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ニュースの見方(3/19)        [ニュースの見方3月バックナンバーへ]
大川氏死去でグループの株価に暗雲

【大川CSK名誉会長死去】
(17日朝日朝刊ほか)
 大川氏は、情報サービス大手CSK(9737)を創業、ベンチャー投資の先駆者とされる。ソフト会社として初めて店頭公開を果たし、1983年には上場会社のなかで株価が1万1110円と最高値を記録した。グループ全体の売上高は1兆円を上回る。ベンチャー旗手として、そのカリスマ性は絶大、典型的なワンマン経営者であったといわれる。

 ●懸念される株価への影響
 大川氏の病状について昨年早くから市場で噂が流れていた。このため多くの投資家グループの株価に関心をよせていた。かってリコー(7752)の故市川氏、松下電器産業(6752)の故松下氏、ソニー(6758)の故盛田氏ら、いずれも企業の創業者としてカリスマ性を保持していた。それだけに仕手戦となり、売り方買い方が対立すると、売り方があらぬ噂を流す、いわゆるタメにするガセネタを流すといった光景が展開された。そうした創業者は幾度となく市場で殺された(?)のである。企業経営上、またイメージがダウンするとの思惑で株価は直ちに反応するからである。

 大川氏が関与する上場会社は、CSKをはじめセガ(7964)、ベルシステム24(9614)、アスキー(9473)、CSK・エレクトロニクス(8073)など。業績不振企業が多く、株価の行方が注目される。週明けの株価は、急落している。

■URL
・CSK
http://www.csk.co.jp/

【日産自動車、旧興銀株の半数売却】
(18日日経朝刊)
 日産自動車(7201)は、旧興銀の所有株式3860万株(2000年3月期末)の半数を売却した。金額にして300億円。来期中にも残りをすべて売り切る方針。

 ●持ち合い株解消売り加速へ
 同社は、剛腕ゴーン社長のもと有利子負債圧縮、不動産売却、部品調達先の絞り込み、人員削減など徹底した合理化策を断行した。このため利益の出る体制になった。そして保有株式についても、旧財閥グループで、しかもかつて持ち合い株の象徴とされてきた旧興銀株すら売却し、有利子負債圧縮に努めた。こうした展開は、他の自動車会社のみならず、わが国上場会社全体に持ち合い株解消を加速させることになろう。また、だからこそ株式買い上げ構想が現実味を帯びてきているともいえよう。

 同社株の今3月期業績は最終利益が過去最高記録となる見込みだ。円安も追い風だ。1円円安で年間営業利益は97億円増える。市場は、この企業改革のニュースにどう反応したか。週明けの同社株は、小幅高となっている。

■URL
・日産自動車
http://www.nissan.co.jp/

【FINANCE Watchから】
 ●光通信関連事業に照準~アルプス電気が4月に新事業部(16日)
 アルプス電気(6770)は光関連を事業部に格上げした。光の将来性を高く評価したもので株価にはプラス。ただ2月の受注は、携帯電話向けカラーLCD好調も全体では前年比マイナス10%と4カ月連続の減少。新規投資は、受注に変化が出るまで見送り。

■URL
・記事
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/03/16/doc2301.htm

[内藤新二]
2001/3/19
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