4日、株式会社サイバー･コミュニケーションズ（4788 ナJ、602,000円）の2001年3月期の上期決算説明会が開催された。ポイントは以下の3つである。

オプトインメール広告を中心としたメール広告が大幅に伸びた（前年同期比8倍増）。第2四半期は全体の売上成長率（前期比21.5％）に対して、検索系サイトの寄与度が8.0％と最も高いが、それに次ぐのがメールの5.3％となった。

アドネットワークも好調（同4倍増）であった。アドネットワークは代理店手数料に加えて、配信手数料も取れるため粗利益率が高い。ヤフー（4689　店頭、7,860,000円）の手数料低下も予想されるため、アドネットワークは今後強化すべき媒体の1つと考えられる。

アドソリューションエックス社のサービスが2001年1月中にスタートする。広告掲載確認、報告書フォーマットの統一、マーケティングツールの開発を事業とし、インターネット広告業界全体の信頼性向上に寄与すると考える。

レーティングは11月16日付カンパニーレポートで、830,000円で「売り」とした。その後、株価は調整し、下値の目処としていた株価粗利益倍率で110倍となったため、レーティングを「保有」に戻す。

株価（円）	\602,000		52週レンジ	590,000-1,220,000
（2000年12月4日）			発行済株数（千株）	247
時価総額（十億円）	149		ROE（％）	1.5

決算期	99/3	00/3	01/3予	02/3予	03/3予
売上高（十億円）	1.8	5.1	11.0	24.0	43.0
EBITDA（十億円）	0.1	0.3	0.5	1.4	3.1
経常利益（十億円）	0.05	0.2	0.4	1.4	3.0
当期利益（十億円）	0.01	0.1	0.2	0.8	1.7
EPS（円）	7,000	8,313	830	3,138	6,943
PSR（倍）	0.7	1.9	13.6	6.2	3.5
PER（倍）	86.4	72.8	729.0	192.8	87.1