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シャープとの戦いを続けたい俺
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C1で地図を呼び出せ!! モバイルマップforザウルス
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ザウルスで4コマ漫画
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この機能、かなり“買い”って感じ!!
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エッジでの通信に落ち着いた俺
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デジタルカメラカードCE-AG06の使い心地
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パソコン連携キット+Outlookでシンクロナイズ!!
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シンクロナイズれなかった俺
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インターネット接続は楽勝感高し!
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マイMI-C1ゲット!! 使用感は上々!
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MI-C1、細かいようだがココがナイス!!
【1999/12/10】
新型ザウルスMI-C1発売!!


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ザウルスで4コマ漫画


■ ザウルスでウェブしてどーすんの!?

シャープ ザウルスMI-C1
標準価格88,000円。ファインシルバーとフォーマルブルーの2色がある。店頭価格は7万円前後

 PDAでモバイルし、しかも通信する人は、ある観点から2種類に分けられるのではないだろうか? いろんな人の話を聞くと、どうも分けられるという感じ。それは、通信はメールまでか、それともメールとウェブか、ということ。後者は前者に含まれるという感じで、モバイルはウェブだけするゼ!! って人はほぼ聞いたことがない。あ、ウェブページ上でメールを読み書きするようなメールサービスは別ってことで。

 でまあ、現実的な話、外出先でウェブを使うってことは、よほど必要がない限りしないのではないだろうか? 俺などは非常にミーハーであり物好きなので、特に必要がなくてもおもしろがって出先でウェブページを閲覧して「これがモバイルウェブじゃ~わしは今世界のサーバーとつながっているのじゃ~きしゃーっくわーッ!!」などと独り虚しく意気込んだりするが、「むむぅウェブページを見なければならない」と必要に迫られる人ってそんなにいないんじゃないかと思う。積極イントラネット企業の外回りな人とか、気合入りモバイル就職活動学生とかはするかもしれないが。

 ところで、ザウルスを使っていてよく聞かれるのが、「ソレってインターネットできるんでしょ、でも外でインターネットなんかするんスか!?」というようなコト。俺の場合は「くわーっ何を言うか貴様ーするに決まっとるのじゃー貴様もすれ~!!」ということになりがちだが、正直な話、出先でウェブサイトを見まくるような必要は、俺にはない。だが、パワーザウルスでウェブサイトにアクセスすることは、パワーザウルスを快適・安心に使っていくためには比較的必須なことと感じている。というのは、シャープスペースタウンが、ウェブサイトとして存在しているからだ。



■ ザウルスユーザー必須のシャープスペースタウン

ザウルスで見るシャープスペースタウン。ザウルス液晶で見やすいページデザインはさすがシャープ謹製。ソフトのアップデータ―などがあるのでザウルスユーザー必見のサイトだ

 シャープスペースタウン(以下SST)は、フツーのISPでもあり、またザウルスユーザー向けISP・情報サービスサイトでもある、シャープ謹製のサービスだ。SSTの詳細はそのホームページから見ていっていただくとして、例えばイイ感じなのは、C1等パワーザウルスからつなぐISPとして比較的バランスの良いアクセスポイント構成になっている点。

 全国主要都市に、アナログ(V.34/33.6kbps)、アナログ(V.90/56kbps)、PIAFS(64kbps)、それからISDN(非同期38.4kbps,同期64kbps)のアクセスポイントが(まあまあ多めに)あるところ。まあ、ある程度プロバイダや通信のことがわかれば別に珍しくない回線構成だが、ネット初心者・ザウルス初心者にとっては「ザウルスでネットするならとりあえずSST入っときゃいい」という安心感がある。

 それから、俺がどーしてもSSTを使っちゃう理由として、SSTの情報サービスは超ザウルス向けっていうかザウルス専用に作られているということがある。ザウルスのファームウェアアップデートとか、モアソフトや各種無料データ等の入手、それからザウルスに関する最新情報等々、ザウルスを気持ちよく使う上で必要な情報が完璧に揃っているのだ。ていうか、ココがシャープ公式ザウルスサイトとなっているので、ココで入手するしかないソフトウェアなどが多量にある。

 SSTで提供されているソフトウェアやコンテンツ等は、パソコンでダウンロードしてからザウルスに転送して使ってもいい。が、結局、パソコン経由でのダウンロードは手間がかかって面倒。ザウルス用通信機器がPDCしかないとか、ザウルスで通信しないとかいう人なら別だが、ザウルス単体でSSTにアクセスし、ソフトウェア等をザウルスに直接入れた方が手っ取り早い。またコンテンツによっては、外でやってこそおもしろいとか役立つという種類のものもある。

 というわけで、率直な話、俺はMI-C1でウェブにアクセスするというよりも、SSTにアクセスしなきゃ話になんないからMI-C1をウェブにつながるようにしている、という感じなのであった。

 ちなみにSSTの各ページは、MI-C1等で閲覧するのに便利な感じでデザインされており、一部コンテンツはやや階層が深いところにあったりもするが、でもだいたいわかりやすく使い勝手はイイ感じだ。



■ ザウルスで4コマ漫画

 さて、ザウルスユーザーにはおなじみSSTなのだが、MI-C1発売以降、かなり気合い入れてるっていうかサービスが充実してきている感じ。最近では、愉快で身近な電子出版のザウルス電子まんがサービスや、MI-C1モバイラー待望のモバイルマップサービスが始まった。で、今回は前者の“ザウルス電子まんが”についてお伝えしたい。後者の凄まじい電子地図サービスについては次回で。

 ザウルス電子まんがサービスは、文字通り「ザウルスでまんがを読ませちゃるゼ!!」という“デジタルまんが配信サービス”。このサービスを利用できるザウルスは、パワーザウルスMI-C1とザウルスアイゲッティMI-P1とMI-P2の3機種のみ。また、利用条件としてSSTの情報サービスに入会している必要がある(お試し版のみの利用なら不要)。なお、SSTの情報サービスは入会無料。俺としては、パワーザウルス等をネットにつなごうと思っているユーザーは、(利便を考えるとクレジットカードで)入会しておくことをオススメしたりなんかする。

 さて、さっそく、配信されているまんがを利用(??)。使い方は簡単で、まずSSTのザウルス電子まんがページから、マンガビューワ(MOREソフト)をMI-C1等にダウンロード(無料)する。次にまんが(独自形式のグラフィックデータ)をダウンロードする。現在読める漫画は、『ぼのぼの/いがらしみきお』、『和田ラヂヲのここにいます/和田ラヂヲ』、『竹田副部長/とがしやすたか』、『OL進化論/秋月りす』、『おるちゅばんエビちゅ/伊藤理佐』等がある。それぞれにお試し版の無料漫画が用意されているので、まずは無料で漫画を読むことができる。気に入った漫画があったら、4コマ漫画約20話程度のパックで100円で購読することができる。

 漫画をダウンロード後、マンガビューワを起動すると、ザウルスに入っている漫画がリストアップされるので、好みのタイトルにタッチ(したりスクロールボタンを適宜押したり)すれば漫画が表示される。漫画は、基本的に1コマが1画面。画面にタッチ等するとコマが送られるしくみで、フォトメモリの(手動の)スライドショーな感じで閲覧できる。

マンガビューワを起動すると、この目次画面になる 見たいタイトルの上をタップすると、まず作品、作者、出版社などが表示される
次に4コママンガタイトルを表示。次画面へ進むのは画面をクリックするだけ マンガのひとコマ目



■ 実際どんな感じなのか!?

 で、この漫画閲覧、けっこう手軽で愉快な感じ。4コマ漫画としては比較的大きなコマ(MI-C1等の画面サイズがそのままコマになるわけですな)で見やすい。意外にイイのが、1コマずつ表示する点。次のコマが見えないので、漫画の意外性が引き立つ感じ。起承転結がしっかりしている4コマ漫画だと、紙の状態で読むよりもおもしろ度が高いと言えよう。ただ、シュールっぽかったりヒネリ過ぎたりしている作品だと「ん!? どーゆー意味?」とか思った時、コマ戻しをして読み返すような操作が必要なので、紙の漫画よりもうざってぇと言えよう。

 でもまあ、こういうコンテンツは、作家の指向を知っててダウンロードするわけだから、「どーゆー意味!?」とかウザ気分になるコトもないとは思うが。あと、現在ある作品は紙の漫画をスキャンしたものなので、作品によってはちょっと絵が見づらくなる場合もあった。ま、些細なことですけど。

 コンテンツとしてイイ感じなのは、データのサイズが比較的小さいところ。例えば各作品のお試し版だと、4コマ漫画が5話程度でだいたい50KB前後。俺はPHS(PIAFS接続)を使ってダウンロードしたのだが、ダウンロードで待たされる感じはさほどどなく、どれも速攻でダウンロード終了という感じ。また、ダウンロード後、特に何かする必要ってのもなく、ただマンガビューワを起動すればゲットした漫画がリストアップされて即読めるので、ダウンロード~漫画閲覧までの手間にもほとんど煩わしさを感じなかった。

 こういうコンテンツは、実際、通勤中とか、あるいは待ち合わせ時間とか、退屈な時とか、コーヒーブレイク中とか、そんなちょっとした時間で楽しめるので良い。息抜きに良し、暇つぶしに良し、漫画専用CFメモリカードを作って趣味とするのもおもしろい。今後のコンテンツの充実が楽しみだと言えよう。


◎関連URL
新ザウルスMI-C1製品情報
http://www.sharp.co.jp/sc/eihon/mic1/text/index.html
MI-C1周辺機器情報
http://www.sharp.co.jp/sc/eihon/mic1/text/p6.html
シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/

(スタパ齋藤)
2000/03/17


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