ぼくらの自由研究室

ペット専用のコタツは快適すぎて、犬にとって天国らしい

コタツが好きなのは人もペットも変わらない!

『雪やこんこ あられやこんこ♪』の歌でお馴染みの「犬はよろこび庭かけまわり、猫はコタツで丸くなる」というフレーズは、犬を飼っている人なら、まったく期待外れなのはご存知のとおりだ(笑)

なんだい? 俺のコタツ城に何か用かい? ご主人

だいたいコタツの魅惑に勝てる動物なんてこの世に存在するわけもなく、犬だって人間だってヌクヌクしていたい! しかも小型犬だとコタツの中にスッポリ入って、ヤツらは爆睡!(笑)

「飯だぞー」「散歩だぞー」と声をかければ、眠そうな目をしながら渋々とコタツから出てくるのが、一般家庭の日常だろう。しかも「風呂入るぞ!」「毛玉切るぞ!」「耳掃除するぞ!」と嫌いなワードが含まれていると、わが家の場合は、コタツに逃げ込んでテコでも出てこない始末。

そんなコタツ大好き&ろう城派のワンコたちにオススメしたいのが、ペット専用コタツ。

遠赤ヒーター付きサイドテーブル。簡単に言うとペット専用コタツ

カラーボックスの板のように中空の安い板ではなく、中が詰まった質の高い木材を使っているので、非常に頑丈。大事に使えば10年以上は長持ちしそうだ。

到着時は天板と2枚の足に分かれているが、付属のねじとねじ回しで、工作に慣れていない人でも簡単に組み立てられるはず。難度は2段のカラーボックスと大差なく(ちょっと重い)、おそらく30分もあれば完成するだろう。工作が得意なら5~10分でOK。

L字のねじ回しなので、ドライバーよりシッカリ止められるし簡単
テレビの前に置いて晩酌するのにちょうどいいサイズ。非常に頑丈で人が座ってもビクともしない

大きさは天板のサイズがちょうど新聞1面ぐらいのサイズ。ペット用コタツだが、ちょっとした読み書きをしたり、晩酌をするのに最高に都合がいい。

天板には非常に薄い温感ヒーターが取り付けられていて、テーブルの下が暖まるというわけだ。コード類はワンコたちが噛んでイタズラできないように、プラスチックチューブで保護されているから安心。

スイッチは電源ON・OFFとヒーターの強弱を替える2つのスイッチが付いている。コタツ本体のヒーターは、昔のように赤く光らないタイプだが、電源スイッチが光るのでスイッチの状態もひと目でわかって便利だ。

薄い温感ヒーターで熱くなく安全。しかも薄型なので、机の下は広々としている
左の黒いスイッチが強弱。右の赤いスイッチが電源を入れると光る電源スイッチ

さっそくスイッチをONにしてみたが、人にとってはかなり「ぬるい」コタツで、足の寒さをしのぐには使えそうにない。あくまでも、ペットが長時間あたっていても安全な温度になっているようだ。そこで、少し寒い廊下に置いて温度を調べてみた。

気温は12℃ほどの廊下で温度を測ってみた。一応説明書には30℃程度とあったが、そこまで熱くならないようだ
温度計を床に置いて測った場合は、だいたい17~18℃で一定していた。床から20cmほど(定吉が寝転んだ背中あたり)では19℃で一定

調べたのはヒーターを「強」にしたときの温度なので、弱にすると少し寒いぐらいかもしれない。なので使用する際には、ワンコたち用のベッドなどをコタツの下に入れてあげるのがオススメだ。

なお、消費電力は100W程度なので、部屋の照明をつけている程度と考えるといいだろう。それほど電力は食わない。

コタツの下にふかふかのベッドを入れてみた。これで寒い冬も快適なはず

最初は慣れないコタツに警戒していたが、お気に入りのベッドが敷いてあるというのも手伝って、スッポリ収まっていた。人にとってはぬるいコタツでも、定吉にとっては超快適らしく、あくびの連続(笑)

一度快適さを覚えると、しきりにコタツに入っては昼寝をしていた。それはそれは気持ちよさそうに……。

最初はちょっと警戒していたが、大好きなベッドに誘われコタツの中に
ご主人! コレいいかも!?
はぁ~。なんか暖かくて眠いぞ!
なんか目が……。目が……。重い……。おいら

よく考えてみると人間のコタツに入ってるときは、スイッチが入ってると出たり入ったりしていた。あれはワンコにとって暑すぎるのだろう。よく考えるとコタツで爆睡しているのは、スイッチを切っているときだった!

ということで、このペット用コタツは、最初は少し怖がるかもしれないが、大好きな毛布やベッドをコタツの中に入れてあげれば、すぐに慣れてくれるはず。そして一度味を占めると、コタツがハウス化する。

最近はちょっと留守にすると、定吉はコタツに納まっている(笑)
相当に気持ちいいらしく、いつもこんな表情だ

本格的な冬を迎え、長時間ワンコたちに留守番させる場合など、このコタツをつけておけば、寂しさも少しまぎれるだろう。つーか、ご主人のことを忘れて爆睡間違いない!

※この記事はペトハピの記事(2015年12月25日掲載)を転載したものです。

ペトハピ

2015年4月にImpress Watch ペット特集としてスタート。同年10月に「ペトハピ」創刊。2017年5月にインプレスから独立し、ペトハピ株式会社として運営中。ペットとオーナーが、どのように共生し、お互いに幸せになっていくかを提案するWebメディア。

https://pet-happy.jp/

藤山 哲人