VR Watch

HoloLensで建築図面を現実世界に重畳。インフォマティクスが公開設営デモを実施

Microsoftの「HoloLens」活用が有望視される分野が「建築」です。すでに現場で活用できるレベルのソリューションが登場していますが、株式会社インフォマティクスが提供するアプリケーション「GyroEye Holo」もそのひとつ。

今回、7月19日から21日まで東京ビッグサイトで実施中の「メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2017」の出展ブースを実際にGyroEye Holoを用いて設営するというデモが行われました。

Microsoft HoloLens

建築図面を現実に重ね合わせながら作業

GyroEye Holoは実寸の建築図面やBIM(建築物の3次元モデル)をHoloLens上に表示し、現実世界に重畳しながら作業が可能なアプリケーション。これによって作業時の目安や補助にしたり、作業後の検証などを行えます。

デモでは、1日目の17日にブースの壁等の設営、2日目の18日にはパネル貼りなどが行われました。

現実世界に図面を重ねている様子
最初に位置合わせをするためのマーカー
HoloLensを装着。ヘルメットはやや被りづらそう?
パネル貼り作業の様子

現実世界に図面などを重畳するソリューションとしては、カメラからの映像とCGを合成するVR/ARタイプのものもありますが、カメラの画質や表示遅延などが問題となります。HoloLensの場合は「肉眼で見る光景の上にCGを重ねられ」るため、HoloLensを装着したままでの作業もほぼ問題なく行えるところがメリットとなります。また、外部のPCやバッテリー等を必要とせずスタンドアローンで利用できるのもポイントです。