ネクストコム（2665　ナJ、8,650,000円）の2001年3月期上期は、売上高102.1億円（前年同期比55.3％増）、経常利益9.1億円（同190.3％）、当期利益5.26億円（同69.9％増）となり、ウィット・キャピタル証券の予想を上回るものとなった。

ISP・キャリア向けを中心に、ルータ、アクセスサーバー、スイッチ、セキュリテイ製品などがどれも高い伸び率（対前年同期比42％～176.4％増）を示した。

粗利益率は前年同期比2.4ポイントの低下で20.5％となったものの、売上高販管比率が5ポイント低下した結果、売上高営業利益率は2.6ポイント上昇した。

当期の受注高は125億円（同69.7％）、受注残高も57億円と高水準を保っていることから、当面、環境はフォローであり、業績は好調に推移するとみる。

今後の課題としては、(1)保守などのサービス売上比率を高めること、(2)SI経由ではなく直販比率を高めること、(3)インテグレーションが必要となる付加価値の高い商材を販売することにより粗利益率を高めること、などが挙げられる。

株価（円）	8,650,000		52週レンジ（円）	4,950,000-10,300,000
（2000年11月27日）			発行済株数（株）	8,265
時価総額（十億円）	71.5		ROE（％）	6.8

決算期	99/3	00/3	01/3予
売上高（十億円）	11.3	14.7	21.0
EBITDA（十億円）	0.5	0.9	1.9
経常利益（十億円）	0.3	0.7	1.7
当期利益（十億円）	0.3	0.4	1.0
EPS（円）	28,818.8	34,441.5	120,149.0
PER（倍）	300.2	251.2	72.0