このところPC業界の話題は小さくて安いパソコンに集中している。ネットブックやUMPCなど呼ばれる分野だ。小型で携帯性の高いノートPC、国内メーカーが得意とする分野だったのだが、台湾勢の参入によって、一気に低価格化が進んでしまった。LOOX Uは、超軽量なボディに高解像度の液晶を搭載した思い切った仕様で、本来の意味でのモバイルPCを実現した。絶対的な価格面では台湾勢に及ばないが、コストパフォーマンスという点では見逃せない機種だ。

こちらは小さくてカラフルなデスクトップPCで、この分野も人気が出始めている。本体はとても小さく、ほとんど外付けの光ディスクドライブぐらいしかない。個人用のPCがノートPCに移行する一方だが、こういう小型デスクトップPC＋大型液晶ディスプレイという選択肢もアリだろう。

5万円～7万円台が多いネットブック市場だが、もう少し足すと、普通のノートPCが買えてしまう。デルのこの製品も、まったく普通の仕様で10万円を切る価格だ。話題性はネットブックに集中しているが、用途によっては、こういう低価格ノートPCという選択肢の方が向いている場合も多いと思う。

ネットブックの代表例であるEee PCは、HDDを搭載しておらず、代わりに半導体メモリによるSSDを搭載している。このSSDを交換することによって、容量を増やす部品をバッファローが製品化した。その先行モニター販売募集という、本来はごく限られた人にだけ注目されるようなニュースが4位に入ってしまうところに、ネットブックへの関心の高さが伺える。

ネットブックのような、ストレージ容量の小さなノートでは、デジカメの画像や、録画した動画などを保存しておくことは難しい。そういうときにネットワークで共有できるNASは便利な存在だ。Windows Home Serverはインストールすることで、普通のPCが高機能なNASとして使えるようになる製品だ。こういう製品が注目されるということは、家庭内のネットワークが当たり前のものになったという証明でもある。

ソフトバンクモバイルの孫正義社長が四半期決算会見の中でポロッと言ってしまったカシオ端末の投入の一件が、正式に発表された。本誌では8/8～12にかけて「けーたい お題部屋」で「ソフトバンクのカシオ端末、どんな機種がいい？」というアンケートを実施したところ、回答者の半数以上を占める64.4％が「防水・耐衝撃のタフネスモデル」と回答している。どんなモデルが登場するのか、ユーザーの期待感が高まる。

発売直後からユーザーの間で問題とされていた電源オフ時の電池の消耗について、「省電力機能を強化」という形でウィルコム側から対策が発表された。そもそも不具合なのではないかという気もするが……。

31機種も同時に不具合が発表されるケースも珍しい。このところ、KCP+系の不具合が多かったauだが、今回はそれ以前のモデルも含む大規模なものとなっている。該当機種を使っているユーザーも多いと思われるので、要チェックだ。

端末の購入場所がキャリア系のショップから家電量販店にシフトする中、店頭での携帯電話リサイクル運動を開始したビックカメラ。自社がスポンサードするイベントにもその活動を広げた。お宅にも使っていない携帯電話が眠っていませんか？

昔から携帯機器関連でもっとも多いトラブルが電池を巡る問題だ。電池で動くモバイル機器にとっては避けて通れない話だが、一つ間違えば尊い人命を失いかねないだけに、各メーカーには設計・製造に最大の注意を払っていただきたい。