今週もトップはネットブックの話題。HP 2133は6月の発売以来、発売されては品切れという状態を3度も繰り返している人気機種だ。HPは世界最大のPCメーカーだが、2133は各国で好評で奪い合いの状態。国内では数千台を確保するのがやっとなのだそうだ。今回の出荷分からキーボードが日本語版となり、より多くのユーザーに受け入れられやすい形になった。59,800円からという低価格機には見えない美しいデザインと、打ちやすいキーボードが特徴で好感が持てる機種だけに、潤沢に出荷されるようになってほしいと思う。

こちらはネットトップと呼ばれる低価格小型デスクトップPCの話題。単に安いだけではなく、小さなボディを生かして、液晶ディスプレイの背面に設置できるなど、なかなか面白そうな機種だ。ASUSTeKは、Eee PCで一発当てただけにノリにノッている状態と言えるだろう。

PC用のディスプレイはCRT(ブラウン管)のころは17型が主流で、LCD(液晶)になっても17型が主流であることは変わらなかった。しかし、大型TV用に技術が進歩したことやワイド化が進んだことで20型以上の大型ワイド液晶ディスプレイが一気に普及している。価格的には10万円を切ってからは値下がりが速く、5万円前後も珍しくないが、こんなに速く3万円台半ばまで下がるとは。

安いネットブックが売れるだけでは、PCメーカーはもうからない。では、どうするかと回答の1つがこの「ThinkPad W700」という製品。デジタイザとキャリブレータという、フォトレタッチに必要な周辺機器をすべて内蔵してしまったのだ。ノート用液晶ディスプレイの品質が上がったことも背景としてあるだろう。フォトレタッチや動画編集専用高級ノートがあふれる予感がする。

PCで動画のエンコードを行なう際には欠かせないソフト「TMPGEnc 4.0 XPress」が、NVIDIAの技術に対応したという話題。動画エンコードは、3Dゲームと並び、PCに極限の性能を求めるアプリケーションであり、できることはなんでもやるという分野だ。以前、TMPGEncがIntelのマルチコアCPUに対応した際には、一気にマルチコアCPUが普及した実績がある。今回の提携により、NVIDIAの技術に対する注目度はグンと上がるだろう。

各社が提供するパケット定額サービスだが、実はこれまでドコモだけが月額4095円固定で提供してきた。auなら1050～4410円、ソフトバンクなら1029～4410円という段階制で提供されており、「上限まで利用するかどうか分からない」というドコモユーザーにとって、従来プランは少し割高な印象があった。今回発表された「パケ・ホーダイ ダブル」では、1029～4410円という段階制が採用されており、利用しやすい。“パケ死”に対する保険として活用してほしい。

公正取引委員会による“黒判定”を不服として、レコード会社4社が提訴したという一件。法的な判断は裁判所に任せるとして、ユーザーとして気になるのは着うたフルの料金の高さだろう。

“大人のケータイ”をイメージさせる「URBANO」。面白いのは「ゴルフスコープ」という機能。ゴルフ場でカメラをピンに向け撮影すると、ピンまでの距離が分かる。距離が分かっても、なかなか思い通りに行かないのがゴルフだが……。

ついにケータイに「脈拍センサー」が搭載される時代になった。実は脈拍数（心拍数）のモニタリングは、効率的に脂肪を燃焼させるのに重要な意味を持つ。気になる方は「心拍トレーニング」というキーワードでネット検索してみよう。

Googleが主導し、iPhoneの対抗軸としても注目されているAndroid。その開発者コミュニティが9月にできるという話だが、なかなか端末の話が出てこないのが気がかりだ。