FINANCE Watch
2月中間期の最終赤字250億円~光通信、初の無配へ

  携帯電話販売大手の光通信(9435)は20日、2001年2月中間期(単独決算)の最終損益予想を250億円の赤字(前年同期は43億2,600万円の黒字)、通期(8月期、前期は同62億4,300万円)についても230億5,000万円の赤字に下方修正すると発表した。インターネット関連ベンチャー企業向け不良債権の一括処理や不採算事業からの撤退などで、545億円の特別損失を計上したことなどによる。1996年の株式公開後初めて最終赤字に転落、配当も初の無配となる。

  同社では、自己資本を充実し、財務体質を強化するため100億円程度の第3者増資を計画、その全額を重田康光社長が引き受けるという。増資の実施時期は、中間決算発表後の3月以降になる見通し。

  なお、中間期の連結最終損益も340億円の赤字となる見込み。

■URL
・光通信
http://www.hikari.co.jp/hikari/index.html
・当期利益62億円に~光通信の前期単独
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/10/25/doc816.htm

(沖野宗一)
2001/02/20 18:37