会見にはごくシンプルなファッションで現れた彼女だが、普段のファッションもどうやらそれほど変わりないようだ。
「私のファッション・ポリシーは実用性。仕事が女優だからいろいろなコスチュームを着られるチャンスがありますね、女性らしいものとか。でも普段はTシャツにパンツといったスタイル。すごくシンプルで色も黒中心。グレーや白がちょっとあるくらい。かなりベーシックでミリタリーファッションみたいよ(笑)」。

  最後に、世界的人気を誇るゲーム『トゥームレイダー』のヒロイン、ララ・クロフトを演じることへのプレッシャーについて、撮影の中のエピソードについてこのように話してくれた。
「確かにプレッシャーはありました。私はこの役を引き受けた時に、実はこのキャラクターがこれほど人気があるとは知らなかったんです。もし知ってたら、たぶんすごく怖かったでしょうね。観客がララへの先入観をすでに持っているわけですからそれを傷つけないように、というプレッシャーはすごくありました。また、 毎回ハードなアクションをするので、くるぶしの筋を違えるという怪我もしましたね。数日、松葉杖をつかなきゃいけなかったんですが、ララが杖をついているというのはイメージ的に良くないから、クルーの前に出ちゃいけないと言われたりして。大変といえば、氷原のシーンで犬が絡む場面がありますが、とにかくすごく寒かったし、犬が言うことを聞いてくれないしで一番辛い思いをしました。それが思い出です」。

 俳優、脚本家、そして監督でもあるご主人のビリー・ボブ・ソーントンとは「自分たちが演じるキャラクターの話、ストーリーの話、クリエイティブな事に関してはディスカッションをします。でも、何を演じるかについてはそれぞれの好み、自由ですから束縛するようなことはしません。自分が好きなものをお互いにやるということです」と互いを尊重し合った良い関係であると語るジョリー。今回もご主人同伴で来日し、会見同日の夜に行われた『トゥームレイダー』スーパープレミアでは、相変わらず夫婦円満の様子をしっかり見せつけてくれた。魅力の秘訣は「夫よ」と語る時の、ジョリーのはにかんだ笑顔は、これまで一般的だった強くてエキセントリックな女性というイメージを払拭するほどチャーミングだったことは言うまでもない。


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