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ゲームに投資(12月18日更新) [ゲームに投資一覧]

 先週のゲーム株は、任天堂(7974)やバンプレスト(7854)が上昇し、翔泳社(9478)やトーセ(4728)などが下落した。週半ばまで堅調に推移していた日経平均も週後半には大幅下落となり、株式相場全体に下値不安が再燃した形となった。ゲーム株も、クリスマス商戦で、先行逃げ切りで優位に立とうとする企業と、それに追随、リードを許すまいとする企業との壮絶なバトルが展開され、ゲーム業界全体が20世紀最後のサバイバルゲームの様相を呈してきている。中には、セガ(7964)やナムコ(9752)のように、かつて提携など考えられなかった者同士が手を結ぶなど、これから勢いが増すであろう“合従連衡”の流れを一部で確認することができた。

●強力な逃げ馬
 先週の値上がり率第1位は、任天堂であった。その上昇の最大の理由となったのが、発売が遅れていた次世代携帯ゲーム「ゲームボーイアドバンス(GBA)」の来期出荷台数を、2,400万台計画していることが発表されたからである。いままでは、液晶の調達不足からGBAの供給が需要に追いつかないことが懸念材料となっていたが、製造元のシャープの供給増により、GBAの月産200万台体制が可能となった。

 つまり、現行のゲームボーイカラー(GBC)から、ゲームボーイアンドバンス(GBA)へのスムーズな移行がほぼ確実のものとなったと言って良いだろう。また、「今年の冬のボーナスが3年ぶりに前年実績を上回った」と報じられたこともプラスに作用した。当然ボーナスが増えれば、クリスマスから年始にかけてゲーム機の販売拡大への期待が高まる可能性が高い。14日に発売となったゲームボーイカラー向けの「ポケットモンスタークリスタルバージョン」が400万本の売上げを目標にしているだけに関係者の鼻息も荒いということだろう。

 しかし、その携帯ゲーム市場で、“先行逃げ切り勝ち”を狙う者がいるのを忘れてはならない。それは、バンダイ(7967)であり、先日発売された「ワンダースワンカラー」である。この「ワンダースワンカラー」は、カラー液晶を使っており見栄えがすることは勿論のこと、「ファイナルファンタジー(FF)」を本体とセット販売し、月末までに60万台出荷する見通しだという。ゲームボーイアドバンスの出荷予定総台数に比べれば大したことはないと思われるのだが、意外とRPG(ロールプレイングゲーム)を携帯ゲームでできるという“快感”をいち早く味わいたいプレイヤーは多く、FF人気も加わることによって、任天堂にとっては非常に脅威であると考えられる。

 かつて、バンダイの関係者が「バンダイと任天堂は顧客層(ターゲット)が異なる」という認識を示し、私自身もその時は「なるほど!」と納得させられたが、実際はかなりの部分で“競合”しており、今ではバンダイが任天堂を駆逐する可能性すらあると思っている。9日に販売を開始した「ワンダースワンカラー」が週末の2日間で初回出荷分の30万台が完売したことがその可能性を示唆しているように思えるのだが・・・。果たしてどうであろうか。

●強烈なキャラクター
 今週の20日にナスダックジャパンに新しいゲーム株が誕生する。その名は「買わなきゃハド損!」のCMで有名な「ハドソン(4822)」である。このハドソンが作った有名なゲームと言えば、「ボンバーマン」や「桃太郎電鉄」である。その他、iモード向けにコンテンツ配信サービスなども手掛け、ゲーム世代にとっては知らない人の方が少ないくらいである。

 特に“桃鉄”の超ロングランに関しては頭の下がる思いである。その面白さといったら群を抜いており、大人でも充分楽しめる内容となっている。たかが“スゴロク”と馬鹿にしてはいけないほど多様性と発展性を含んでいる。特に、“キングボンビー”のキャラクターは強烈であり、彼と出会ったときに一種のカルチャーショックを受けたのは私だけではないはずである。また、このゲームは発売当時、4人同時にプレイできるゲームということで非常に珍しく、家庭内での会話が少なくなったと言われる現代で、家族4人のコミュニケーションが取れる貴重なツールとしてその大役を果したのではないだろうか。

 そういった意味で、このハドソンという会社は、1人でやるゲームの独特の暗いイメージを、複数人数でプレイすることで明るいイメージに変えた“立役者“であると考えられる。しかし、今回のナスダックジャパンの上場で、相場のイメージを明るく出来るかどうかは全く別問題であるようだ。

●今週の展望
 今週も3度目の正直でセガに期待したい。直近で1290円まで上昇したものの先週時点では5日移動平均線を割り込みすっかり調整ムードが漂っているのだが、12月8日時点での信用倍率は1.09倍と依然好取組みであり、“雰囲気”を醸し出している。チャート上でも、現在三角持ち合いを形成し、かなり煮詰まっていることから、上放れの可能性も高いと考えられる。

 よって今週も「セガに期待!」ということで締めさせていただくが、底割れ懸念のある非常に弱い地合いの中で“悪材料”が出ないように、今週は以下のように道具を使いたい。

・・・せいすい→使う

□関連表
・ゲーム各社騰落率
・ゲーム各社先週の動き

フィスコ アナリスト 黒岩 泰
2000/12/18

■ゲーム関連企業リポート
・コナミ
・スクウェア
・バンダイ

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