こどもとIT

GIGA世代の生徒が進学する高校、1人1台環境をどう実現すべきか。マイクロソフトがオンラインセミナーを5月15日開催

――Japan EduDay: 公立高校で生徒1人1台のPCを5年間活用して分かったこと ~ Windows のメリット ~

GIGAスクール構想による小中学校1人1台端末の整備を受け、次は高校1人1台環境の議論が始まっている。小中学校で1人1台活用した学びを経験した生徒が、来年度以降は高校に進学する。高校のICT環境整備は、喫緊の課題であるといえるだろう。

しかし、公立高校の生徒1人1台端末配備は未だ整っているとはいえない現状がある。また、高校教育は2022年度から新学習指導要領が実施され、「探究型学習」に重点を置いた学習内容や、プログラミングが必修化された「情報I」も始まる。情報科教員の不足も指摘される中、1人1台のICT環境整備と活用のノウハウ不足に、多くの高校関係者が頭を悩ませるところだろう。

そこで日本マイクロソフトは、高校での1人1台活用をテーマにしたオンラインセミナー「公立高校で生徒1人1台のPCを5年間活用して分かったこと ~ Windows のメリット ~」を、2021年5月15日(土)15時より開催する。参加は無料で、事前申し込みが必要

東京都立三鷹中等教育学校 能城茂雄 主幹教諭

同セミナーでは、5年前から生徒に対して1人1台環境を実施してきた東京都立三鷹中等教育学校の能城茂雄教諭が登壇。同校は、2016年に東京都のICTパイロット校に指定され、それ以来、主体的で能動的な学習による学力向上をめざして、ICTの特長を活かした授業改善に取り組んできた。

能城教諭は、同校のICT活用を先導した教員であり、セミナーでは5年間の活用を通して見えた、高校の探究活動や情報科の学習に必要なPCの条件など、WindowsのメリットをICT活用実践のエビデンスに基づいて紹介する。

公立高校における1人1台環境については、まだまだ全国的に取り組みも少ないため、現場の教員から直接話を聞く機会は限られている。これから高校でICT環境整備や活用を進める教育関係者、教育委員会や学校関係者はもちろん、高校入試を控えた子を持つ保護者にも、ぜひ聴講をおすすめしたい。

開催概要
タイトル公立高校で生徒1人1台のPCを5年間活用して分かったこと ~ Windows のメリット
開催日時2021年5月15日(土)15:00~15:45
開催場所オンライン
参加費無料(事前登録制)
対象者教育委員会、教職員等の学校関係者、高校の1人1台環境整備に興味のある方
参加申込み https://aka.ms/EduDay0515
神谷加代

こどもとIT副編集長。「教育×IT」をテーマに教育分野におけるIT活用やプログラミング教育、EdTech関連の話題を多数取材。著書に『子どもにプログラミングを学ばせるべき6つの理由 「21世紀型スキル」で社会を生き抜く』(共著、インプレス)、『マインクラフトで身につく5つの力』(共著、学研プラス)など。