歯磨き中だけ音がなる子供向け歯ブラシ「Possi」。京セラ・ライオン・ソニー協力

京セラとライオンは、歯磨き中に音が鳴って楽しく歯磨きできるという、子ども向けの仕上げ磨き専用ハブラシ「Possi(ポッシ)」を開発した。7月3日から、ソニーのクラウドファンディングサイト「First Flight」で支援募集を開始する。価格は17,500円(税込)。

ソニーのスタートアップ創出・事業運営支援プログラム「Sony Startup Acceleration Program(SSAP)」を通じて開発し、クラウドファンディングで支援者を募集。支援額目標は2,000万円で、目標金額を達成した時点でプロジェクトが成立し、製品化が決定。出荷予定は2020年3月中を予定している。カラーはポップ、アクア、ピュアの3色で、各色先着100セットは14,800円(税込)。

Possiは、「子どもが嫌がる歯磨きを楽しい時間に変える」をコンセプトとした、子ども向け仕上げ磨き専用ハブラシ。電気信号を振動(音)に変換する圧電セラミック素子をハブラシのヘッド部分に埋め込み、ブラシが歯に当たるとハブラシのヘッド部分から歯に振動(音)が伝わり、音楽などを楽しめる。

ハブラシのヘッド部に収まる京セラの小型圧電セラミック素子と、ボディに搭載されたデジタル駆動アンプにより、ヘッド部分のみが振動。歯磨きをしている間(ハブラシのヘッド部が歯や口腔内に触れている間)だけ音楽を楽しめる。

なお、Possiは電動歯ブラシではない。「Possiの振動は、音楽を楽しむためのもので、歯を磨くためではない」とのこと。

また、スマートフォンなどをオーディオケーブルで接続して、好みの音楽再生が可能になる。

京セラとライオンの技術、ノウハウを融合し、効果的に歯に音楽の振動を伝えるだけでなくハブラシとしての清掃力を保持。また、ソニーのクリエイティブセンターによるデザイン協力や、ミュージシャンのDJみそしるとMCごはんによる楽曲提供などで、実用性とエンタテインメント性を兼ね備えた製品とした。なお、ブラシ部分は付け替え式。

替えブラシは3本が付属。電源は単5アルカリ電池。