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2000年の国内デジカメ市場、2.2倍増の297万台に~コンピュータ・ニュース社

  2000年1-12月の国内デジタルカメラ市場規模は、前年比2・2倍増の297万8,000台に上った。コンピュータ・ニュース社が東名阪の販売店565店舗からのデータをとりまとめたもので、さらに2001年は前年比80%増の536万台に達する、との見通しも発表した。

  調査は大手パソコン販売会社13社による販売店からの日次販売データを毎日集めて、集計した。

  それによると2000年は“高性能コンパクト”と“超低価格”に二極化したものの、iモードやPlayStationなどパソコン以外のハードウェアと連携するものが目立ち、顧客層をさらに拡大。前年の2倍以上の販売台数に上った。ただし、低価格機種の売り上げも目立つため、売上高ベースでは前年比2.04倍にとどまった。

  2001年第1四半期(1-3月)も好調を維持しており、見込み台数は前年同期比3倍増の125万3,000台のハイペースで推移しているという。この傾向は今後も続き、2001年のトータルでは売上高ベースでも前年比58.3%増の2,240億円に到達する見通しとなった。

■URL
・コンピュータ・ニュース社
http://computernews.com/
・低価格デジカメが好調、全体の3割に迫る勢い~コンピュータ・ニュース社
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/02/19/doc2030.htm
・高機能と低価格に2極化進むデジカメ~コンピュータ・ニュース社調査
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/22/doc1728.htm

(市川徹)
2001/03/19 10:28