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■オリジナルグッズ作りの楽しさ
気に入るものが見つからないなら自分で作ってしまおう、そう思うと、一昔前は結構面倒な作業を伴っていました。
パソコンもインターネットも一般的ではなかった10年ぐらい前、世の中では家庭でできる「プリント」と言えば年に一回、年賀状に使うあの“簡易印刷機”のこと。うちにももちろんありました。なぜか布に転写できるオプションもあったので、かなり複雑で面倒な作業だったものの、いろいろとオリジナルグッズを作って楽しんでいました。
が、しかし、この頃の簡易印刷機のクオリティでは写真の印刷はまず無理で、イラストや文字しか印刷できませんでした。写真をTシャツやマグカップなどの紙以外にプリントするサービスもあるにはありましたが、珍しい上に高額な、使いにくいサービスだったわけです。
時代は流れてパソコンと高性能のカラープリンターが普及した今。年賀状はもちろんのこと、デジカメの画像を家庭用のプリンターで簡単に“現像”プリントできるようにもなりました。オリジナルグッズもプリンタを使って簡単にいろいろなものが作れるようになっています。
ただし、やはりまだ家庭用プリンターではDPEショップにある業務用レーザープリンターのクオリティや耐久性にはかないません。
第1回でご紹介された通り、これについては、従来の銀塩プリントのクオリティでデジカメ画像をプリントできるサービスがあります。
OSがWindows XPなら操作もごく簡単です。「マイ ピクチャ」フォルダを開くと、左側に可能な操作が列挙されるので、「画像のタスク」から「オンラインでプリントを注文する」を選択してウィザードに答えるだけで、簡単にプリントの注文が行えます。
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| ▲マイピクチャで「オンラインでプリントを注文する」を選択 |
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| ▲「Print@FUJICOLOR」を選んで高品質のプリントを注文 |
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また、マイ ピクチャから利用できる「MSNフォト アルバム プリントサービス（Print@FUJICOLOR）」の他にも、ホームページで提供されているサービス「FUJICOLOR
プリントおとどけ便」を別途利用すれば、デジカメ画像のプリントだけでなく、以前は難しかったフォトグッズの作成サービスも、簡単に利用できるようになりました。
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| ▲デジカメプリントだけでなくフォトグッズも作成できる |
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| ▲プリントする画像をアップロード |
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■フォトグッズを作ってみよう！！
家庭用のプリンターで簡単にグッズが作れるようになったのは本当に便利ですが、片っ端から試しているといろいろなことに気が付きます。基本的にはデジカメプリントと同じで、そのクオリティと耐久性に、やはり“差”があるのです。
家庭用のカラープリンターで作るオリジナルグッズは、その手軽さは抜群なのですが、中には耐久性が低く、簡単にはがれてしまったり、印刷面が薄くなってしまうものもあります。グッズ作りは、作れば作るほど「もっといいものを作りたい」と思うため、その“差”が気になるようになってきます。
オリジナルグッズが作りたくなる理由は人によってさまざまですが、私の場合は「ペット」や「プレゼント」が多く、これが「プレゼント」なら、なおさら“差”が気になります。また、お子さん向けの作品や、結婚式など記念日のグッズなど、耐久性やクオリティが気になるフォトグッズは多くあります。
そんなとき、さきほどご紹介した「FUJICOLOR プリントおとどけ便」なら、簡単にフォトグッズが作れます。その手順を見てみましょう。
まず、フォトグッズに使う素材作りからですが、もちろん撮りためた写真の中から気に入ったものを選んでもかまいません。もしフォトグッズ用に写真を撮るのであれば、撮影の時にいくつかポイントがあります。
「FUJICOLOR プリントおとどけ便」のホームページで、作りたいフォトグッズの詳細をチェックしてみてください。ここにある「品質推奨画像サイズ」で推奨されるピクセル数を、「画像の有効エリアについて」でタテヨコ比を確認してください。タテヨコ比が違う場合、画像のタテヨコ比にあわせてプリント面が狭くなるものと、画像の一部が使われるものがありますので、各ページで確認してください。
この推奨画像サイズとタテヨコ比は作成するフォトグッズの種類ごとに違うので、それぞれ確認する必要があります。
フォトグッズにすると案外背景が気になることが多いので、実際に撮影するときは、なるべくすっきりした背景にして撮影すると、あとの画像処理が楽になります。トリミングする場合のことを考えて、デジタルカメラの解像度は高めに設定しておくと安心です。
また、ペットを撮影するときは、猫も犬もじっとしていないので、デジカメのスポーツモードなどを使って撮影するのがおすすめです。
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| ▲「品質推奨画像サイズ」で解像度が足りているかチェック |
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| ▲画像のタテヨコ比をチェック |
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| ▲ペットを撮る時は、背景をシンプルに |
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| ▲付属のUSBケーブルでデジカメをパソコンに接続 |
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●FinePix F410
http://www.finepix.com/lineup/f410/index.html
画素数 ：310万画素
記録画素数2,816×2,120（600万画素）
撮影素子 ：1/2.7型 スーパーCCDハニカム HR、原色フィルター採用
レンズ ：3倍ズームレンズ
焦点距離：f＝5.7mm～17.1mm（35mmカメラ換算：38mm～114mm相当）
記録メディア：xDピクチャーカード（16MB付属）
本体外寸 ：(幅)85.0mm×（高さ）69.4mm×（奥行き）27.5mm（突起部含まず）
本体質量 ：約165g
メーカー希望小売価格：64,800円
■加工の方法と注文時の流れ
撮影した画像をトリミング（一部を切り抜き）したり、ゴミを消したい場合は、WindowsXPの「ペイント」などの画像処理ソフトを利用して加工するとよいでしょう。
また、色補正については、極端な補正でなければ、プリント前に自動的に最適な明るさに調整されるので、それほど気にする必要はありません。
さて、フォトグッズの種類を決め、画像の用意ができたらさっそく注文です。「FUJICOLOR プリントおとどけ便」のホームページを開き、まだユーザー登録をされていない方は、「ユーザー登録」へ進みます。デジカメプリントをご利用になったことがある方は、もちろん同じIDで利用できます。
ユーザー登録が完了すると、すぐに登録したメールアドレスにIDとパスワードが送られてきますので、以下の手順で作業を進めてください。
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| ▲「フォトグッズ」の「ご注文へ」ボタンをクリック |
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| ▲「参照」ボタンで画像を指定し、指定が終わったら「アップロードする」ボタンをクリック |
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| ▲「数量を指定する」ボタンをクリック |
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| ▲「注文枚数をクリアする」ボタンをクリックし、「続けてフォトグッズも注文する」ボタンをクリック |
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キャラクターを指定できるマグネットやシールの場合は、数量指定の画面で写真とキャラクターのフレームを合成するため、「キャラ」ボタンをクリックします。キャラクター指定が終わったら、次のステップに進みます。
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| ▲画像の上を指定し、作りたいフォトグッズの「商品名」の行に数量を入力。「注文確認ページへ進む」ボタンをクリック |
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| ▲IDとパスワードを入力して「ログインする」ボタンをクリック |
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プレゼントなどで、請求先と送付先が違う場合は、支払い方法にクレジットカードを選び、送付先を直接指定すればOKです。
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| ▲支払い方法や、配送方法を選択し、「続ける」ボタンをクリック |
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| ▲届け先を指定し、「続ける」ボタンをクリック |
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| ▲注文内容を最終確認して、「注文を確定する」ボタンをクリック |
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| ▲注文番号が表示されて無事終了 |
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■届いた商品に満足！！
注文してから5日目。宅配便で待ちに待ったフォトグッズが届きました！
旧来の通販のサービスでは早くても二週間、一カ月かかることもしばしばだったのに、中三日で届く速さは本当にスゴイ！
今回は、知り合いへのプレゼント用に子どもの写真で作ったフォトグッズと、ペットのフォトグッズを作成しました。
●タペストリー
自宅のプリンタでは無理な大判サイズのタペストリーは、布に印刷していることで油絵のような雰囲気に。
●マグカップ
普段使いにもしっかり使える耐久性と、きれいなプリント。これはやっぱり家庭ではできないクオリティ。
●マグネット
内側はマグネットとして使え、外側のフレームは別に写真立てとしても使えるスグレもの。プーさんのフレームが、やっぱりかわいい。
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| ▲5日ほどで宅配便でまとめて届く |
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| ▲タペストリー 1,780円 |
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| ▲マグカップ 2,000円 |
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| ▲マグネット 500円 |
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●フォトフレーム
とてもしっかりしたプロ仕様のフォトフレームと、キャビネ判にプリントされた写真がセットで届く。
●マウスパッド
薄型でソフトタイプのマウスパッド。使ってしまうのがもったいなく感じるほど。
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| ▲フォトフレーム 1,600円 |
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| ▲マウスパッド 980円 |
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他にも、これから活躍の機会が増えるTシャツや、トートバッグ、一工夫されたパズルなど、作成できるフォトグッズは全部で12種類。それぞれのクオリティが予想よりも満足の行くものだったので、つい全種類作ってみたくなる衝動におそわれます……。
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| ▲ミニTシャツ 1.080円 |
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| ▲トートバック 1,980円/プチトート 1,480円 |
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| ▲パズル 1,900円 |
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| ▲カレンダー 700円 /シール16面 300円/シール4面 300円 |
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さっそく、子どもの写真で作ったプレゼントを知り合いに渡したところ、想像以上に大感激され、期待以上の反応が帰ってきて、オリジナルグッズの強さを実感しました。
それに、マウスパッドを見た家族から「飼い猫の写真でも作って！」と発注が。その上今なら「フジカラープリントおとどけ便」ではキャンペーンも開催中。となれば、このキャンペーン中にもう一度、注文しておかなくては。
以前は、写真を紙以外にプリントすること自体難しかったのに、いつの間にかこんなに簡単にフォトグッズが作れるようになって、オリジナルグッズ好きとしては嬉しい限りです。ぜひ一度、お気に入りのペットの写真で、かわいい盛りのお子さんの写真で、フォトグッズ作りの楽しさを体験してみてください。きっと、クセになりますよ！
■ FUJICOLOR プリントおとどけ便 ＜NEW オープン＞-----お楽しみグッズもできるよっ！
http://www.fujicolorservice.com/fujicolor/
■ ＭＳＮフォトアルバム -----オンラインストレージ機能もあるよ！
http://photos.msn.co.jp/
■ 富士フイルム FDiサービス -----お店で受け取りたいならココ！
http://www.fujifilm.co.jp/fdi/
・ FUJICOLOR ネットサービス -----今すぐオンラインプリント注文するならこちら！
http://www.fdinet.fujifilm.co.jp/
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荒田淳子
1973年東京都出身。パソコン雑誌・書籍の編集を経て、現在はフリー。
書籍編集や企画のほか、各種アプリケーションなどの解説を執筆。 |
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