サイトデザイン（4818 東マ、326,000円）は電子商取引（EC）のウェブサイトの受託開発とECサイトを構築するツールを開発・販売する。ECサイト構築ツールベンダーとしては初の株式公開企業である。

上場初日の終値326,000円はウィット･キャピタル証券の単体予想に従うと、今2001年3月期予想PERで104倍、来2002年3月期予想PERで36倍の水準である。オレンジハウスがリスク要因にならない限り、単体のバリュエーションを中心に判断すべきである。

ECブームの第1ステージは、カリフォルニアのゴールドラッシュに似ている。「金」を掘り当てようとするEC事業者よりも、掘るための「つるはし」を提供するテクノロジープロバイダに投資する方が賢明である。

2001年3月期上期の単体売上高は3億円、営業利益は700万円の損失であった。下期の単体売上高は現在の受注残や商談状況から判断して5億円が見込め、通期では単体売上高8億円、営業利益1億円を見込む。当期利益は3,500万円、EPSは3,133円を予想する。

公開日	2000年12月12日		資金調達額（十億円）	0.4
市 場	東証マザーズ		公募価格（円）	320,000
時価総額（十億円）	3.6		公募株数（株）	1,500
株価（2000年12月12日）	326,000		売出株数（株）	0
			発行済株数（株）	11,170

決算期	99/3	00/3	01/3予	02/3予	03/3予
売上高（百万円）	19	390	800	1,300	2,100
EBITDA（百万円）	-41	29	110	220	380
経常利益（百万円）	-43	32	70	200	350
当期利益（百万円）	-43	18	35	100	175
EPS（円）	-	1,810	3,133	8,953	15,667
PSR（倍）	68.6	8.1	4.6	2.8	1.7
PER（倍）	-	180.1	104.0	36.4	20.8