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24時間365日VRを楽しめるネットカフェ!「自遊空間NEXT 蒲田西口店」がオープン

2016年7月22日、インターネットカフェ「自遊空間 」ブランドの新店で、多数のVRシステムを常設で導入する「スペースクリエイト自遊空間NEXT 蒲田西口店」がオープンした。自遊空間を運営する株式会社ランシステムは「日本最大級の常設型VR体験空間」と謳っている。

自遊空間ではすでに「VR THEATER」と提携し全国6店舗でGear VRの体験サービスを実施していたが、今回の店舗はHTC Viveなどハイエンドのシステムや、体感型シートの導入など、設備をいっそう充実させている。

スペースクリエイト自遊空間NEXT 蒲田西口店

HTC VIveなど全40台を常設。体感型シートも設置

同店では全40台のVR機器を用意。サムスンの「Gear VR」、「HTC Vive」、そしてメガハウスから8月下旬に発売予定の「BotsNew VR」が先行導入されている。各VRシステムを設置した防音の完全個室を用意するほか、VR体験専用ルームも用意される。

Gear VR設置の個室
HTC Vive設置の個室

VR体験専用ルーム「VR STUDIO」は、HTC Viveのルームスケールが体験できる「VRスタジオ1」、体感型筐体「SIMVR(シンバ)」とHTC Viveを組み合わせた「VRスタジオ2」、ボディソニックチェアとGear VRを組み合わせた「VRスタジオ3」の3つが用意される。

HTC Viveをルームスケールで楽しめる「VRスタジオ1」。12時~21時のあいだはオペレーターが常駐し、プレイのサポートをしてもらえる

SIMVRは株式会社しのびや.comが開発するシート型体感筐体で、振動つきの4軸モーションシートとコントローラーが一体化したもの。今回、同店にて初導入された。当初のコンテンツとしては、株式会社積木製作によるVRシューティングゲームが「BLAST×BLAST」がプレイできる。

体感シート「SIMVR」を体験できる「VRスタジオ2」
SIMVRでプレイできる「BLAST×BLAST」
「VRスタジオ3」ではGear VRで再生する動画の音響に合わせて振動するボディソニックチェアを体験

VR動画コンテンツとしては、360度動画サービス「360CHANNEL」のほか、映像メーカーから直接提供を受けたアダルト向け動画も数タイトル用意される。また、すでに全国6店舗で展開中のVR THEATERのコンテンツ「進撃の巨人展 360°体感シアター “哮”」や「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」も楽しめる。

利用料金については、VR機器が常備された完全個室は1時間750円、延長10分あたり120円、3時間パックで1,500円。8月31日まではキャンペーン価格として、1時間500円、延長10分あたり80円、3時間パックで1000円となる。また、7月31日までは最初の1時間が無料となる。VR体験専用ルーム「VRスタジオ」の利用は、通常ブース/完全個室の利用者なら30分300円。VRスタジオのみの利用も可能で、その場合は30分1000円となる(いずれも税込)。

24時間365日、いつでもVRを楽しめる

同店の狙いは「ユーザーがVRをいつでも楽しめる場をつくる」こと。24時間営業のインターネットカフェにVRシステムを常設することにより、ユーザーの体験機会を増やし、これまでVRを体験したことがなかった層にも幅広く訴求していく。

また、ハードウェアメーカーやコンテンツ制作サイドにとってのショーケース的な意味合いもあり、製品やコンテンツに対するフィードバックを広く一般から得ることが期待される。実際、体感型シートのSIMVRについては、初の導入となる同店にて耐久性などをテストする狙いもあるとのこと。メガハウスのVRグラス「BotsNew VR」についても同様で、製品発売前に同店にて先行導入し、フィードバックを得る目的があるとみられる。

メガハウスのVRヘッドセット「BotsNew VR」も体験可能。ヘッドセットの前にかざすことでコントローラーになるARマーカーが特長で、専用のゲームコンテンツも用意される

「いつでも」VRを体験可能なことに加え、SIMVRなど現状ここでしか体験できない設備もあるのが魅力の同店。興味があればぜひ足を運んでみてほしい。