ARROWS × ケータイ Watch

ARROWS×ケータイWatch

映像も音も超高精細! 通信機能は超高速!

4K動画! ハイレゾ音楽! 最強エンタメマシン「ARROWS NX F-02G」と「ARROWS Tab F-03G」を楽しみ尽くす

驚異のエンタメ性能を誇るARROWS NX F-02Gと(右)ARROWS Tab F-03G(左)

富士通製のドコモ秋冬モデル「ARROWS NX F-02G」と「ARROWS Tab F-03G」が、2014年11月にそろって発売された。この2機種の特長といえば、やっぱりフルHDを余裕で上回る高解像度ディスプレイと、高音質なハイレゾ音源への対応、そして各種データの大容量化にもきっちり追随する独自の高速ネットワーク機能だ。

とにかく、ありとあらゆるところが桁違いにパワフルな最新のARROWS NXとARROWS Tabは、動画も音楽も今まで以上に楽しめる。両方に共通する機能も多いし、どちらか1機種持っているだけでも当然すっごく面白いのだけれど、今回は両機種のエンタメ性能がどんなものなのか、話題の4K映像やハイレゾ音源を使って紹介してみたい。

キレイすぎてキモい、2.5Kディスプレイ

スマートフォンのF-02Gが搭載するのは、5.2インチのWQHD、1440×2560ドットという超高解像度ディスプレイ。他のほとんどのスマートフォンが、フラッグシップモデルであってもフルHD(1920×1080ドット)以下のディスプレイを採用するなかで、2.5Kというのは異例とも言える解像度だ。

ARROWS NX F-02G
背面のオレンジカラーがカッコイイ

画素密度は、なんと564ppiに到達。これがどれくらいすごいかというと、iPhone 6が326ppi、iPhone 6 Plusが401ppi、前モデルのF-05Fが440ppiなので、その1.3〜1.7倍も高密度。ドットはもはや肉眼では視認できないようなレベルなのだけれど、フルHDだったF-05Fと同じ画像を表示させて見比べても、明らかな差を感じられる。

もちろん、フルHDの画面もキレイなのは間違いないが、F-02Gはそれに輪をかけた高精細さ。たとえば標準の壁紙を見ると立体感まで再現しているかのようなリアリティがあり、全体的な色の再現性やツヤの出方、水の滴り具合なんかはほとんど「キモい」レベル(ほめ言葉)だ。

ARROWS NX F-02Gのディスプレイは2.5K!
F-02GとF-03Gの画面を並べてみる
どこまで寄っても画素が見えない、写真のような美しさ

ちなみに液晶自体は、前モデルのF-05Fが"WhiteMagic"で、日光下でも見やすい明るさを省電力で実現していたのに対し、F-02GはIPS液晶となっている。だからといって屋外で見にくいかというとそういうことは一切なく、むしろ視野角が広いIPS液晶の利点が活きていて、見やすさについては同レベルとなっている。

一方、タブレットのF-03Gのディスプレイは、10.5インチのWQXGA、2560×1600ドットで、こちらも超高解像度。液晶ではなく、高輝度、高コントラストの有機ELを採用していて、写真を見た時の鮮やかさやメリハリの良さは、思わずうなってしまうほどだ。大画面なので、見た目のインパクトもかなり大きなものがある。

ARROWS Tab F-03Gは大画面ながら高精細
しかもタブレットなのに超軽い433g!

有機ELは直射日光下では見にくいとされるものの、実際に晴れた日の屋外で使ってみても特に見にくさを感じることはなかった。LTE対応ということもあり、外に連れ出してガンガン使いまくれるタブレットなのだ。

屋外でもそれほど見にくいとは感じない、高品質な有機ELディスプレイ

4K動画を余裕で再生。その画質に思わず絶句

この超高解像度ディスプレイを活かせるのは、なんといっても最近徐々に浸透しつつある「4K動画」ではないだろうか。残念ながらF-02Gも、F-03Gも、4K動画を撮影する機能はないのだけれど、他で撮影した4K動画を再生することはできる。

たとえば最新の某アクションカムを使えば、4K/30pの動画を簡単に撮ることが可能。さっそくカメラを持って、秋が深まる都内の紅葉絶景ポイントを散歩。撮りためた4K動画をF-02GとF-03Gに移して視聴してみた。

息をのむ、というのはこういうことだろうか。最初にタブレットのF-03Gで再生したところ、その映像のあまりのきめ細かさに絶句。その後「おおぉ......」という声にならないうめき声を出してしまった。赤や黄色に色づく木の葉の1枚1枚が、前を歩く人の髪の毛や服のしわ1本1本が、はるか上空を横切る豆粒よりも小さい飛行機が、くっきりと、鮮やかな輪郭をもって展開されていく。

たしかにディスプレイ自体の解像度は4K(3840×2160ドット)より低い。けれど、4K映像の精細さはおそらくほとんど損なわれることなく、見事に再現されている。そして何より、コマ落ちせず滑らかに秒間30フレームを描き出すマシンのパワフルさもすごい。

目を疑うような解像感で映し出すF-03G

スマートフォンのF-02Gでも同様に、4K動画を美しく、手軽に再生できた。画面が小さい分、タブレットのF-03Gよりは細部をはっきり視認することが難しい。とはいえ、肉眼で捉えきれないほどのきめ細かさは感動的。遠くの石垣1つ1つの形も、衣服やアスファルトのテクスチャーのきめも、質感をしっかりと見て取ることができる。

F-02Gも、高い処理能力が要求される4K動画をこともなげに再生した

ところで、F-02Gについては、搭載されたリアカメラでディスプレイ解像度と同じ2.5Kの動画を撮影することが可能だ。4Kには及ばないものの、精細さではフルHDをはるかに上回る。これまで十分に美しいと思っていたフルHDで撮影した動画が、なんだかのっぺりした解像感のない、ちょっぴり古くさい映像に感じてしまうほど。

どちらも目でドットを視認できないレベルなのに、視覚的にははっきり差に気付ける。「この画面サイズでフルHD以上なんていらないでしょ」なんて言っている人も、F-02Gの解像度に見慣れると、もう後戻りできないと思うはずだ。

画面と同解像度の2.5K動画を撮影できるF-02G。フルHDよりはるかに美しい

ところで、多くのアクションカムで撮影した4K動画はmicroSDカードに保存される。F-02GとF-03GはmicroSDカードスロットを搭載しているので、外出先で4K動画を撮ったらその場でF-02GやF-03Gを使い"感動画質"でチェックできるわけだ。4K対応アクションカムを持っていく際には、F-02GかF-03Gのいずれかを必ず携帯したい。

サクッとmicroSDカードを抜き差しして映像チェックしよう

外出時の映像確認用としては、持ち運びを考えるとスマートフォンのF-02Gで決まり、と思うかもしれないけれど、個人的にはタブレットのF-03Gもアリじゃないか、と思う。約433gという3G/LTE対応機種として世界最軽量(2014年9月30日時点)を誇るタブレットだからこそ、そういった使い方も無理なくできるだろう。

音もキレイになった! ハイレゾ対応で音楽をもっと楽しめる

映像がキレイなうえに、さらに音もキレイなのがF-02GとF-03Gの特徴。ここのところオーディオ業界でホットなトピックとなっている"ハイレゾ"に、ARROWSシリーズとして初めて対応した。

ハイレゾを改めてざっくり解説すると、CD音源よりはるかに高い周波数までカバーし、より精密に音を記録できるようにした音源フォーマットだ。CD音源の音質が44kHz/16bitという数値で表されるところ、ハイレゾはその数倍ものデータ量に達する96kHz/24bitや192kHz/24bitとなる。より細かな曲のニュアンスを再現し、高音域の響きによって体感も変化する、圧倒的な高音質がハイレゾの魅力だ。

ヘッドフォン出力でハイレゾを堪能できる

ハイレゾ音源のフォーマットとしてはWAV/FLACなどが代表的で、F-02GとF-03G標準のメディアプレイヤーは両方の形式に対応。192kHz/24bitまで再生でき、その高音質をヘッドホンで堪能できる。音源ファイルはハイレゾ配信サイトなどで購入可能だ。

実際に192kHz/24bitのハイレゾ音源を再生してみると、低音域から高音域までの豊かな音の交わりが細部まで聞こえる。CD音質の音源で聞いていた時には判然としなかった高音の微妙な音の伸び切りも気持ちよく、「あ、ここまであったの!?」みたいな感じ。

標準のメディアプレイヤーでハイレゾ音源を再生
ハイレゾの再生中はステータスバーや通知パネル内に"HR"と表示される

今のところ標準機能でハイレゾを楽しむにはイヤホンやヘッドホンが必須になるので、ぜひ"それなりにいい"イヤホン・ヘッドホンで聞いてほしいところ。ハイレゾ対応と明記されている製品でもリーズナブルなものが増えてきているし、ハイレゾのために必ずしも高価なヘッドホンでなければならない、ということもない。まずはいつも使っているもので体験してみて、そのうち物足りなく感じてきたら少しずつグレードを上げてステップアップしていくのでもいい。

近頃はハイレゾ音源を購入できるWebサイトも、コンテンツも増え、ヘッドホンやスピーカーさえあれば気軽に始められるようになってきた。もうちょっときちんと音楽を聞いてみたいな、と思う人は、F-02GやF-03Gでさっそくハイレゾを始めてみてはいかがだろうか。

大容量データのダウンロードを高速・安定化する仕組みも

というわけで、リッチな動画やハイレゾ音源をPCなどからコピーして楽しめるF-02GとF-03G。ただ、端末単体でコンテンツをダウンロードして利用しようと思った時に、なかなかダウンロードが終わらないようでは、魅力は半減してしまう。高速な無線LANやLTE通信は、充実のエンタメ性能を活かすのには不可欠だろう。

GoProの4K動画は90秒余りで700MBに迫るファイルサイズ
ハイレゾ音源も、J-POPでは標準的と言える4分前後の曲で160MBと、巨大だ

その点、F-02GとF-03Gについては、無線LANは現在の標準化規格で最速であるIEEE 802.11acに対応しているので安心。外出中も場所によっては公衆無線LANを使えるし、最大150MbpsのLTE通信も可能なので、不安なく映像も音楽も楽しめる。ところが、F-02GとF-03Gの2機種はそれだけではない。無線LANとLTE通信を同時に活用して最大限の通信速度と安定性を発揮する「高速ダウンロード」機能と「マルチコネクション」機能を備えているのだ。

通常、WebブラウザーやGoogle Playなどでファイルやアプリをダウンロードする際、1つのリクエストをサーバーに要求してデータの最初から最後まで順にダウンロードしていく。しかし高速ダウンロードの場合、大容量のデータをダウンロードする際、1MBごとに複数のリクエストを要求して仮想的にダウンロードデータを分割し、複数スレッドでダウンロードする。

高速ダウンロードの設定画面
状況に応じて通信の仕方を3つのモードに切り替えられる

この"分割して同時並行でダウンロードする"というのが高速ダウンロードのポイント。さらに、1分割目と3分割目は無線LANで、2分割目と4分割目はLTE通信で、というように、2つの回線で手分けしてダウンロードすることも可能になっていて、これがマルチコネクションのポイントとなる。同時並行で、しかも異なる回線で手分けするので、通常よりダウンロードにかかる時間が短くなるというわけ。

マルチコネクションの設定画面

また、マルチコネクションは単に高速にダウンロードするための手段として使われるだけでなく、安定した通信を行えるようにする仕組みとしても有用だ。具体的には、無線LANで通信している際に電波が弱くなったり、無線LAN自体が混雑したりして速度が出にくくなってしまったときに、すかさずLTEでも通信して無線LANの速度低下をカバーする。外出中、通信が不安定になりがちな場面でも、可能な限り高速で、安定した通信を実現する機能が備わっているのだ。

実物を見て、聞いて、体感したい最新2モデル

超高解像度のディスプレイで高画質な映像を堪能でき、ハイレゾ音源で高音質な音楽も楽しめる。そして、それらのリッチなコンテンツをダウンロードする際には、独自のネットワーク機能である高速ダウンロードとマルチコネクションで快適に通信が可能。F-02GとF-03Gは、まさにオーディオ・ビジュアルを中心としたエンタメマシンとしてベストな選択肢だと思う。

いくつか写真も掲載したけれど、映像と音がどれほどのものかは、やっぱり実際に見て、聞いてもらうのが一番。お店に寄った際には、ぜひともその凄みを味わってほしい。これまでのフルHD、非ハイレゾな端末とは明らかに異なるクオリティを実感できるはずだ。

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