなどでの利用も見込まれる。

　来月初旬には各社からETC車載器の発表があるものとみられる。

NEC	デンソー
松下通信工業	三菱重工業
三菱電機	沖電気工業
東芝	日産自動車

（湯野 康隆）