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1999/12/13 17:40

[Internet World Japan '99]コンファレンスレポート
ケータイが開拓するパーソナルコンテンツ市場


 Internet World Japan'99の最終日にあたる11日、iモード生みの親であるNTTドコモ 榎啓一氏による有料講演「ケータイ電話コンテンツが開拓する巨大なパーソナルカルチャ市場」が開催された。

 榎氏はPCに比べて身近で手軽、市場規模も7千から8千万となることが予測されるケータイを、一般消費者向けの「デジタル情報のコンビニにしたい」と語った。ケータイ市場は近い将来、飽和状態に達してユーザー数の伸びが緩くなることが予測される。これに対し、榎氏が部長を務めるゲートウェイビジネス事業部では、コンテンツを拡充しコンテンツ契約による売上増により、ケータイ市場はさらなる成長を遂げる、という戦略を示した。このほか、ドコモとしては、1億頭といわれるペットにケータイ・PHS端末をつけて迷子になることを防ぐなどの用途も開拓するという。

 また同氏は、iモードではCompact HTMLを採用しており既存のHTMLページからのコンテンツの移植が容易であること、またJフォンの採用しているMMLはほぼHTML互換であり、Jフォンとiモード機ではコンテンツを共有できることを説明。両者を合わせるとケータイ向けコンテンツの8割ほどを占め、IDOおよびDDIセルラーのHDML対応コンテンツの約2割よりはるかに多いことを示した。

 iモード機は1週あたり10~13万台のペースで順調に伸びており、12月9日までの契約数は278万2000台。iモード用サイトはドコモのメニューに入っている275サイトのほか、一般サイトも3,297と、契約数の伸びに連動して増加している。

 iモードの今後の展開としては、すでに対応機種が販売開始されたカラー化を手始めに、イントラネットへの対応、Java対応、動画対応などを進めていくとした。すでに展示会などに出展ずみのJava対応については来春に仕様を固めて公開し、2000年中の商用化を目指す。Java対応により、携帯電話にソフトのダウンロードが可能になり、ゲームやネットワーククライアント、セキュリティ、電子ウォレットなど、さまざまなソフトを利用できるようになる、と榎氏は具体的なJavaの用途を紹介。動画などのリッチコンテンツについては、IMT2000の導入に合わせ、対応を進めると述べた。その際には、iモードでHTMLをベースとしたCompact HTMLを採用して成功したように、インターネット標準(HTML/HTTP)に沿ったものであることが必須であると強調。コンテンツの充実がさらなる普及の鍵になるという認識をあらためて示した。

Java対応iモードのコンセプト iモードの発展戦略

◎関連URL
NTTドコモのホームページ
http://www.nttdocomo.co.jp/
iモードサービス情報ページ
http://www.nttdocomo.co.jp/i/home.html

NTTドコモのiモード用メニューページ
http://www.nttdocomo.co.jp/imode/

(工藤ひろえ)



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