FINANCE Watch
低価格デジカメが好調、全体の3割に迫る勢い~コンピュータ・ニュース社

  低価格デジタルカメラに人気集中―。コンピュータ・ニュース社の調査によるもので、2月第2週にはカシオ計算機(6952)の「LV-10」が売り上げトップに立つなど、10位以内で4機種が1万円を切る低価格モデルで占めた。

  調査は、東名阪の大手パソコン販売会社13社の565店舗からのデータをまとめたもの。特に目立っているLV-10は、2000年11月に発売された廉価モデルで実勢販売価格は9,000円台。12月、1月とベスト3に入っており、2月1週目にはソニー(6758)の「Cyber-shot」や富士写真フイルム(4901)の「FinePix4500」などロングセラー機種を抑えて首位に立った。

  こうした動きはLV-10だけでなく、バンダイ(7967)の「C@Mail-F38」やNHジャパンホールディングスの「Che-ez! Stik」なども好調で、1万円未満のモデルはデジタルカメラ総売上の中で28.7%を占めるに至っている、という。

  コンピュータ・ニュース社では、すでに高機能なデジカメを所有しており、気軽に使える2台目として買っていく、あるいは子供のプレゼントとして、といった需要パターンが目立っていると分析。高機能高価格とリーズナブルプライスの2つの機種による二極化が、今後さらに鮮明になっていくのではとみている。

価格帯別販売構成比率

■URL
・コンピュータ・ニュース社
http://computernews.com/
・高機能と低価格に2極化進むデジカメ~コンピュータ・ニュース社調査
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/22/doc1728.htm

(市川徹)
2001/02/19 10:28