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1999/12/01 20:54

[PalmSource] 展示会場レポート

 PalmSourceでは、Conferenceとともに展示会場に出展が行なわれた。ここでは、その中から、新製品関連を中心にレポートを行なう。


●カシオ

 カシオブースでは、国内でも発売されているFreedioシリーズ(プリンタ、スキャナ)とPalmシリーズと連携する腕時計(PC Unite)を展示。この腕時計は、IrDAインターフェイスを持ち、Palmシリーズとデータ転送が可能になっているものだとか。米国で100ドル程度で販売するとのことだ。同社は、PCクロスという名称で、PCとデータ交換が行なえる腕時計を販売しているが、これについては、いまのところ国内販売の予定はないとか。

 PC Uniteは操作キー部分が意外にユニーク。右下にあるまるい部分はエンターキー(写真 1)。IrDAの発光受光部は、本体上部にある(<写真 2)。これを使ってノートパソコンやPalmシリーズからのデータを受信できる。PCはともかく、携帯性に優れたPalmシリーズの場合、わざわざ時計に転送してまで情報を見なくてもという気もするが……

PC Unite PC Uniteの赤外線受光部


●KDD研究所

 複数の図形情報を重ね合わせて表示可能なJaMaPS。インターネット内のさまざまな場所にあるグラフィックファイルを重ね合わせて1つのグラフィックとして表示が可能。たとえば、地図の上に別のサイトにある道順情報やショップ情報などを重ねて、表示することができるという。Palm用には、そのブラウザ部分が移植されている。このほか、PFUのJava端末「BossaNova」や、Windowsなどにもブラウザが移植されている。

Palmの場合は、Javaではなくネイティブで動いている PFUのJava端末、BossaNova

KDD研究所のホームページ
http://www.lab.kdd.co.jp/
BossaNova製品情報(PFU)
http://www.pfu.co.jp/BossaNova/


●Sun Microsystems

 Palmシリーズなど、ハンドヘルド機器用のJava実行環境kvmを出展。会場で、kvmのダウンロードサービスも行なっていた。kvmは、「キロバイト(kbytes)サイズのjava Virtual Machine」を意味する。Java Virtual Machineは、Java仮想コードを実行するインタプリタである。通常のデスクトップマシンとは、ライブラリ(Javaでいうクラス)が違うのみで、Java仮想コードは同じものになっている。現在β版として配布が行なわれており、製品化された後は、ハードメーカーなどにライセンスされることになるという。

ハンドヘルド用java Virtual Machine、kvm 会場ではダウンロードも行なっていた

kvm製品情報
http://www.sun.co.jp/java/software/kvm/kvm.html


●オリンパスシンボル

 米国Symbol Technology社は、早くからPalmOSをライセンスし、レーザーバーコードスキャナと組み合わせた製品を販売している。もっとも、企業向けの製品なので、一般向けの店頭販売などは行なわれていない。会場には、Palm IIIベースのSTP1500と、防塵、防滴構造のSTP1700が展示されていた。STP1700には、無線LANを内蔵したSTP1740という機種もあり、こちらは来年春にリリース予定だとか。

 STP1700だが、ごついものの、専用のリチウムイオン電池搭載で、ヘビーデューティ仕様。むき出して首から下げて持ち歩いても心配がなさそうで、結構物欲を刺激するタイプ(基本的には流通業界向けらしい。すごーく欲しい)。

防塵、防滴構造のSTP1700 Palm IIIベースのSTP1500

オリンパスシンボルのホームページ
http://www.symboljapan.co.jp/


● TRG

 日本でもPalm用メモリカードで有名なTRG社のCFカードスロット付きマシンTRGPro。外観からPalm IIIxがベースと思われる。Palm IIIxが持つ内部スロットを省略する代わりに、本体上部にCFカードスロットが配置されている。CFスロットのカバーは取り外し可能で、GPSカードなど、飛び出した部分を持つCFカードも利用可能になっている。CFメモリカードとI/Oカードに対応しており、外部記憶やバックアップ用にCFメモリカードが使えるほか、CFカードモデムなども接続でき、TRGでシリアルインターフェース用ドライバを用意するとか。

 目の前で、付属のメモリカード用ツールを見せてもらったが、ちゃんとデジタルカメラのCFカードを読み込んでファイル名が表示できていた。これでJpegビューアーなどが付けば、Palmもデジカメのブラウザツールとして利用できる。

TRGPro GPSカードなど、飛び出した部分を持つCFカードも利用可能


 このほか、日本アイ・ビー・エムからは、Palm/Pilot上で動くデータベースエンジンDB2 Everywhareβ版や、先日発表されたばかりのHappy Hacking Cradle(PFU)なども展示されていた。

(塩田紳ニ)



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