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ZOZO NEXTとAVITA、ヒューマノイド向け衣服の共同研究へ
2026年10月15日 18:09
ZOZO NEXTとAVITAは15日、ヒューマノイドロボットに特化した衣服に関する共同研究に向けた基本合意書(MOU)を締結したと発表した。
産業分野においてヒューマノイドロボットが着用する衣類に関する研究開発を進める趣旨。2026年6月には経産省の赤澤大臣が2040年までに18の産業分野へ1,000万台規模のAIロボット導入を目指すと発言するなど、日本においては近い将来、深刻化する人手不足を背景としたヒューマノイド社会実装の進展が見込まれている。
ニュースリリースによると、産業の現場において人とともに働くヒューマノイドは、その役割や個性を人に伝えるために衣服を着用することが想定されるという。ヒューマノイド用の衣服自体に動作意図の表示や接触感知などの機能を持たせることができれば、接客や介護などの特定分野で安全性の向上やタスク処理の円滑化が期待できる。その一方で、関節の動きや発熱特性が人間とは異なるなどの制約から人と同じ衣服を着せることはできない。また、ロボット特有の条件に適した素材や設計の知見も確立していない。
今回の合意書ではヒューマノイドに特化したテキスタイル(織物素材)および衣服に関する共同研究を行なうことについて合意しているが、テーマの詳細に関しては協議中とのこと。2027年1月の研究開始を目指している。
ZOZO NEXTは、ZOZOグループにおいて新規事業の創出と研究開発を担っている。これまでに、周辺環境の温度に応じて色が変わる織物「Wave of Warmth」や、織物技術と圧電性フィルムを組み合わせた"音を発するニット"「紋響」などの成果を発表している。AVITAは大阪大学大学院の石黒浩教授が率いる、アバター関連サービスの開発および提供を行なっているスタートアップ企業。
今回の共同研究では、ZOZO NEXTが素材技術や縫製、パターン設計、計測の知見とファッションに関するデータ、AVITAはロボットの実機動作データや人とロボットの関わり方に関する研究知見をそれぞれ提供する。
今後はヒューマノイドの動きや構造などの特性に適した素材および衣服の設計手法の確立を目指すとともに、「ロボットのファッション」という新分野の開拓に取り組むとしている。
