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2月の注目Palmware情報

牟田嘉寿(Muchy)
Webサイト「Muchy's Palmware Review!」を運営。情報の早さ、使い方の解説がていねいなことでは定評があり、Palmユーザーならぜひ活用したいサイトだ。著書「WorkPad最強化パック600(アスキー出版局)」のほか、多くの雑誌に執筆。


■ 置き換えアプリとコンジット

 Palmシリーズには、英語版と日本語版の2種類があり、さらに標準搭載のアプリがそれぞれ微妙に異なります。この標準搭載アプリを置き換えるソフトのうち、支払メモ(Expense)置き換えソフトとして既に高い評価を受けている、福本氏のPEMがついに正式版となりました。閲覧性・操作性共に同カテゴリのソフトとしてはトップクラスで、かなりの人気を誇ります。ただ、現状では専用コンジットがないので、パソコンとの連携が難しいのが欠点です。

 コンジットとは、パソコンとPalmシリーズとの連携に必要なソフトのことで、標準搭載のアプリについてはPalm Desktopの中に標準でコンジットが用意されているため、パソコンとの連携が可能になっています。つまりサードパーティのソフトであっても、コンジットさえあれば標準搭載のアプリと同様にパソコンとPalmシリーズとの連携が可能になるわけです。HotSyncテクノロジーによりパソコンとの親和性が高いPalmシリーズならではの特徴を生かしたコンジットの登場が待ち望まれます。既にMacで有名なメーラーであるARENAのコンジットであるARENA Sync!を開発されている福本さんですから、将来のバージョンアップによるPEMのコンジットの公開にも期待がかかります。

 電卓置き換えソフトとしては、瀬古氏の居酒屋が公開され、さらにはABPlusのK-3がバージョンアップしています。特に居酒屋は、割り勘ソフトとしては最も高機能な部類に属し、手書きメモやスライド式の調節、コミカルなサウンドと使いやすさも素晴らしいものとなっています。居酒屋での割り勘計算には、必携の一本といえるでしょう。

〇標準搭載アプリケーション紹介(日本語版)
http://muchy.com/review/ctdefjp.html
〇標準搭載アプリケーション紹介(英語版)
http://muchy.com/review/ctdefus.html
▽PEM
http://muchy.com/review/pem.html
▽居酒屋
http://muchy.com/review/izakaya.html
▽K-3
http://muchy.com/review/k3.html


■ ランチャー

 ランチャーの分野では、まず、愛らしいキャラクタでPalmユーザーを魅了している奥地氏のパームピクルのバージョンアップが筆頭に挙げられます。専用プラグインソフトが加わり、ますますその魅力が増しています。一風変わったランチャーが欲しい方はぜひ一度使ってみましょう。その愛らしさに『はまる』こと請け合いです。

 また、グラフィカルなランチャーとして有名なSilverScreen(PocketSensei社)もバージョンアップし、細かい操作性が向上しています。これにより完成度もますます高まり、標準搭載のランチャーから違和感なく移行できるようになりました。直感的な操作性と、標準搭載のランチャーにはないSilverScreen独自の機能から、強力にお勧めできる一本です。

▽SilverScreen
http://muchy.com/review/silverscreen.html
▽パームピクル
http://muchy.com/review/palmpickle.html
〇標準搭載のランチャーの使い方(日本語版)
http://muchy.com/review/applicationjp.html
〇標準搭載のランチャー使い方(英語版)
http://muchy.com/review/application.html

■ エンターテイメント

 エンターテイメントの分野では、まずKuroda氏の麻雀ソフトPJanのバージョンアップが筆頭に挙げられます。牌がグレイスケール化され、見やすさがかなり向上しています。YOSI氏の和囲麻雀とタイプの違う麻雀ソフトが出そろった格好です。また、YOSI氏のQuiz5もバージョンアップし、オプションがいくつか加わっています。より使いやすい設定にすることで、スムーズにクイズを楽しむことができるようになったわけです。

 また、竹前氏のPocket将棋は、先日のバージョンアップで完全日本語版となり、また、駒の見やすさも格段に向上しています。さらには駒落ち設定までできるようになっておりますので、将棋ファンのお父さんはぜひお試しください。

 FocV ProjectのPalmTheme Proもバージョンアップし、ContrastパネルやContrast DAなど様々な機能が追加されています。Vis-a-Visでの販売も開始されていますので、この機会に一度試用してみましょう。Palmシリーズのシンプルな印象ががらりと変わり、一風変わったPalmシリーズになるはずです。

 ジョーク系ソフトでは、じゃんけんの次の手をアドバイスするJ-Adviserと、悩める雌牛の相談に乗るGMS、ただ歯車がぐるぐる回るだけという歯車を紹介させていただきました。どれも穴田氏の作品ですが、シュールな笑いを取るその何とも言えない魅力が、使う者すべてを脱力させます。高機能なソフトや使いやすいソフトを使うのに疲れてしまった方は、一度使ってみてください。

▽PJan
http://muchy.com/review/pjan.html
▽和囲麻雀
http://muchy.com/review/waimajan.html
▽Quiz5
http://muchy.com/review/quiz5.html
▽Pocket将棋
http://muchy.com/review/pocketshogi.html
▽PalmTheme Pro
http://muchy.com/review/palmtheme.html
▽J-Adviser
http://muchy.com/review/jadviser.html
▽GMS
http://muchy.com/review/gms.html
▽歯車
http://muchy.com/review/haguruma.html

■ デスクトップソフト(Win)

 デスクトップソフトでは、今月はQuickBeamが一押しです。サブノートなど赤外線ポートを搭載したWindowsパソコンから、HotSyncなしでアプリを転送したり、パソコンにバックアップしたりと実用性は十二分です。

 また、BackupBuddy Software社のインストール支援ソフトInstallBuddyやバックアップ支援ソフトBackupBuddyNGもバージョンアップしています。特にBackupBuddyNGは、ネットワーク経由でのバックアップとリストアが可能となっています。これにより、出先でもモデム接続でデータのバックアップとリストアができるようになったわけです。

 データベースの分野では、フリーのデータベース管理ソフトlist(Andrew Low氏)用のデスクトップコンバータWlistdb(Olaf Martens氏)のリリースが目を見はります。今までCUIのlistdb(Andrew Low氏)を使う必要がありましたが、このWlistdbの登場により、GUIでデータベースを編集することができるようになっています。変換に多くの手順を必要としたlistユーザーにとって、このWlistdbの登場は願ったりかなったりといえますね。

 テキストファイルの持ち運びをしたい方には、Michael Pickering氏のDocReaderも便利です。パソコンにあるテキストファイルをDOC形式のデータベースに変換し、山田氏のJ-Doc ReaderなどのDOCアプリでPalmシリーズ上で閲覧できます。また、SmartDocなどのDOCエディタを使えば、出先でPalmシリーズ上でテキストファイルを編集し、パソコンと連携させるという使い方も可能です。

 最後に、インストール支援ソフトとして高い評価を受けているmas氏のPalm Install Tool Plusをご紹介させていたきましょう。先日のバージョンアップで、バックアップ・リストア時に威力を発揮するPiloLink機能など、様々な修正が行なわれています。ファイル名から直接Muchy.comのReview!記事を見ることもでき、さらにはバージョンチェックにも威力を発揮しますから、今まで使ってない方も是非一度使ってみられることをお勧めします。

▽QuickBeam
http://muchy.com/review/quickbeam.html
▽InstallBuddy
http://muchy.com/review/installbuddyforwin.html
▽BackupBuddy
http://muchy.com/review/backupbuddyng.html
▽Wlistdb(list)
http://muchy.com/review/wlistdb.html
▽DocReader
http://muchy.com/review/docreader.html
▽Palm Install Tool Plus
http://muchy.com/review/palminstalltoolplus.html


■ デスクトップソフト(Mac)

 MacOSの分野では、インストール予約支援ソフトであるSimpleInstと、DOCとテキストファイルのコンバータMakeDocDDの記事を追加しました(共に吉沢氏)。ドラッグ&ドロップ主体の両ソフトを使えば、MacOSとPalmシリーズとの連携をよりうまく活用することができます。

 また、先日幕張メッセで開かれたMacExpoでは、PalmConnect日本語版のリリースが正式にアナウンスされました(旧名MacPac)。読みへの対応や、完全日本語サポートなど、Macユーザーには嬉しいニュースです。PalmConnect USB Kitが4,480円、PalmConnect Serial Kitが1,980円と、非常に安価なのも見逃せません。PIMソフトとしても十分高機能なので、Palmシリーズのユーザーでない方も是非一度使ってみましょう。

▽SimpleInst
http://muchy.com/review/simpleinst.html
▽MakeDocDD
http://muchy.com/review/makedocww.html
▽MacPac→PalmConnect
http://muchy.com/review/macpac.html

■ 通信ソフト

 通信ソフトの分野では、パッケージとして、SESからPaPi-Mail Packが、SumacFieldからJotMail3が登場しています。直感的なユーザーインターフェースで愛用者の多いPaPi-Mail Packと、テガッキーとの互換性もある手書きメモ対応メーラーJotMail3のパッケージ版として登場したことで、より気軽に店頭にてソフトを入手することができるようになりました。このように、Palmの世界でも、段々と日本語版パッケージソフトが増えてきており、市場の広がりを実感します。

 また、シェアウェアでは村上氏のPOPJの長い開発期間が終了し、ついに待望の正式版が登場しています。フィルタ機能が秀逸で、その分多少設定が難しい面はありますが、シェアウェアとしての完成度は非常に高いと言えるでしょう。

 こういった通信ソフトを本格的に使う前にちょっとだけ試用してみたいという方には、MochaSoftのMocha W32 PPPというWindowsソフトも便利です。このソフトは、パソコンの回線を利用して、クレードルに接続したPalmシリーズからネットワークに接続できるようにするソフトです。まるでダイアルアップルータのように、パソコンとPalmシリーズとの双方で一つの回線を共有することができるようになります。開発者の方にも便利な一本といえますね。

〇PaPi-Mail Packの紹介
http://muchy.com/review/papimailpack.html
〇JotMail3の紹介
http://muchy.com/review/jotmail3.html
▽POPJ
http://muchy.com/review/popj.html
▽Mocha W32 PPP
http://muchy.com/review/mochaw32ppp.html


■ DAソフト

 DAソフトをご存じでしょうか? DAソフトとは、他のアプリを起動していても、さっとポップアップウインドウでアプリを起動できるソフトです。インストールすると段々と動作が遅くかつ不安定になってしまうHackソフトとは異なり、いくらインストールしてもそういった現象は全くありません。なお、DAソフトを起動するには、代表的なものとして山田氏のDA Launcherというランチャーソフトが必要です。DAソフトはHackソフトではありませんが、DA LauncherがHackソフトですから、HackMasterも必要となります。

 DAソフトとして代表的なものをいくつかご紹介します。例えば、今関氏のdaMemopadを使えば、メモ帳をいつでもさっと起動できるようになります。また、石田氏のCalCalでは、電卓をいつでもさっと起動できます。しかも、これらのDAソフトを終了すれば、起動前に行なっていた作業をそのまま続けることができるという特徴もあります。つまり、例えば、To Doを起動中に、daMemopadを起動しメモ帳の内容を確認し、メモ帳の内容をTo Doに貼り付けたりできるわけです。また、先ほど紹介させていただいた福本氏のPEMで、ちょっと計算がしたい場合にCalCalを起動し、結果をPEMに貼り付けるということもできます。

 このように、DAソフトというのは、Hackソフトの動作不安定・動作速度低下という要素を取り除き、さらにいつでも起動・終了するというHackソフトのような特徴を併せ持っているといえます。なお、DAソフトを削除したり、他のPalmシリーズへ赤外線を使って転送したりする場合には、岡本氏のBeamWareや、山門氏のB4DAHが便利です。

▽DA Launcher
http://muchy.com/review/dalauncher.html
▽daMemopad
http://muchy.com/review/damemopad.html
▽CalCal
http://muchy.com/review/calcal.html
▽BeamWare
http://muchy.com/review/beamware.html
▽B4DAH
http://muchy.com/review/b4dah.html


■ ユーティリティ

 ユーティリティの分野では、なんといっても画面を回転させることできるFlipの登場が見逃せません。既にDOCリーダの分野では、山田氏のJ-Doc ReaderやBill Clagett氏のCSpotRunで文書閲覧画面を回転させることができましたが、このFlipではすべての画面において画面を回転させることができる点で革新的です。また、このFlipを支援するソフトとして、ほし氏のFlip DA、Flip Graffiti Hackと相次いで登場し、実用性も高まりました。電車などで頻繁に態勢を変える場合や、2台のPalmシリーズを使って赤外線通信ソフトの開発する場合に便利です。普段見慣れた画面を自由に回転できるという点でも、純粋に楽しめます。

 動作を高速化させたいという方には、BackupBuddy Software社のCruiseControlをお勧めします。クロックアップと異なり、メモリアクセスのウエイトを0にしているだけなので、電池の保ちも変わりません。設定を[Fast]にするだけという簡単さも良いですが、TRGproやVisorでこの設定が最初から[Fast]になっている点が、個人的に興味深いです。なお、CruiseControlを使えば、最大60%動作が高速化されます。この速さの違いは十分体感できます。Palmシリーズの動作速度に不満がある方は、是非一度試してみましょう。

▽FlipHack
http://muchy.com/review/fliphack.html
▽Flip DA
http://muchy.com/review/flipda.html
▽Flip Graffiti Hack
http://muchy.com/review/flipgraffitihack.html
▽CruiseControl
http://muchy.com/review/cruisecontrol.html

■ ローカライザ

 ローカライザの分野では、山田氏のLocalize Hackがバージョンアップし、ローカライザの仕様拡張が行なわれています。また、この仕様拡張に伴い、谷口氏のG-Mk Localizeもバージョンアップし、即座に対応がなされています。ソフトの日本語化の今後を担う両ソフトの将来が、非常に楽しみです。

▽Localize Hack
http://muchy.com/review/localizehack.html
▽G-Mk Localize
http://muchy.com/review/gmklocalize.html

■ ハードウェア

 今月は、TRGpro(TRG社)が日本で購入できるようになり、大きな話題となっています。PC業界で絶大な人気を誇るコンパクトフラッシュが、Palmシリーズでも使えるようになったという利点は図り知れません。もちろん、使えるのはメモリカードのみならず、通信カードも一部使えます。また、メモリCFカードを活用するためCFBackupとCFproがTRGproに標準搭載され、TRGpro2MBの内蔵フラッシュメモリを活用できるFlashProも標準搭載されている点が見逃せません。CFスロットをうまく活用することで、パソコンとの連携を必要としないPalmという新しい分野も確実に開拓されつつあります。Palmシリーズの使い方を広げるという意味でも、Palm市場にインパクトを与えたことは間違いありません。

 現時点では、TRGproはあくまで英語版ですから山田氏のJ-OS IIIx等をインストールして日本語化する必要がありますが、Palm OS日本語版を搭載したTRGproの登場はいつになるのでしょうか。

 ところで、WorkPad 30Jをお使いの方でメモリが足りないという方には、WPM-8Mはいかがでしょうか? WorkPad 30Jの4MBメモリを、手軽にそして簡単に8MBにアップグレードできます。アップグレードサービスとは異なり、手元にPalmシリーズがない時間を最小限にすることができますから、Palmシリーズを日常の道具のように使われている方はどうぞご利用下さい。

 周辺機器では、Palmシリーズのクレードルを持ち運べるようにした折りたたみクレードルPDA Cradle PROも登場しています。30J用とc3用との2種類がありますが、特にc3用は、標準のクレードルと比べて、その小ささや軽さという点で、抜群の使い勝手を誇ります。なお、c3用のACアダプタを使えば、充電までもが可能です。折りたたんでバッグの隅に忍ばせておけば、シリアル経由での高速なHotSyncがいつでも行なえるわけです。

 アクセサリでは、Visorとc3系のPalmシリーズで使えるすたぼQの新バージョンの登場が話題となりました。一風変わったスタイラスが欲しい方や、目立ちがり屋さんには、きっとその出来に満足することでしょう。

〇TRGproの紹介
http://muchy.com/review/trgpro.html
〇CFBackupの紹介
http://muchy.com/review/cfbackup.html
〇CFproの紹介
http://muchy.com/review/cfpro.html
〇FlashProの紹介
http://muchy.com/review/flashpro.html
〇WPM-8Mの紹介
http://muchy.com/review/wpm8m.html
〇PDA Cradle PROの紹介
http://muchy.com/review/pdacradlepro.html
〇StaboQの紹介
http://muchy.com/review/staboq.html

■ 総括

 今月は、MacExpo(幕張メッセ)が終わった後、幕張2KというPalm関連イベントが霞ヶ関(東京)で開かれ、メーカー、販売店、そしてユーザーを巻き込んだ一大イベントとなりました。今年のPalm市場の発展を象徴するかのイベントの盛り上がりぶりに、一ユーザーとして大いに楽しませていただきました。スタッフの方々のご尽力にこの場を借りて感謝いたします。

 さて、カラーPalmの登場が噂される中、今年はどういった形でPalm市場が盛り上がっていくのでしょうか。また、日本市場においては携帯電話という圧倒的に大きな市場がありますが、そこへどういった形でPalmシリーズが食い込んでいくのでしょうか。今後も目を離せない状況が続きそうですね!。

 MacExpoでは、いろんなネタを仕入れてきましたので、Muchy's Palmware Review!にて順次ご紹介させていただきます。どうぞお楽しみに!

〇「幕張2K」イベントのホームページ
http://michieru.com/maku2k/index.html

(牟田嘉寿)
2000/02/24


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