こどもとIT

子どものアウトプットの幅を広げる、プロが支持するアドビのクリエイティブツール

~動画編集からアプリのプロトタイプ制作までをGIGAスクール対応PCでチェック

日本の学校のICT環境は、GIGAスクール構想でようやくすべての小中学生が1人1台のPCを使える道筋がついた。その時に重要なのは、PCを単なるビューワーや電子ドリルのような存在にしないことだ。新型コロナ対応の休校期間中に注目されたコミュニケーション手段としてはもちろん、子どもたちの創造的な学びのアウトプット手段としても徹底的に利用することが大切だ。

その手段の可能性を広げてくれるのが、アドビのクリエイティブなツール群。ビジネス系アプリケーションだけでは表現しきれないような制作活動が簡単にできる。アドビというと、Adobe Photoshop(以下Photoshop)やAdobe Illustrator(以下Illustrator)などプロ向けのクリエイティブツールというイメージが強いが、現在教育分野での動きが活発だ。プロ必携のライセンスAdobe Creative Cloud(以下、CC)が、小中高校向けに年間1ユーザー税別500円以下(メーカー参考価格、最低発注本数は学校250本・教育委員会2,500本から)で提供されている。問題集1冊分程度の金額で、アドビ製品を児童生徒と教職員が使い放題という破格の価格設定だ。

そこで今回は、 マイクロソフトがGIGAスクール構想の応用パッケージとして提案しているSurface Go 2(※)で、実際にアドビ製品を試してみた。試したのは、Intel Pentium Gold搭載のメモリ8GBタイプ。教育現場での使い道のアイディアとともにレポートしよう。

今回使用したSurface Go 2は、B5のノートとぴったり重なるサイズ

※GIGAスクール構想では、学習者端末の整備に1台あたり4万5000円の補助金が国から出る。標準仕様を満たし補助金内で整備可能な「基本パッケージ」と、補助対象外の要素も含んだ「応用パッケージ」が各社より示されている。Surface Go 2はこの「応用パッケージ」の2-in-1型タブレットPCで、渋谷区立命館小学校などでの採用が決まっている。

デジタルネイティブ世代にぴったりの動画編集アプリ「Adobe Premiere Rush」

今の子どもたちにとって、動画は単に視聴して消費するものではなく表現手段のひとつ。アドビの動画編集アプリとしてはプロクリエイター向けのAdobe Premiere Pro(以下Premiere Pro)が有名だが、その機能を厳選し、タブレット端末でも無理なく軽快に使えるようにアレンジされたAdobe Premiere Rush(以下Rush)の使用感からチェックしていく。

まずは動画の素材の用意から。Surface Go 2はキーボード部分を背面にまわせば、手持ちで簡単に写真や動画が撮影できる。インカメラを使えば自分が喋っている姿をレポーター風に撮影することもできる。

持ち運んでさっと撮影できる

起動さえすれば基本操作はスイスイ

素材を用意したらRushを起動。ちょっと待つ感じはあるが、15~20秒ほどで起動完了した。[新規プロジェクト]を作成したら、最初に作品に使う動画を選ぶ。Rush上で動画サムネイルを見ながら選択できるため、これなら子どもでも操作に迷わないだろう。

使いたい素材を選んで[作成]ボタンを押すとプロジェクト編集画面が開く。あとから追加できるので最初に全ての素材を選ぶ必要はない

選んだ動画はRushのタイムラインに読み込まれるので、すぐに編集できる。動画クリップの編集は直感的な操作が多い。両端をドラッグして使用範囲を指定したり、指定位置で分割指示をしたり、複数のクリップをドラッグで並べ替えたりする。重さは感じずスイスイ操作できるし、プレビューの再生動画もクリアだ。

動画クリップが1個読み込まれたところ。コンパクトな10.5インチの画面でも、Rushのツール群は場所をとらないように工夫されている

2個以上の動画のつなぎ目にトランジションを設定して自然な仕上がりにできるほか、カラーフィルターを適用したり、クリップの再生速度を変化させるなどの効果をかけるのも簡単だ。このあたりは子どもが大喜びで試したくなる部分だろう。楽しいだけでなく、理科の実験などを撮影してスローモーション再生で動作を検証するような動画や、逆にタイムラプス風の早回し動画も作れそうだ。スピードに応じて音の高さが変わらないように「オーディオのピッチを維持」の設定もできる。

右サイドの調整ツール群から[カラー]を選んでカラーフィルターを適用
右サイドの調整ツール群から[速度]を選んで、250%の速さに設定

オーディオ関連の機能が簡単かつ充実!

動画クリップ内のオーディオも編集してみよう。動画に録音されてしまった余計な声などを消したい場合は、オーディオ部分だけをドラッグして使用範囲を調整できる。また、撮影中に入ってしまった車の走行音や扇風機などの「サー」という雑音が気になることもあるだろう。そこで大活躍するのが[バックグラウンドノイズを除去]。このチェックを入れるだけで、びっくりするほど雑音が無くなった。今の技術ってすごい!と実感。

画面左下の[オーディオを展開]ボタンで表示を切り替えると、動画の音声部分だけを編集しやすくなる。オーディオタイプを[音声]にすると「バックグラウンドノイズを除去」が選べる

動画に後から説明ナレーションを入れたい場合は、Rush上から画面に向かって喋って録音もできる。映像を見ながら録音でき、失敗しても何度でもやり直せるため、とても直感的で簡単だ。こういう後加工が、PCを使った動画編集ならではのメリットだろう。

左上の[+]ボタンで[ボイス…]を選択すると音声トラックが追加されて録音待機状態になる。録音ボタンを押してから画面に向かって喋っているところ。録音時は他のオーディオはミュートしておく

Rushには著作権フリーの音素材がたくさん用意されているので、手軽にBGMがつけられる。さらに、BGMには他の音声が鳴っている時に音量を下げる[自動ダッキング]を設定することができるため、せっかくのナレーションが聞きづらくなる心配もない。[自動ボリューム]を設定してもいい感じに調整されるので、好みで選ぶと良さそうだ。

左上の[+]ボタンで[メディア…]から[メディアブラウザ]-[Rush Soundtracks]に進み、好きなBGMを選ぶとタイムラインに追加される。BGMのトラックを選択した状態で右サイドの[オーディオ]ボタンで設定を開くと[自動ダッキング]を選べる

写真も動画の大切な素材

動画制作というと、動画だけをつなぐイメージがあるかもしれないが、静止画も立派な動画素材になる。例えばここでは栽培記録の写真を読み込んでみよう。タイムライン上に並んだ静止画を好きな順に並べ長さを調整し、トランジションを適用するだけでいい感じのスライドショーになる。

左上の[+]ボタンで[メディア…]から[メディアブラウザー]で撮影済みの写真を選択する
写真が選択した順でタイムラインに配置され、1画像に2秒ずつ割り当てられているので、好みの順序、長さに変更する

[タイトル]を追加すると、キャプションやタイトル用の文字を追加できる。さまざまな動きがセットされているテンプレートから好きなものを選ぶだけだ。テンプレートの読み込みは若干待たされるが、ストレスを感じるほどではない。なお、キャプションのフォントは画面の印象を左右する大事な要素だ。Adobe Fontsを利用して好みのフォントを使えばかなり表現の幅が広がる。

ちなみに、タブレットの状態だと文字のタイプ時にソフトウェアキーボードが表示されなかった。Rushにはモバイル版とPC版のアプリがあるが、Surface Go 2の場合、PC版を使用するので、編集時はキーボードをつけてPC状態で作業するのがおすすめだ。

左上の[+]ボタンで[タイトル]を選択するとタイトルのトラックが追加される。トラックを選択した状態で右側の[タイトル]を選択すると、好きなテンプレートを選んだりフォントや色、サイズなどの編集ができる

使い慣れたPowerPointやExcelなどのグラフや図表を入れたい場合は、JPEGやPNGなどの画像形式でエクスポートしておけば、Rushのプロジェクトに簡単に追加できる。手書きの絵をPCのカメラで撮って使用してもいいだろう。動画を作る時に、全てを動画素材にしないと思いがちだが、このように写真や画像を使っても印象深い動画が作れる。

PowerPointで作ったタイトルスライドなどを画像で保存してタイムラインに追加。BGMを全体に伸ばし各種編集をして動画が完成した

実際にSurface Go 2でRushを使って完成させた動画がこちらだ。

レポーター風!ビデオの中に小さなビデオを簡単に配置

テレビやオンラインセミナーでよく見かける、動画の片隅に喋っている人の顔が映っている演出(ピクチャー イン ピクチャー)も、Rushなら簡単にできる。別の動画素材を追加して、上層のトラックに移動させ、サイズや位置を調整をするだけだ。クロップ、回転、エッジのぼかしや不透明度の変更もできる。

レポーター風に別の動画を重ねたところ。動画の音をミュートして、ナレーションの音声をゾウの人形が喋っているような演出もできる

こんなふうに動画と動画を重ねるだけでなく、動画と静止画を重ねても構わない。他にも、スマートフォンで撮った縦型の動画を、別の縦型動画や写真、絵などと並べて見せれば、印象的な演出をすることができそうだ。

GIGAスクール対応PCを使ったRushの操作感は?

実際にRushをSurface Go 2で触ってみて、全体的にとても軽快に動いたことに驚いた。Premiere Proの機能を厳選した分、自動処理やプリセットを用意して、少ない操作で高いクオリティの処理を実現している印象だ。画面サイズこそ小さいが、各種設定画面をこまめに閉じ、タイムラインのズーム機能をうまく使えば作業領域を確保できて操作しやすくなる。

筆者がマウス操作に慣れているせいもあるが、指先やペンで小さな点や線を狙って触るのが難しく感じた。とはいえ画面を直接触って操作できるのは、子どもたちにとってもわかりやすいメリットがある。大まかな編集はタッチで手早くすませて、細かな調整はトラックパッドで操作するといったように使い分けるのがよいだろう。

今回はSurface ペン(銀色)とMicrosoft クラスルームペン(黒)の両方を試用した。クラスルームペンは子どもの手に合わせて握りやすく設計されているそう

魅力的なのは、なんといっても、動画の制作が撮影から編集までタブレットPC1台で済んでしまうということだ。子どもたちの活動をイメージすると、この手軽さはありがたい。さっと撮影しに行ってすぐに編集できるなんて、本当に楽しい活動ができそうだ。

また、動画のプロジェクトはアドビのアカウントに紐づいたクラウドストレージに自動保存される。保存し忘れてデータを失うことも、PC本体の容量を圧迫することもない。ただし、素材として撮影した動画はサイズが大きい。GIGAスクール対応PCのストレージ容量は少ないため、作品が完成したら適宜バックアップを取って削除するのが現実的だろう。

完成したプロジェクトは、MPEG4などのPCで再生できる形式で簡単に書き出せるし、YouTubeや各種SNSのアカウントと連携して直接最適な形式で書き出すこともできる。成果物の出力もとても手軽だ。

動画は子どもたちのアウトプットの可能性を広げる

今の子どもたちは、個人が配信する動画を見慣れており、発信への憧れも持っている。教室で前に出て発表することには消極的な子どもが、動画撮影だと恥ずかしがらずに喋ることができるという話も聞く。アウトプットの手段として動画に興味を持つのは間違いない。

レポーター風に自分が演者になる動画を発信するだけでも「伝える力」は育まれるだろう。さらに、動画を見る人にわかりやすい展開や順序を考え、ストーリーボードやシナリオを作り、素材を撮影して編集するという、「見せる」情報を取捨選択し構成する作業は、アウトプットの生きた学びになる。

千葉県立銚子高等学校の生徒がRushで制作した作品。アドビが行った「Hello! SDGs クリエイティブアイデアコンテスト」で、高校生がRushで作成した動画が見ることができる

理科や社会のレポート動画はもちろん、他にも例えば国語なら、班ごとに全員の音読動画を切り貼りしてリレー音読動画を作ったら楽しそうだ。編集作業中に繰り返し聞くことで、作品の捉え方が深まる可能性がある。英語でも説明動画を作ることをゴールにすれば、照れずに沢山発声する機会を作れるだろう。撮影だけでなく編集に注目すると、現在行っている学習の文脈で活用できる場面がとても多いことに気づくはずだ。

アプリのプロトタイプを制作できる「Adobe XD」

ここまでは動画編集のRushを試したが、CCには他にも多数のアプリケーションがある。ウェブサイトやアプリのデザイン、プロトタイプ作成に使われるAdobe XD(以下XD)を紹介しよう。

2022年度から高等学校で「情報Ⅰ」が必履修化されるのを前に、アドビからXDを使ったプロジェクト学習の授業案「防災アプリを作ろう」が無償提供されている。授業案は、今私たちの生活に欠かせないスマートフォンアプリの制作を想定し、アイディア出しから競合の調査、プロトタイプ作成までのとても実践的な内容。1回50分の授業を全6回で構成してあり、授業の時間配分や細やかな注意点まで記されている。

授業案の配布資料より。丁寧な記述が多いので初めての先生でも取り組みやすい。共同編集機能を使ってグループで制作する想定

XDは、実際にアプリ制作やWeb制作の現場で、企画からデザイン、開発まで幅広い段階で使われている。実際に動くプロトタイプを作れるのがポイントだ。あたかも完成したアプリやWebサイトのような感覚で操作して見せることができる。エンジニアがコードを書いて機能とデザインを実装していく工程の前に、プログラミングの技術がないメンバーでもプロトタイプを繰り返し再考できるのが最大のメリットだ。

XDのチュートリアル用のファイルを表示したところ。このような完成度の高いデザインをする機能があるが、通常、まずは線やシェイプだけでラフを作ることが多い

Webサイトやアプリのデザインがしやすい機能が厳選されているので、操作はわかりやすい。高校生でも無理なく企画から実際の機能の検討、使い勝手を意識したプロトタイプ制作を体験できる。この学習では、機能検討とブラッシュアップの過程を通して体験することが重要なので、デザインのクオリティを求めすぎる必要はないが、XDには豊富なテンプレートやUIキットが用意されており、とても便利だ。また、使い方の学習動画が豊富でアクセスしやすいので、先生が全て教えなくとも生徒が自ら学ぶことができる。

どこをクリックしたらどの画面に移動するという動きのあるプロトタイプを作れる。線でつなぐだけの簡単操作
プロトタイプは実際にスマートフォンサイズの画面でプレビューできる。設定したリンクを押せば指定の画面に移動する。スマートフォン本体でプレビューすることもできてデモンストレーションに最適

もともと、とても軽快に動くアプリケーションなので、Surface Go 2でも全く問題なくスイスイ動いた。強いて課題を挙げれば、10.5インチのSurface Go 2のディスプレイではやや小さく、制作作業中に若干ストレスを感じそうだ。XDはショートカットキーやトラックパッドを使った方が作業効率がよいため、タブレット状態ではなくリアルなキーボードを付けたPC状態で使うのをおすすめする。

高校の「情報Ⅰ」に限らず、小中学校であっても、情報技術を身近に捉え、リアルな課題を解決するような発想を求める学習が今後益々求められる。そうしたプロジェクト型の学習で、アプリのアイディアを考え発表するということもあるだろう。XDがあれば、アウトプットの選択肢がひとつ広がることは間違いない。

CCにはプロが認めるアプリが他にもたくさん

他にもプロのイラストレーターからの評価が高いAdobe Fresco(以下Fresco)は、さまざまなブラシ表現が用意されていて、手描き感覚で作画ができる。Surface Go 2のようなペンも使えるタブレットPCならではのアプリだろう。作品は画像として保存して、Rushなど他のアプリで素材として使える。

ただ、Surfaceペンはポインタが若干遅れるように感じることがあるが、筆圧でのタッチが再現できるのがメリット。子どもの場合は指先や一般的なタッチペンでも描くのもよいだろう。

Frescoではこんなにじみ表現も簡単にできる。

試してみたアプリケーションについては、全体として、こんなにも普通に動くのか、とちょっと拍子抜けするほどだった。しかも、小さい画面サイズでは手に負えないということはなく、意外とストレスなく使える。アドビ製品のUIがあるときからけっこう大きく変わったのは、多画面サイズに対応するためだったのか……と、今頃気づかされた。また、Rushのようにモバイル利用を前提に設計されたアプリケーションの軽快さを実感した。

こんなふうに軽快に動くのであれば、世界中でプロが使っているアプリケーションを子どものうちから使うことはメリットしかない。いまどき、文書作成だってプレゼン作成だって大人と同じアプリケーションを使っている。音楽やスポーツなどの世界でも、事情が許すなら、子どもだっていい道具を使った方が効果的だ。

使いはじめの頃は、機能のほんの一部しか使わないとしても、アウトプットの基本的な質は高まるし、使い続けたときには大きな差が出てくる。ツール側に限界を設けられることなく制作物のクオリティを上げていけるのはとてもありがたい環境だ。仕上がりの質が高まると、子どもたちの自信にもつながるだろう。新しいツールを手にすれば、アウトプットの選択肢が広がり、子どもたちが編集し表現する機会増え、その力が磨かれる。

GIGAスクール構想で1人1台が実現し、プロが使うクリエイティブツールを全ての子どもたちが使える準備が整う。子どもを取り巻くICT環境が豊かになっていく未来が、今からとても楽しみだ。

【コラム】4GBモデルと8GBモデルのCC動作比較

今回、Surface Go 2のメモリ4GBモデルと8GBモデルで、2020年7月現在のCC各アプリ最新版について動作比較を実施した。どちらもマイクロソフトがGIGAスクール構想の「応用パッケージ」として提案している、Intel Pentium Goldを搭載した端末だ。なお、記事本文では8GBモデルを使用している。

・8GBモデル
本文でも紹介したように、Frescoのペンとの相性に留意点がいくつか認められたが、Rush、XDに加え、Photoshop、Illustrator、Adobe Spark(以下Spark)、Adobe Photoshop Lightroom(以下Lightroom)のいずれも大きな問題なく利用できた。XDを起動したまま、PhotoshopやIllustratorを同時起動しても使用できることも確認している。

・4GBモデル
Rushは使用できず、Frescoは動作が安定しないので、この2つの使用は現実的ではない。Photoshop、Illustrator、Lightroomは少しもたつきを感じるものの動作するが、安定して使うにはそれぞれ単体で起動した方がよいだろう。XD、Sparkは問題なく動作した。

動作比較一覧
アプリ名4GBモデル8GBモデル
Photoshop○※
Illustrator○※
Rush×
XD◎※
Fresco
Lightroom
Spark

※単体起動での安定動作を確認
◎問題なく動作する
○少しもたつくが動作する
△一部の動作に問題がある
×動作に問題があり作業できない

このように、4GBモデルは動作に制約が多いため、子どもたちの自由な発想を引き出し、体験の質を高めるには8GBモデルが望ましい。また、記事本文でも触れているが、Surface Go 2に限らずGIGAスクール対応PCは総じて画面サイズが小さく、ペンやトラックパッドでの細かい操作がしづらい場合もある。例えば、画面サイズがより大きい学校の共有パソコンで作業の続きを行うなどしても良いだろう。データがクラウド上にあれば使用機器の切り替えもスムーズだ。

※上記内容は、特定の環境により検証した結果を作業者個人の感想でまとめたものです。アドビ公式のアプリケーション毎のシステム条件については、こちらを参照してください。
https://helpx.adobe.com/jp/creative-cloud/system-requirements.html

[制作協力:アドビ株式会社]

狩野さやか

株式会社Studio947のデザイナー・ライター。ウェブサイトやアプリのデザイン・制作、技術書籍の執筆に携わる。自社で「知りたい!プログラミングツール図鑑」「ICT toolbox」を運営し、子ども向けプログラミングやICT教育について情報発信している。