シャープ、デジタルカメラ搭載のハンドヘルドPC

　シャープがWindows CE搭載の中型ハンドヘルドPC「テリオスHC-VJ1C」を3月10日発売する。価格はオープンプライスだが、実売価格は148,000円程度になる見込み。

　HC-VJ1Cは800×480ドット、65,536色表示可能な7.1型TFTワイド液晶を搭載するCEマシン。従来のテリオスは「オプトポイント」と呼ばれる独自のポインティングデバイスが採用されていたが、HC-VJ1Cではタッチパネル方式に変更されている。

　また、35万画素のデジタルカメラ（C-MOS）も装備しており、MPEG-4フォーマットで動画を撮影することが可能。さらに、ディスプレイ部分は本体底面まで開くことができるようになっており、キーボード部分にカバーを装着し、ペンPCとして利用することもできる。

　大きさが213×140×28.3mm（幅×奥行き×高さ）、重さが860g（バッテリー含む）とNECのモバイルギアや日立のペルソナとほぼ同等。従来のテリオスと同じように、本体を開かずにメールやスケジュールをチェックしたり、MP3フォーマットの音楽を楽しんだりできるリモコン付きヘッドホンも付属する。

　このほか、Type2のPCカードスロット、Type2のCFスロット、USBインターフェイス、56kbpsのアナログモデム、IrDAポート、携帯電話接続インターフェイス、シリアルポートも装備している。

　Sharp Space Townの地図サービス「モバイルマップ」に対応した地図検索ソフトや、最長1分のビデオメールが送信できる「1分ビデオメール」、ホームページ作成ソフトなどのソフトも付属。OSにはWindows CE 2.11が採用されている。

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（湯野 康隆）