株式会社ガーラ（4777 ナJ、1,150,000円）の2001年3月期の中間決算が8日に発表され、9日には決算説明会が開催された。今中間期は売上高3.9億円、売上総利益率70.8％、営業利益45百万円、営業利益率11.7％となった。売上成長率は四半期ベースでは第1四半期比で24.6％増と順調に伸びたものの、事業別にみると成長率の格差が顕著に表れてきた。

順調に売上を伸ばし、今後、ガーラの成長のカギを握ると思われるのが掲示板･チャットのフィルタリングソフトを用いたコミュニティツールASP事業である。特に注目したいのが、アルプスシステムインテグレーション社と共同企画した学校（小･中･高）向け商品「DREAM Community」である。その理由は、国策として学校（小･中･高）の情報化教育を推進することによる市場の拡大と教育機関チャネルに強いアルプス社の営業力が期待できることである。

バリュエーションは、ウェブフィルタリングソフトの開発メーカーであるWebsense社と比較すれば、「DREAM Community」の本格的な収益貢献が予想される来期には割安感も出てくる。今期の業績予想ベースではレーティングは「保有」でスタートするのが妥当であると考える。

株価（円）	\1,150,000		52週レンジ（円）	900,000-1,990,000
（2000年11月9日）			発行済株数（千株）	10
時価総額（十億円）	12		ROE（％）	0.2

決算期	00/3*	01/3予	02/3予	03/3予
連結売上高（十億円）	0.2	0.9	1.3	1.9
連結EBITDA（十億円）	0.01	0.1	0.2	0.4
連結経常利益（十億円）	0.01	0.1	0.2	0.3
連結当期利益（十億円）	0.001	0.04	0.1	0.2
連結EPS（円）	75	3,887	9,717	15,548
連結PSR（倍）	50.6	13.8	9.0	6.4
連結PER（倍）	15,329.5	295.9	118.3	74.0