あなたは本当のWindows 10をまだ知らない……?

「FMV ESPRIMO WHシリーズ」+Windows 10でしか体感できない、あんなこと、こんなこと!

3種類のスタイルで使えるデスクトップPC「FMV ESPRIMO WHシリーズ」でWindows 10のポテンシャルを引き出す!

7月に正式リリースされたWindows 10の熱気も、そろそろ一段落してきたようだ。旧版ユーザーの無償アップグレード、復活したスタートメニュー、洗練されたWebブラウザー「Microsoft Edge」、アプリケーションやデスクトップを使いやすくするタスクビューと仮想デスクトップ、グラフィック処理を向上させるDirectX 12など、ポイントとなる部分はいくつもあり、実際にその恩恵を受けているユーザーも多いと思う。

しかしWindows 10はソフトウェアとして進化した箇所が多い分、それに伴ってハードウェアと密接に連携して動作する部分もかなり増えている。すなわち、特定のハードウェアがあれば、Windows 10のさらなる新機能や隠れた便利さを体感できちゃったりするのである。「FMV ESPRIMO WHシリーズ」は、実はそんなWindows 10の知られざる“すごさ”を堪能できる数少ない一体型デスクトップPCなのだ。

WHシリーズには上位モデルの「WH77/W」と「WH53/W」がある。今回はインテル® RealSense™ 3Dカメラを搭載したWH77/Wを試用した
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ESPRIMO WHシリーズ
カタログモデル スペック
品名 WH77/W WH53/W
本体カラー シャイニーブラック スノーホワイト
CPU インテル® Core™ i7-4712MQ プロセッサー(HTテクノロジー対応) インテル® Core™ i3-4100M プロセッサー(HTテクノロジー対応)
OS Windows 10 Home 64ビット版
メモリ 標準8GB(8GB×1) / 最大16GB 標準4GB(4GB×1) / 最大16GB
ストレージ HDD 約2TB HDD 約1TB
光学ドライブ BDXL™対応 Blu-ray Discドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応)
液晶 LED バックライト付タッチパネル式 高色純度・高速応答・高解像度TFTカラーLCD(フルフラットファインパネル)1920×1080ドット
ハイレゾ対応 ハイレゾ音源対応ヘッドホン出力搭載(最大192kHz/24ビット)
NFC 搭載 -
Webカメラ フルHD Webカメラ内蔵(有効画素数 約200万画素)
インテル® RealSense™ テクノロジー対応
HD Webカメラ内蔵(有効画素数 約92万画素)
サイズ 564×229×385mm(本体最小傾斜時)
564×352×167mm(本体最大傾斜時)
付属ソフト Microsoft Office Home and Business Premium、ATOK 2015 for Windows、Corel® Digital Studio for FUJITSU、PhotoDirector 6 Ultra、PowerDirector 13 Ultra、ColorDirector3 Ultra、AudioDirector 5 Ultra、筆ぐるめ 22、マカフィー リブセーフ 3年版 など Microsoft Office Home and Business Premium、ATOK 2015 for Windows、Corel® Digital Studio for FUJITSU、筆ぐるめ 22、マカフィー リブセーフ 3年版 など

新たに加わった「Windows Hello」による顔認証が超快適!

前バージョンのWindows 8からは、Windows自体へのログオンに任意のローカルアカウントだけでなく、PINコードや、Hotmail/Outlook.comなどのオンラインサービス用のMicrosoft アカウントを使うことができるようになった。IDやパスワードを入力する手間が減ったうえに、Windowsと各種サービスとの連携が図られたわけだ。

これだけでもけっこう大きな変化ではあったのだけれど、Windows 10ではさらに、ユーザー認証の部分に新たな機能「Windows Hello」が追加されているのをご存じだろうか。Windows Helloは、指紋や虹彩、もしくは顔といった生体情報を使ってログオン時の認証を可能にするもので、いずれはマイクロソフト以外のサービス利用時の認証にも使われることになる、という話もある機能。

WHシリーズの上位モデルであるWH77/Wには「インテル® RealSense™ テクノロジー」を採用した3Dカメラが搭載されていて、このカメラを通じてWindows Helloによる顔認証機能を利用することが可能になっている。なんだかずいぶん高度な機能のような感じがするけれど、使い方はすごく簡単。最初の設定時だけはWH77/Wのカメラ映像がプレビュー表示されるので、自分の顔がしっかり写るよう、近すぎず、遠すぎない距離で顔認識させるだけ。

「WH77/W」はインテル® RealSense™ テクノロジーを採用した3Dカメラを搭載
最初に行う顔認識の作業中。ただ座っているだけだ

設定が終わったら、後はPCの前に座るだけで、というか、PCのカメラに顔が写るようにひょいっとのぞき込むだけでログオンできてしまう。ちょっと大げさに聞こえてしまうかもしれないけれど、実際のところ、この顔認証機能の快適さは本当に感動的。Windowsがロックされた状態から、顔を認識するまで、感覚的にはゼロコンマ数秒もかからない一瞬で完了し、キーボードやマウスの操作を一切することなく、すぐに自分のデスクトップが表示される。もちろん、アカウント設定のない他人がPCの前に座った時は認証されることはない。

顔認証機能を有効にすると、ログオン画面で「ユーザーを探しています」と表示される
座れば即、ログオン完了
他の人が座ると、当然ながらログオンできない

そもそも1人でPCを使っているのであれば、ログオンパスワードを設定することもないのかもしれない。パスワードを入力するのが面倒だからといって、電源を入れたら即デスクトップが表示される、ノンセキュリティな環境で使っている人もいるだろう。でも、万が一のためを考えて、PCは基本的にはパスワードで保護すべきだ。入力の手間も要らずにログオンできるのなら、手軽さとセキュリティを気軽に両立できる。

もちろん、家族でPCを共用している家庭など、セキュリティやプライバシーを守るために1人ずつアカウントを作成していたり、ログオンパスワードの入力が求められる設定にしている人にとっては、なおさら便利だ。キーボード入力が苦手な家族に優しいし、自分で使う場合にも、PCの使い始めにキーボード入力が不要になるだけでも気分はかなり変わる。ちょっとした調べものならスマホやタブレットでいいか、などと思っていたのが、積極的にPCを使おうか、という気にもなってくるのだ。

ちなみに2014年秋に発売された前モデル「WH77/S」も、同じように3Dカメラを搭載しているから、Windows 10にアップグレードすることでWH77/Wと全く同じようにWindows Helloによる顔認証機能が使えるはず。これだけでもWindows 10にアップグレードする価値はありそうだ。

Windows 10の新機能を使い倒せる3スタイル

WHシリーズに共通する大きな特徴は、スタンダードなデスクトップPCとして使える「ベーシックスタイル」、画面を斜めに傾けて指でタッチして使える「タッチスタイル」、ほとんど画面を寝かせて付属のタッチペンで操作できる「ペンスタイル」の3パターンで使えること。これらのうち、特にペンスタイルをうまく活用することで、Windows 10はさらに面白く、便利になる。

ディスプレイを起こした状態で使う、一般的な「ベーシックスタイル」
「ベーシックスタイル」から液晶を倒していくと上記写真の「タッチスタイル」に。さらに倒していくと「ペンスタイル」となる

専用のタッチペンが付属している

例えば、新たにWindows 10から搭載されたWebブラウザー「Microsoft Edge」は、Webページ上に手書きできる機能を備えている。ページ上の気になる部分をマークしたり、メモとしてコメントを残したりと、プライベートにも、仕事にも使える機能だ。手書き時は、当然ながら指先でのタッチ操作も可能だけれど、細かい書き込みにはどうしても不向きではある。

その点WHシリーズなら、付属しているタッチペンを使って、細かく、あるいは大胆に画面に手書きしていける。とりわけ文字を書き込むような時は、先の細いペンの使い勝手は抜群だ。ツールパレットを操作してペン先の太さや色を変える時も、細いペンだからタップミスしにくい。また、ペンスタイル時には、画面が実際の紙を思わせるアイボリー風の色合いになり眼にも優しくなる「ペーパーモード」に自動/手動で切替可能だ。さらに、切替と同時に「ペンナビ」が自動起動することで、ペンを使用するアプリケーションを簡単に起動することもできる。

「Microsoft Edge」でWebページ上に手書き
ツールパレットのような小さなタップエリアでも、先細のペンならタップミスしにくい

実際に紙に書く姿勢に近いペンスタイルは、プリインストールされている高機能ペイントソフト「Fresh Paint」のようなお絵描きツールでも、当然ながらその利点を十二分に発揮できる。あるいは絵を描くような場面じゃなくても、正確にポイントしやすいペンだと小さなボタンも確実にタップしやすくなるから、普段使いにもおすすめできる。

ペイントソフトなら、ペンで描いていくのが一番
タッチスタイルでWeb閲覧していくのもラクラク

それと、Windows 10では、画面の左端から右方向へフリックすることで現れる「タスクビュー」や、画面下部で管理できる「仮想デスクトップ」機能により、たくさんのアプリケーションを起動していても切り替えが容易になったが、このような新しい機能の使い勝手は、タッチ操作に最適化されていることもあって、ペンや指先での操作が本当に楽ちんだ。

アプリケーション切り替えを容易にする「タスクビュー」と「仮想デスクトップ」。指はもちろんペンでもサクサク操作できる

ちなみにWHシリーズでは、ペン操作のみ認識する「ペンモード」と、指先によるタッチとペンの操作両方を認識する「タッチ&ペンモード」の2種類を用意していて、いつでも切り替えられる。ペンモードでは画面に手をつきながらペン先でじっくり書き込む場合でも誤認識しないし、もう一方のタッチ&ペンモードでは、左手は指先で、右手はペンで、みたいな“両刀”使いもOK。自分なりの操り方ができるのも、WHシリーズの魅力だ。

「ペンモード」と「タッチ&ペンモード」は画面上や本体上部にあるボタンですぐ切り替えられる

あのATOKがプリインストール!キーボードにも工夫が

以上のように、操作面ではマウスも、タッチも、ペンも活用できる3スタイルが特徴のWHシリーズ。しかし、実は文字入力に関わるキーボード周りでも、今までにない使いやすさを実現している点に注目したい。というのも、なんとジャストシステムの日本語入力システム「ATOK 2015 for Windows」が標準でプリインストールされているのだ。単体で購入すれば1万円以上、常に最新版を利用できる月額課金のATOK Passportで月々数百円かかる製品が、WHシリーズの購入直後から無料ですぐに使えてしまう。

ATOK 2015 for Windowsがプリインストール

ATOKは、圧倒的に高い変換精度を誇る純国産日本語IME。Windows標準のIMEも頑張っているとはいえ、老舗であるジャストシステムのATOKは昔からの根強いファンも多く、長文入力するならこれしかない、というこだわりをもっている人もいるだろう。WHシリーズならATOKを改めて導入する必要はないし、初めてATOKに触れる人であれば、ちょっと試してみただけでも日本語入力の快適さや楽しさを実感できるはずだ。

ATOKならではの快適な日本語入力をすぐに利用できる

そのATOKの快適さを支えるキーボードにも工夫が凝らされている。1つは、エリアごとに打鍵時の重さが異なっているところ。タッチタイプの際は通常、指ごとに打鍵するキーが異なり、中央付近は人差し指や中指で、左右の端の方は薬指や小指でそれぞれ押しているはず。ただ、人差し指などは力が入りやすく、逆に小指の方は力が弱い。そこで、WHシリーズのキーボードでは、その指が担当する範囲ごとにキーの反発力を3段階で変えている。中央付近は重く、左右の方は軽く、といった具合だ。

WH77/Wの付属キーボードとマウス
中央付近のキーは重く、左右端の方のキーは軽い押し心地になっている

このような仕組みにすることで、感覚的には全ての指を均等の力で動かしてスムーズにタイプできるようになっている。キートップもなだらかな凹形状にして押しやすさを追求しており、ハードウェアとソフトウェア(ATOK)の両面から可能な限り素早く、楽にキー入力できるよう考えられているのだ。

キートップの凹形状なども打鍵感を上げるための工夫

音声アシスタント「Cortana」でWHシリーズはさらに進化する!?

タッチパネルとキーボードによる操作がバッチリなWHシリーズにおいて、次に期待されるのはそのどちらも使わない、音声認識による操作かもしれない。これについては、Windows 10の新しいパーソナルアシスタント機能「Cortana」がその役目を担うことになると思われる。テキスト検索に加え、声で指示するだけで適切な情報を収集したり、アプリケーションを起動したり、といったインテリジェントな対話機能を提供するCortanaは、現在のところ日本語環境には対応していないけれど、遠くない将来にきっと利用できるようになるはず。

まだ日本語環境には対応していないパーソナルアシスタント機能「Cortana」

そうなった時、WHシリーズではどんな使いこなしが可能になるのだろうか。リビングに置いたWHに向かって、テレビで紹介されていた気になるスポットをすぐにWeb検索するよう話しかけたり、料理中で手が汚れていて画面に触りたくない時にハンズフリーでレシピ検索したり、なんてことは余裕でできそう。

将来的には、ユーザーの求めに応じて検索やアプリケーションの起動を実行した際に、FMVがハブとなって、家の中のさまざまなIoT機器を声で集中コントロールできる存在になったりとか……、あるいはWH77/Wの3Dカメラで表情を読み取って、実行結果の良し悪しを機械学習しながら、どんどん賢い実行結果を返すようになるとか…………っていうのはちょっと飛躍しすぎかもしれないけれど、CortanaによってWindows 10搭載のWHシリーズはもっともっと便利になっていくことは間違いないはずだ。

ヘイ、コルタナ!トイレを流しておくれ!(※あくまで予想です)

高解像度写真・動画も扱える、Windows 10搭載PCの決定版

最後に付属ソフトウェアについて、もうちょっと触れておきたい。最近は高性能なデジタルカメラやビデオカメラが入手しやすい価格で登場していて、高解像度の写真や動画を扱う場面も増えてきたことと思う。スマートフォンでもなく、タブレットでもなく、PCをわざわざ使う理由としては、そういった写真・動画の編集や整理に思う存分活用できるから、ということもあるのではないだろうか。

上位モデルのWH77/Wでは、そんな写真・動画の編集に最適なツールもしっかり用意。写真加工用にはサイバーリンクの「PhotoDirector 6 Ultra」が、動画編集用には同「PowerDirector 13 Ultra」がプリインストールされている。前者のPhotoDirector 6 Ultraは、デジタルカメラなどで撮影した写真の色補正や、フィルターを駆使した特殊加工が可能で、後でフレキシブルに編集が可能なRAWデータの読み込みと編集にも対応している。後者のPowerDirector 13 Ultraは、4K動画の編集までカバーするパワフルなビデオオーサリングツールだ。

RAW画像にも対応する「PhotoDirector 6 Ultra」
4K動画の編集も可能な「PowerDirector 13 Ultra」

セキュリティ保護の選択肢を増やし、タッチパネルとキーボードの使い勝手を大幅に向上させ、PCでしかできない高度なマルチメディア処理にもしっかり対応してきたWHシリーズ。Windows 10を使うならこれでしょ!と、誰にでもおすすめできる決定的な機能が詰まっていて、とっても満足度の高い1台だ。

(日沼諭史)

富士通WEB MARTではスペックのカスタマイズが可能!

富士通の直販サイト「WEB MART」では、WHシリーズのカスタムメイドモデル「ESPRIMO WW1/W」を購入可能。カスタムメイドモデルはCPUやストレージなど、詳細なスペックをカスタマイズすることができるので、コスパ重視派もスペック重視派も要注目だ。
>>詳細はこちら

カスタムメイドモデル ESPRIMO WW1/W

CPU
インテル® Core™ i3-4100M プロセッサー(2コア/4スレッド/2.50GHz) 、インテル® Core™ i5-4210M プロセッサー(2コア/4スレッド/2.60~3.20GHz) 、 インテル® Core™ i7-4712MQ プロセッサー(4コア/8スレッド/2.30~3.30GHz)から選択可能
カメラ
インテル® Core™ i3 プロセッサー、インテル® Core™ i5プロセッサー選択時:HD Webカメラ内蔵
インテル® Core™ i7 プロセッサー選択時:フルHD Webカメラ+Intel(R)RealSense(TM) テクノロジー内蔵
メモリ
4GB、8GB、16GBから選択可能
ストレージ
約1TB HDD / 約2TB HDD / 約3TB HDDから選択可能
光学ドライブ
スーパーマルチドライブ / BDXL™ 対応 Blu-ray Discドライブから選択可能
カラー
シャイニーブラック / スノーホワイトから選択可能
Office
Office Personal Premium / Office Home and Business Premium / なし から選択可能

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